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[そうして広間に向かえば―
口元に血をにじませたkrut。>>30
彼のまとう尋常鳴らざる空気に、気まずいだとか顔を合わせづらいだとかのくだらない一切合切がふきとぶ。
彼から視線を広間の中へ映せば、呆然としている人たち、倒れた誰か、倒れた誰かに毛布をかける彼>>26。]
あ、ああ……。
[声をふるわせながらkrutを見れば、彼はこちらに背を向け移動していた。
そして、気づけば己は、
彼を追いかけていた。]
[何が起こったかなんて嫌でも分かるー
全力で彼の後を追いかける。恐怖でもつれそうになる足が邪魔だ。それでもこの足で追いかけるしかない。
なんてざまだ、なんてざまだ、なんてざまだ!]
―→井戸―
[そうして、追いかけた先。
見えたのは、自身の右手を持ち上げてじっと見つめるkrut。>>36震えているのだろう、きっと。
もれるつぶやき>>37、荒い息。わかってしまう、こんな状況でそんな風になる理由なんか、わかりきってしまう]
……くるくん……。
[小さく、呼びかけた。
彼はこちらを見ただろうか。それを確認もせずに駆け出して、彼の近くに膝をついた。
彼の顔をじっと見た。自分の表情が相手にどう映ってるかなんて考えずにただ口元ににじんでいた赤いものを己のパジャマの袖でごしごしとこすった。]
男前度があがってしまっているよ。はは、はは……
[口から出る冗談、それから、彼を思いっきり抱きしめた。]
[胸に言葉が詰まって、何を言えば良いのか分からない。
そもそも、krutに慰めが必要なのかも知らない。
とにかく力一杯抱きしめながら]
お前は、よくやったよ……。
[これが人狼ゲームなら。
村人だって誰かを殺さなきゃいけない。
だからkrutが悪いんじゃない。
悪いのは―]
ごめんな…………。
私は、能無しだな…………。
[役立たずで、ごめんと。心から思った**]
[片付けが終わるまでに、どれだけの人の出入りがあったか。
一通り、その場が落ち着いたところで、黒と蒼の煙草の小箱をひらりと見せつつ、一服してくる、と広間を離れた]
…………。
[歩き煙草はよろしくない、とわかっているが、廊下に出てすぐ細い煙草に火を点けてくわえて。
誰もいないのを確かめてから、携帯を取り出す。
画面には、新着メールを示すアイコン。
無言で開く]
……ひと、か。
[メールが淡々と伝える事実に、小さく呟いて、また携帯をしまいこむ]
さて、どうしよう。
……白だしCOは、危険ではある、かな。
[灰は狭まるが、情報は少ない。
占い師はまだ出ていないから、もしかしたら守護もつくかも……なんて考えてはみるけれど]
ロジックじゃ、納まらないもんなぁ……。
[ぼやくように言いながら、廊下を歩いて行って。
一本吸い終った所で、ため息ひとつ]
まー、とりあえず一人で悩んで決まらないなら、誰かに相談する、か。
問題は、誰にか、って事だけど……。
[呟いて、また、思案する]
……昔聞いた法則、ここでも有効、かなぁ。
[たどり着いたのは、以前のオフ会で聞いたこと。
カードでは9割狼なのに、オンラインでは9割村側なんだ、という。
どこまで本当なのかと突っ込みたくなるような、話]
ま、外れたら、その時はその時、か。
[動こうが動くまいが、死の危険はある。なら、直感で動こう、と思った。
その辺りは、ガチPL時代のプレイスタイルそのままで]
……えーと。問題は、どこにいるか……。
[でてくる時、広間にはいなかった気がする。
どこにいるだろう。
grungeの事を気遣っていたというから、彼の所にいるかも知れない──そう考えて、奥の部屋へと向かい]
……ん?
[扉の前で感じたのは、違和感。
血のにおいがする。
いや、確かにまた遺体を運んだから、不自然ではないけれど。
それにしては強い気がして]
……はは。
まさか、ねぇ……?
[乾いた声で笑って。
それから、思い切って、扉を開ける。
出迎えたのは、先に訪れた時と同じ──いや、その時よりも濃い、血のにおい]
……ひぅっ……!?
[知らず、声が上がった。
扉を開けてすぐのところに、何か転がっている。
いや、違う。
転がってるんじゃなくて、倒れている?
思考がぐちゃぐちゃになっている。
ナニがそこにあるのか、確かめないといけない。
そう思ったから、ライターを出して、火を点けて。
──点けなきゃよかった、と。
そう、思ったのは……ほんの一瞬のこと]
……ゆゆ、さ……?
[小さな光が照らし出したのは、今、探していた人が床に倒れている姿。
周囲には、色を変えていくみずたまり]
…………っ。
[違うのはわかっているのに、重なった。
『女の子』を放り出した原因の、最後の姿。
……あの時と違って、ついている傷は、ナニかに裂かれたようなそれだけれど]
……や……。
[ぺたり、と座り込む。
ついた手の下で、びしゃ、と音がした。
ヤバイ、状況が似てる、似すぎてる。
頼ろうと思った相手が死んでいるとか、あまりにも、それものすぎて]
や…………。
[かすれた声が零れて、それから]
…………やだあああああああっ!
[出し方を忘れていたはずの悲鳴が、口をついていた。**]
―広間―
そっスね。
[解けた髪は表情を影にする。
唯一見える唇の形は笑うか泣くか、微妙な形]
誰も死にたくない。
オレだってそーだから、……実は同じよーなコト考えてたんスよ。
だって能力者が分からなきゃ、ちゃんと推理すらできねーし。唯一の村人の武器なのに。
……けど、アズマっちがこーなって、言わなくて良かったって、さっきちょっと思っちまった。
ハハッ、オレこんなに薄情だったっけ。
……ま、戯れ言なんで。忘れてください。
[一息吐いて]
ああでも、泣きたかったら泣いていいと思うっスよ。
そーいうのって女のコの特権なんだろうし。
それに、自分が死んだとき誰も泣いてくれねーと寂しいじゃないスか。
[続きは誰に向けたものか]
……あ、じゃ足の方を。
やー、流石に男1人は重いわ。……あ、無理しなくていいスからね。
[手伝いを申し出てくれたルイにはそう言い、自分は頭の方を持つ]
それじゃー奥の個室に行きますか。
アハハ、女性と同室とかアズマっち超羨ましい。
[声だけはあくまで明るく。
片付けが終われば付いた血を流す為、一度風呂場へ向かう**]
薄情とは思わないよ。
誰だって、死ぬのはこわい。殺されるのも、こわい。
[カオルの言葉に小さな声が添えられる。
殺されることも、と考えたところで
殺すのもこわいことの一つだと思い至り苦さが込み上げる。
アズマを手にかけたkrutの姿が脳裏を過ぎるが
ゆると首を振るのみにとどめるはichininoが追うを見たから]
女のコの特権、かぁ。
私は、男のコだって泣きたい時は泣いちゃえばいいと思う。
我慢してためこんで、つらくなるのは
きっと性別なんて関係ないだろうから。
[自分が死んだ時に、と続けられた言葉をきくと
伏せていた双眸をカオルへと向けて]
――…きっと、泣いてしまうよ。
[細部は語らずそう短く伝えた]
足の方ね、分かった。
[頭の方を受け持つカオルの方がきっと負担は大きい。
気遣われているを感じていた]
カオルちゃんも無理しないでね。
[毛布ごしにアズマの存在を感じはするが
覆われているからか生々しさは少しだけ薄れる。
廊下を折れて暫く歩めばmibouの眠る奥の部屋がある。
カオルと共にアズマの躯を部屋の床へと寝かせた。
明るい声音の軽口が聞こえふっと目許が柔く緩む。
靴を履かずに井戸に向かったアズマを追いかけてた先で
アズマとカオルの二人と合流した際の光景が重なるように過ぎり]
mibouさん美人だし――…
二人きりだとアズマくんテレちゃうかもね。
カオルくん、先に戻っててくれる。
私もすぐに、行くから……
― 奥の部屋 ―
[遺体が安置される部屋に残るのは少しだけこわかった。
けれどもう目を逸らしてはいけない。
目の前で命を奪われた彼が人か狼かは知れなかった。
鼓動が止み動かなくなり言葉交わせなくなったことがかなしい。
人懐こい彼の笑みがもう見れないとおもうとさびしい]
アズマ、くん。
[名を呼び頭のある方に行けば膝を折り毛布をそっと捲る。
それと同時に噎せかえるような血の匂いが辺りに漂う。
ぐ、と喉がなりかけるをおさえて
血に濡れた顔と彼の負った傷跡を静かに見詰める]
痛かったよね。こわかったよね。
[返事はないと分かっていても溢れる言葉。
やがて瑠衣の視界は滲み潤みが雫となって頬を伝い落ち
ぽたり、ぽたりとアズマの肌染める血色をとかす]
何も出来なくて、ごめんね。
守れなくて、ごめんね。
[混じる嗚咽と共に溢れる謝罪。
アズマの髪へと手を伸ばし労わるように梳き撫でる]
能力者のこと、言い出すのも、きっと、勇気がいったよね。
[瑠衣が触れられなかった話題。
占い師や霊能者の存在を気にしながらも自ら口にする事を避けていた。
通常の人狼ゲームなら話し合ってしかるべき問題も
今ある条件、状況を考えれば、話しあう事が出来なかった]
一人で寝るのも避けてたくらいなのに
なんで、そういうとこで、頑張っちゃうかな……
[ぽろぽろととめどなく涙が溢れる]
アズマくん、……。
[おきて、と無茶な事を言いそうになるくらい
アズマにいきていてほしかった。
死んでほしくなかった。
失われたことが寂しくて哀しくてジクと心が痛む]
―――…ぅ、……。
[くちびるを噛んで嗚咽を零さぬようにしながら
死者の眠る奥の部屋で瑠衣は一頻り泣いた]
[涙を服の袖で乱暴に拭い、深い息を吐き出す。
さよならは言わなかった。
言えなかった。
アズマの名をもう一度紡ぎ、毛布でそっと包みなおす。
奥の部屋を出ると台所に寄り、水で目許を濯ぎはするが
泣いた名残のような赤みは消しきれない]
― 広間 ―
遅れてごめんね。
[目許隠すように僅かに顔を伏せがちにして戻ると
残っている片付けの手伝いをするため手を動かした。
Pecheが既に動いてくれていたから出来る事は少ない。
血のあとを拭い終わると窓をあけて空気を入れ替える]
………。
[あらかた片付けが終わるとlaurusが動くが見えた。
手元の小箱を見れば納得するように頷き見送る]
[どれだけの時間が経ったかは知れない。
けれど、広間を出たlaurusの悲鳴が届けば
ピクと肩を揺らし広間の出入り口へと顔を向けた]
この、声って、……laurusさん、の ?
[何があったのか。
いやな予感を感じながら
瑠衣は声のした方に向かおうと足を踏み出した**]
[しばらくののち―
Krutと別れ、一人広間へと向かう。
その途中、歯切れ布に……
広間についた頃、まだ、血の臭いは残っていただろうか。
己の酒臭いのとどちらが勝つだろうと思い、頭をふった。頭痛を感じている場合ではない。
目的の人物を見つけると、彼女に向かって話しかけた。**]
るいん。私と話をしてくれないか?
お前の雑感がほしい。
― 広間 ―
[開けた窓から冷たい風が流れてくるのを感じる。
漂う血の匂いが消えたら窓を閉めようと心に留め暖炉を振り返る。
ぬくもりを与えるはずの暖炉が先の惨劇を思い出させて
瑠衣の表情が、また曇ってしまう。
戻ってきたichininoに名を呼ばれると其方に顔を向けて]
――いちにのさん、おかえり。
krutくんは……、いや、なんでもない。
[様子を聞こうとして、言葉半ばで首を振り、やめる]
……ん、話ならいくらでも。
私の、雑感、か。
わかった、じゃあ、……
[何から話そうか、と紡ぎかけた音はlaurusの悲鳴に被る]
[思わず動いた足。
半歩踏み出したところで、ichininoの顔を見る]
ガールズトークは後で構わないかな。
――…アズマくんの死が『処刑』だったとすれば
この悲鳴は、………
[頭を過ぎるのは襲撃のこと。
犠牲がでたのかもしれないと思うのは
守ると決めた相手が傍にいてほかは無防備と知れるから。
誰が居て、誰が居ない。
それを確かめるように広間を見渡してから]
laurusさんが心配だ。
何があったか、確かめてくる。
[急いでいるのか常より早い口調でそういって
話を中断し、悲鳴の聞こえた奥の部屋へと向かう**]
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