[下ろされたままの漆黒の髪。それが新鮮に思えて少しの間見惚れるようにクロエに視線を注いでしまう]――― …ッ、ああ。[笑みを深めた彼女に同意してごまかすように視線外そうとすれば手の事を言うのが聞こえた]昨日広間でね――…カルメンやエーリッヒに話をしたんだ。お伽噺とは縁が薄いみたいでピンとは来なかったみたいだけど。[その時の反応を思い出すように受けた印象を綴る]もう、隠すのは止めたよ。