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ベルナルトが発見してくれ、た…!
ありがとう。
そうそう、ベルナルトとのイベント未回収ふたつもあったんだよね。昨日のうちに料理イベントおこしとけばよかった。
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そういえば、今日もデフォ投票先がヴィクトールです。
なんと言うか、美味しくない(襲撃できない)からって吊る必要は無いと思うんだ。
仲間なんだし。
[冷えた双眸が血色に染まる男を見下ろす。
アナスタシアと同様に無残なものとなった男の肉体。
一目見て死んでいると知れる損傷。
見下ろす男の容姿と瓜二つの其れが動くことはもうない]
覚えてないのは幸いだな。
[犯人の顔も。
痛みも苦しみも。
魂だけとなった男の記憶にはなく]
――――――……。
[何時死んでも仕方ない。
親不孝な己への報いなのだと思ってきた男は
己の死に大して感慨は抱かないのだけれど]
約束、守れなかったな。
[ニキータとの、約束。
ベルナルトとの、約束。
それが心残りなのか死してなおこの場所に囚われる。
不意に扉の開く音がして、男はゆっくりと顔をあげた。
名を呼ぶのはベルナルトで――]
カッコ悪いとこみつかっちまったな。
[軽く肩を竦め、わらう。
ぱさりと音立てて落ちたスケッチブックを見れば
片眉を持ち上げて]
大事なものだろ。
――…、なあ、ベルナルト。
[入り口で呆然とある彼に歩み寄り
足元に落ちたスケッチブックを拾おうと腰を折る。
けれど其れを掴む事は出来ずすり抜けてしまう]
[それからその日は広間を掃除し、アナスタシアがいた部屋の片付けをしたりと時間は過ぎていった。
夜には湯を沸かして身体を拭き、やはり埃臭いままのベッドで睡眠を取る。
気が張り詰めていたのか、その日は夢を見ずにすんだのだけれど]
――?
[鼻を掠める血臭。嫌な予感がしてベッドから降りる。何かの落ちる音がした。
扉を開けると、廊下に立ったままのベルナルトの姿。
その部屋は誰の部屋だったか知らない]
死んだんだから当然か。
[目的を果たせぬまま
スケッチブックの前でしゃがみこんだ]
仕方ないとはいえ
不便だよなぁ。
こんな姿じゃ何も出来ない、か。
[やれやれと肩を竦めて戯けるような仕草をみせる。
そろりとスケッチブックの輪郭を指先がなぞる。
質感感じられぬまま生者にとっては空気のような存在が
小さく溜息をつき、頭を垂れた**]
ベルナルトさん……?
まさか、また――。
[その近くまで歩いていく。近づけば血臭は増して扉の向こうの光景に足を止めた]
イヴァン、さん……。
[小さく首を振る。タチアナが、彼は人だと言っていた。もちろん今も、甘い匂いなど少しもなく。
思い出されるのは昨日厨房で見せた笑顔]
[フィグネリアの声にしゃがんだままの姿で見上げる。
彼女がみるのはスケッチブックの前にいる己ではなく
自身の血に塗れた男の躯]
――――… は。
[かわいたような短い笑いが漏れた]
ほんと、かっこわるい。
[見ないように彼女の双眸を覆う事も出来ない。
彼女の作ったスープの優しい味を思い出し
それも二度と口に出来ないのだと思えば淋しさのようなものを覚える]
[唇から舐めとったニキータの血液は、甘い。
けれど、その程度では、香によって齎される餓えを治める事など出来はしない。
寧ろ、より一層煽られるだけだ。
さして近しくも無い相手でさえ、こうも甘いのに]
――…
[近しい相手の事を想えば、微かな笑みが零れ落ちる。
抑え込もうにも抑え切れない、激しい欲求。
夜になれば、きっと、今よりは満ち足りるはずだ。
次の狙いは決まっているのだから]
[深夜、頃合を見計らう]
ォ――…
[歌の様に、遠吠えの様に。
同族へのみ伝わる呼び声。
手負いの獣で有る事を感じさせないどころか、いっそ、上機嫌の聲。
或いは只、香と熱に浮かされているだけなのかも知れなかったが]
[イヴァンの部屋の前。
ふとヴィレムへと聲で問いかける]
殺してみたい、とは。感じるか?
――…強制する気はない。
ただ、感じるのなら、想うままにすればいい。
[方法を問われても、声を出されることだけ無い様にしろと告げるだけ。
それ以上の助言はする気は無い]
感じないのならば、今日も"俺"がする。
見ていればいい。
[マグダラは選択肢を示すだけ。
何度目かの決断を*委ねて*]
[指先を重ねていたスケッチブックがフィグネリアの手におさまる。
一瞬視線が交われど、彼女がそれに気付くことはない]
フィグネリア。
[ぽつり、名を呼ぶ。
生ける者には届かぬ死せる者の声は鉄錆の匂い満ちる部屋にとけた*]
―回想/広間―
そういわれても仕方のないことを言った、自分の責任だとは思わないのか。
[そんな風に言いながらも、手当をしていく。
何か言いたげな様子には気づいていたものの、自分から問う事はなかった。
小さな声は耳に入ってきて、その表情を伺おうと視線を向けた]
……お前は本当に馬鹿な奴だな。
[頭を一度、ぽふ、と撫でて。
救急箱をしまいに離れる。
タチアナが倒れたのを見て、ベルナルトが運ぶというのに頷いて]
任せる。
[見送った後、遺体を運ぶというのに協力はしなかった。
ただしっかりとその姿を目に焼き付けて]
戻れるか?
[まだ座ったままのアリョールに問いかけるのは、その後の事。
戻れないと言うのなら、暫く付き添うつもりではあった。
そして、その日は部屋に戻り、机の上のナイフの刀身を布で巻いた。
隣室におやすみ、なんて声をかけた後で、眠りに落ちていった]
―朝―
[目が覚める。
一番最初にしたことは、ナイフの確認だった。
刃はしっかりと保護してある。身支度を整えて、それを服の内側のポケットに入れた]
……。
[ドアを開けると、確かに匂う、昨日と同じ血のにおい。
またか、と。呟きはせずに視線を巡らせ、そこに居るフィグネリア、そして座り込むベルナルトを見つけると、歩を進めた]
――…イヴァン。
[中の光景を伺う事は出来た。
名を呟く声は掠れる。
友人、だった。食事の時の事を思い出し、目を伏せる。短い時間、アナスタシアよりも長い時間。
次に目を開けた時は、感情の波を抑えて]
ベルナルト、フィグネリア、広間に行っていろ。
周りに知らせて、地下に運ぶ。
お前らは休んでるんだ。
[二人に声を投げて、部屋をノックして回る。
イヴァンが死んだことを伝えるために。
冷静ぶった表情は、ヴィクトールの前だけでは僅かに剥がれる。
口唇をかみしめて、それでも自分は大丈夫だと、はっきりとした声で言った**]
―回想/自室―
[ 自室へ戻ると、扉に背をつけて荒く息を吐いた。
今更になって身体が震える。
アレクセイを殺さない為とはいえ、手を汚す覚悟もしたとはいえ、本当に最善だったかなど、今となっては分かりはしなかった。
そのまま、滑り落ち扉に背をつけ頭を預け、立てた膝に腕をかけ、もう片手で顔を覆う。
どれくらい経った頃だろうか。]
「おやすみ。」
[ ヴィクトールはアレクセイの声を聞く。]
ああ、おやすみ。
[ 返事を返す。
こんな状況でよく眠るようになどと言い出すことも出来ず、出来るだけ声で想いを込めることでその代わりとする。]
["彼"を抑える事も、切り捨てることも出来ず。
アレクセイの大切な相手を堕として。
何も告げず、割り切った振りでしか生き延びていくことのできない]
"私"は、本当に愚かだ――…。
[ベルナルトが運んでいくタチアナに向ける視線は、痛みのせいかどこかとろりとしていた。
緩く頭を振る。
運べるのなら、タチアナは自分で運びたいとも想ったが、無理だと解っていたので口には出さなかった。
きつく巻かれた包帯の下、傷口が熱を帯びる。
フィグアリアが広間の掃除をするのを見遣り、これも出来ない、と今更ながら怪我をしたことへの後悔が浮かぶ]
――…大丈夫だ、戻れる。
[>>52アレクセイの問いかけに答えるも、立ち上がる気配は見せず。
それを察してか、付き添う様子のアレクセイに、シンプルな謝罪と礼を述べて。
ひと時が過ぎれば、自力で2階へ戻っていく]
―朝・2階客室―
[寝台の上、満ち足りた表情で眠る様子は、扉に隔てられ誰に見えることも無い。
緩やかに目覚めた後、ノックの音に気付き、扉を開ける。
寝乱れたのか、解け掛けた包帯を逆の手で押さえ、アレクセイの話を聞く]
そうか。
[ぽつり呟く声の感情は乏しい。
白かった筈の包帯に滲む血の色の方が、余程鮮明だった**]
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アリョールとヴィクトールとか俺どうあがいても狂人じゃないですかやだー これは殺されるべき(けっこうまじめに)
まあ生き残っても死ぬ未来しか見えないんだけど。
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