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[思わず目を閉じてしまったから
二人の攻防の多くは瑠衣の目には映らない。
鈍い、鈍い、音が。
生々しいその音と、遅れて漂う血のにおい。
恐る恐る目を開ければ、血に濡れたアズマの頭部が網膜に焼き付く]
あ……、あ…、
[悪い夢でもみているかのようだった。
瞠られた眸が認識したくはない現実を映している]
い、や、ぁぁああっ。
[悲鳴染みた声が漏れる。
口許を覆い、泣きそうな表情のまま
その場に膝をつき、力なく座り込んだ]
ビギナーズラックってな…
躊躇無いな、みぼうさん殺した時もそうだったのか?
[一撃くらいは、報いたって許される、だろう。
彼が人でも。
息が荒い。血が、脳をめぐっている気がする。
うすうす、分かっていた。
この体格差、武器の差、バイトくらいでしか体を鍛えていない自分が、この男に勝つ事は無いだろう。
度胸も、力も、何もかも負けている。]
――――……… あ?
[あつい。
おなかが、あつい。
ゆっくり下を向いたら、なにかが、腹から生えてて、]
なん、……
[膝が震えて、立っていられない。
真っ白になった。目の前に誰が居るのかも分からなくて、何をしていたのかも、……――― 今、自分は何をしていたんだっけ?]
う゛、
[再び、衝撃があった。
ひどい音がした気がして、つめたいなにかに頬が当たる。
腹の”なにか”が、ずぐずぐと引っかかって、己の体を通る鉄に変わる。
なにがおこったんだろう。
ただすごく寒くて、熱いものに触れている気がする。
それはたくさんひろがって、
さむくて、
これがほしくて、腕をうごかそうとして
ゆびさきひとつも動かせなかった。]
―広間―
[何かの音>>24には反応を見せなかった]
……オレは、
[遺体の傍に屈んだ。後ろは振り向かない]
ゲームとは違うし、能力者が出なくたって仕方ねーとは思う。思うけど。
…… じゃあ、村人が生き残りたいって思うのって、そんなにダメっスかね?
そりゃ、アズマっちが何だったかなんて、分からないケド。……本当に狼だったかも知れねーけど。
でも、能力がねーから、能力がある人に出てもらって、どーにか守ってもらいたいって…… そう思うのはいけないコトなんスかね。
ゲームと同じみたいに、能力者の盾になんのが正しいのかな。
(しぬ?)
(おれが?)(なんで?)
(ゲームしようとしただけなのに?)
(生きたいだけなのに)( された)
( させてしまった)
[眼球をめいっぱい動かせば、目の前にkrutの姿が見えた。
震える手に、何かを言おうとして…―――
喉から最後の息が、悲鳴のようにか細い音を立てただけ。*]
[krutさんが出て行こうとして、こっちにくるよ]
あっ……krutさん……
[震えるからだがとまらないよ。
見上げる目がゆれてるの自分でも感じる。
何も声にでない、目がちょっと合ったよ。
それで…本当になにも言葉かけることできなく、ただ見てたよ]
…… なーんて。
[口調は一転、明るく。
けれど表情は、見せない。
出て行こうとする者を止めることもない]
アズマっちの部屋ってドコでしたっけ。
……それとも奥の部屋がいいかな。運んでくるっス。
あ、スープ、オレの分取っておいてね?
[アズマが作ったスープはテーブルの上。
毛布に包んだ遺体を持ち上げようと手を伸ばす**]
─ →井戸 ─
[入口に居る者達に目もくれず、僅かに視線を投げるだけで広間を出た。
右腕を押さえ、俯き加減で廊下を進み、建物の裏へと出るべく台所を目指す。
噴き出て止まらない汗が歩く廊下にぽたぽたと雫を落としていった。
台所へと入り、通用口を抜けて、井戸へ。
水を飲もうと思って来たけれど、井戸の縁に手をかけたところで大きく咳き込んでしまった]
げほっ! ごほごほ!
……─── は、ぁ………。
[ようやく呼吸が落ち着いてきて、それに気が抜けたか井戸に背を預けて地面へと座り込む。
僅かに震え続ける右手を軽く持ち上げて視線を落とすと、は、と息を吐くように、笑った]
[正しさ?>>34正義とかそんなのあるのかな?
わからない、でもそんなもの、今のこの場所にあるのかな?
秩序は…無いとすごい困るけど]
わから……ないよ……
[声、うまく出せないよ震えて小さくなってたから誰かに聞こえたかもわからないよ。
でもね、こんなときでも明るくしていられるアルバさんはやっぱりすごいなって、そう思ったよ]
[きっとこの中では年上なんだから。
しっかりしなきゃだめだと思っていた。
大人の仲間入りしているんだから、と。
なのに、今は、そんな気概も余裕も微塵もなかった。
目の前で命を奪われた者がいる。
第一の犠牲者さえ見ようとはしなかったのに
既に情がわいてしまっていた相手が殺されてしまうのを
ただ、傍で何も出来ずみていることしか出来なかった]
アズマ、くん。
[ぽつ、と名を呼び眉を寄せる。
Pecheが呼ぶを聞き、ゆると其方に顔を向けた。
肩に触れた彼女の手から震えが伝う]
Pecheさん、……。
私、……、何も、出来なかった。
目の前で、あんなことが起こったのに…、何も…っ
[悲鳴を上げた喉が引き攣るを感じながら
思わず吐露するは後悔の念。
カオルの言葉も届いてはいたが
その時は是非を紡ぐ余裕はなかった]
あっ……
[広間に人足りない?他の人はまだ別の場所?
アズマさんの…、ことはアルバさんがつれてくみたいだから]
私、他の人…探してくる。
[何かしなきゃって思った。役に立たなきゃ、動かなきゃって。
だってそうしないと、そうしないといけないって。
誰か一緒に来てくれるならもちろん、一緒に来てもらうよ。だって一人よりずっとずっと安心できるもん]
[死にたくなんか、と。
Pecheの声がよれる気配に一度目を伏せる。
泣くを堪えようと寄せられる柳眉。
すん、と一度鼻を小さくすすった]
Pecheさんも辛いのに、ごめんね。
年上なのに、情けないところ、みせた。
――… 。
[ありがとう、と肩に置かれた彼女の手に一度触れてから
のろ、とした動きで立ち上がる]
アズマくんを運ぶなら、私も、手伝う。
[毛布に包まれたアズマに手を伸ばしたカオルの傍へと歩み
瑠衣もまた、それを支えようと毛布に触れた]
[何も出来なかったというPecheに一度視線を戻して]
私が立ち上がる事が出来たのは、
――…Pecheさんのお蔭、なんだよ。
[ぽつり、小さくそれを伝えた]
アズマくんの部屋が何処か知らないけど、
前はゆうきさんと一緒に寝たんじゃないかな。
[個室に籠もる前の事を思い出しながらカオルに返事をし]
……ん、奥の部屋に運ぶのがいいと思う。
一人きりだと寂しがるかもしれないし。
[ふっと酔ったアズマの姿が思い出されて
泣きそうな笑みが一瞬過ぎる。
それを隠すようにやや伏せられる顔]
じゃ、いこっか。
[カオルに声を掛け、共にアズマを奥の部屋へと運び出す]
[しっかりしなくてはいけない理由。
年上だから、だけではないけれど、其れは口に出来なかった。
よほどの事がない限りは抑止力を維持するために
悟られてはいけない、己の受けもつ役割]
……Pecheさんは一人じゃないよ。
[疑いたくない、もう一人。
情のある彼女に柔い声を向ける。
片付けるためバスタオルを手にしたPecheに頷いて広間を出た]
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