87 紅の宴─人喰らい・鬼殺し─
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そう、生きている者の方が大事だね。それが何者であれ。
[妙に律儀なアレクセイの言葉>>34に、一度頷き、ベルナルトと共に立ち去る背を見送る]
そのうち、あのメイド達が片付けるだろうしね。他の屍体とまとめてかもしれないけど。
[肩をすくめて、零す口調は苦笑を滲ませる。それは生きている間は、顕われることのなかった「人間」らしい感情の色]
(+14) 2013/09/10(Tue) 22:20:54
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
うん?
[不安そうな色が含まれた声で呼ばれて>>96、緩く微笑みながら首を傾いだ。
なんでもないよ、と言った態度。
わざわざ口にする必要は無い。
やるべきことは、変わらないのだから]
…うん、そっか。
[第六感と言う表現と、『鬼』についてを聞いて>>98、了承するように頷く。
問いの答えに返る名前には、ああ、と小さく声が零れた]
あの人が。
そっか、あの人なら。
うん、躊躇わない。
[一人で納得するような態。
手にかけたことを疑問に思うようなことはなかった]
(101) 2013/09/10(Tue) 22:21:07
― →二階廊下 ―
あ、サーシャさん。
おはようございます。
[階段を上がって、そこにいた人>>92に普段通りに挨拶を向ける。
オリガさん>>98とはさっきも会ったし、目が合えば頭を下げるくらいはしようと思うけれど]
えっと、……リディヤちゃんってどこの部屋だっけな。
[二人が何を話しているか聞く心算は無かったし、その傍を通り過ぎながら。
のんびり続けた言葉も、独り言の心算だった]
(102) 2013/09/10(Tue) 22:24:36
[しばらく後に、書斎を訪れた狩人の言葉>>57に『彼』は溜め息をひとつ]
本望だろうね、プラーミヤとノアは。
[呟いてから、ふと、辺りを見回した……「コエ」>>+13が聞こえたかのように]
(+15) 2013/09/10(Tue) 22:25:56
キリルは、メモを貼った。
2013/09/10(Tue) 22:26:50
─ 一階・室内庭園 ─
[足払いの一撃は、狙い通りに男の姿勢を崩すものの。
その後の薙ぎ払い>>99の一閃は、想定外のもの]
……ちっ!
[舌打ち一つ、足を下げるが完全には避けきれず。
戻しきれなかった左の足から紅が散る]
……っとに。
情熱的ですことー。
[それでも、軽口が止む事はなく。
上げた口の端が象るのは、愉しげな笑み]
(103) 2013/09/10(Tue) 22:30:12
ま、そのくらいの方が、いいのかもねぇ。
[少なくとも、自分だけを標的としているならば、好都合だ、とは。
決して、表には出さぬ思考。
それだけ、他が──『仲間』が生き延びられる率が、上がるから]
なんにせよ、旦那には。
……俺だけ見ててもらいましょーか。
[く、と笑いながら、呼吸を整える。
このまま遣り合っていても、埒は開かない。
なら、多少のリスクは覚悟しても、必殺を狙う、と。
そんな思考をめぐらせながら、男との距離を、測った]
(104) 2013/09/10(Tue) 22:30:18
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
[名を呼ばれて>>102視線をそちらへと向ける]
ああ、キリルさん。
おはようございます。
[時が止まっているとは未だ知らず、起きて初めて会うのだからとキリルに挨拶をして。
リディヤの名前が紡がれると、僕は人差し指で扉の開いた部屋を指した]
リディヤさんの部屋なら、ここですよ。
……もうお話は出来ませんが。
[通り過ぎていくキリルにそう声をかける]
(105) 2013/09/10(Tue) 22:31:37
― 客室→二階廊下 ―
そういえば。
ベルナルトを刺してきたの、誰だったんだろう。
[零しながら、客室の中から探したベルトを腰に巻き、そこに鞘に収まった剣を差した。
少し腰に負担は掛かるが、常に両手を塞ぐよりはましだろうと。
それから今度こそ、と扉を開けて廊下へと。]
―――、
[一つの客室の前には、サーシャとオリガの姿。そこを通りかかるキリル。
少しだけ思案してから、そちらへと足を伸ばした。]
(106) 2013/09/10(Tue) 22:32:28
[私の声は、当然、生きている人達には届かない。
キリル>>102に無駄ですと手を振ってみても、見えるはずがない]
プラーミヤ?
[残念かな、私はその人の名前を知らないままだった]
ノア?
[ただ他と違って聞こえた声>>+15に、意識向けて疑問符を投げた]
(+16) 2013/09/10(Tue) 22:32:40
っぐ……!
[転がった勢いで、地面に右肩が擦る。
シャツで覆われているとは言え、それでも痛みは避けられない。]
まー、そんだけあんたが魅力的、ってこったぁ。
[軽口に返しながら、体制を直す。
痛みで鉈を振るう手がにぶらなければいいと思いながら。]
(107) 2013/09/10(Tue) 22:36:37
[サーシャの微笑み>>101がみえると何も言えなくなる。
きっと二度言わせる事ではない。
半分ほどの音を繋ぎあわせてそれらしき言葉を探すけれど
それが正解かどうかはわからない]
躊躇わない……。
一番、ゲームに躊躇いがないのは
ころされたあのひとと思っていたけど
生死を決するのはそれだけじゃないんでしょうね。
[ぽつぽつと思う事を呟きしていれば
キリルの声>>102が聞こえて会釈を返した]
(108) 2013/09/10(Tue) 22:36:46
気のせい、だよね。
[『彼』が以前に聞いた「コエ」はゲームの参加者に向けて届けられたもの。脱落した者には、届く筈もない、と、そう思って…けれど、続いて「声」>>+16が届く]
君は、誰?
[疑問符には答えずに、そう問い返し、同時にゆらりと漂うようにその場を離れる。無意識の内声の主を探そうとするように]
(+17) 2013/09/10(Tue) 22:37:40
[男に、鬼が何人いるかなど知る術はない。
知っていたところで、それでも見つけた鬼を狩る事だけに専念しただろうけど。]
ははっ……
ああ、俺だけ見とけ。
そして、俺に狩られとけ。
[離れる間合い、牽制するようにゆらり、鉈を中段に構え。]
ほかのヤツにゃ、あんたをヤれねぇだろ。
(109) 2013/09/10(Tue) 22:42:42
─ 二階・客室 ─
[ベルナルトの部屋を後にし、足を向けたのは自分の使う客室。
止血や手当てを優先したせいか、服が所々彼の血で染まってしまっていたし。
切り裂いたせいで不自然に短いシャツの裾も、気になっていたから]
…さすがに、着替えないとな。
[部屋の扉に手をかけ、苦笑を浮かべる。
ここから出た時は武器を取りに行くつもりだったのに、随分と予定が狂ったものだ。
早く着替えて、当初の目的を果たさなければ─そう、思っていたけれど。
部屋に入り、扉を閉めると無意識、張り詰めていた気が抜けて。
鍵をかけることもなく、扉に寄りかかるようにその場にへたり込んだ]
(110) 2013/09/10(Tue) 22:43:30
─ 二階・客室 ─
[それから、どれ程の時間が経ったろうか。
目を覚まして鼻をついたのは、微かな鉄錆の臭い。
どこから、と考えるより先、自分のものではない赤に染めた服を着たままなのに気付いて]
…これは。
着替える前に、洗った方が良さそうかな。
[部屋の外からの臭いを、着ている服に染み付いてしまったのだと勘違いして。
扉の鍵をし忘れている事も頭から抜けたまま、身に着けたものを全て外して浴室へと入り]
…早く、武器を取りにいこう。
こんな所で、死ぬ訳にはいかない。
生きて、此処から出るんだから。
─ 私が、「私」として、生きた時間を得る為に。
[身体を洗う水音に紛れる事無く、落としたのは決意秘めた呟き]
(111) 2013/09/10(Tue) 22:43:49
― →二階/リディヤの部屋 ―
あ、ありがとうございま……?
[くるりと振り返って、続けて聞こえた言葉に首を横に傾ける。
ちょっと考えて、言われた部屋の方に目を向ける]
……あぁ。
[二歩、三歩、後ろに戻って、中を覗いてみた。
見えたのは白いシーツだけだったけれど、漂うのはもうすっかり覚えてしまった臭い]
もしかして、殺されちゃったんですかぁ。
[可愛い子だったのに。ちょっとだけ残念で、眉を下げた。
悲鳴を上げたり、泣いたりしないのは、それが一般的な反応だなんて知らないからだ]
(112) 2013/09/10(Tue) 22:43:58
─ 二階・客室 ─
[手早く身体を清めると、いつもの通り胸にきつく包帯を巻きつける。
その上に着るのは、メイドに用意された着替えではなく、自分が着てきた服。
喉元から手首まで隠すシャツに、厚めの生地のパンツを身につけて。
それでも尚鼻をさす鉄錆の臭いに気付くと、自然と眉が寄った]
…これ、は。
[身体も洗った、服も着替えた。
ならばこの臭いの元は自分ではなく─
そう思えば、自然と足は外に向かいかけたが、一旦それを堪えて。
脱いだ服に括っていたナイフを、自分の腰に括り直してから改めて扉を開いた]
─ →二階・廊下 ─
(113) 2013/09/10(Tue) 22:44:26
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
なんでも、毎日が生きるか死ぬかの生活だったらしいよ。
[ベルナルトから直接聞いた言葉をオリガ>>108へと伝える]
ここのご主人さんが『鬼』に襲われたのが分かった時も、凄く冷静そうだった。
きっと、死と隣り合わせの状況に慣れてるんだろうね。
(114) 2013/09/10(Tue) 22:45:37
アレクセイは、メモを貼った。
2013/09/10(Tue) 22:46:42
私?
[その声>>+17に私は聞き覚えがあって、聞き覚えがなかった。
あの嗤い声とはあまりに違って聞こえたから]
私は、リディヤ。
あなたは、誰?
[名乗り、問い返して、小首を傾げた]
(+18) 2013/09/10(Tue) 22:46:51
あ、おはようございます、メーフィエさん。
[少し離れた場所に姿が見えた>>106から、彼女にも普段通りの挨拶を向けた。
それからリディヤちゃんの部屋の中へ、ボクは躊躇いもせずに踏み入る]
(115) 2013/09/10(Tue) 22:47:00
― 二階/リディヤの部屋前 ―
[丁度その時、サーシャ>>105がキリルに向ける声が聞こえた。
その口から紡がれた名に瞬き、それから、軽く目を伏せた。
その場の誰にも挨拶を向けなかったのは、時の異様さを意識していたからではなく、単に、そういう気持ちになれなかったからだった。
顔色は努めて、不安滲ませない無表情に保っていたけれども。]
何かあった、の。
[「何があった」かは察せられたが、それでも一度呟いて。
キリルがそうした>>112よりも後に、部屋の前に居るサーシャとオリガ越しに、紅い香り伝う部屋の中へと視線を向けた。]
(116) 2013/09/10(Tue) 22:50:06
─ 二階/リディヤの部屋前 ─
[じ、と片目でキリルの反応>>112を見る。
オリガがリディヤの死を知った時とは違い、薄い反応。
静かに瞳の半分が瞼に隠れた。
何かを見定めるかのような瞳。
女性にしては、と違和感を少し覚えたからだ]
『鬼』に、ね。
見たければ、見てくると良いですよ。
[オリガの時とは違い、見るなら見れば良いと勧めて。
通れるように扉の前から退ける]
(117) 2013/09/10(Tue) 22:50:56
─ 二階 ─
[部屋の外に出ると、ある一室の前に数名が集まっているのが見えた]
…皆さん、何を?
[微か残る鉄錆の臭いの中理由を問うは間抜けだろうと、そう思いながら問いかけて。
近寄ろうとしないのは、自分がまだ頼りになりそうな武器を手に入れていないから]
(118) 2013/09/10(Tue) 22:51:14
リディヤ。
[返された名>>+18を繰り返して]
君もゲームの参加者?僕と会話できるってことは…君は死んだの?
[やはり、名を告げる事はなく、問いだけを重ねる。その声は曖昧なこの空間の中でも近付いているように聞こえたろうか?]
(+19) 2013/09/10(Tue) 22:52:08
― 二階/リディヤの部屋前 ―
[メーフィエの姿>>106が見えると
キリルにしたのと同じように会釈を向ける。
キリルとサーシャの会話は聞こえてはいたが
間に入ること無く、一歩さがる気配があり]
私、少し用があるので。
失礼しますね。
[一礼して踵を返す]
(119) 2013/09/10(Tue) 22:52:35
─ 一階・室内庭園 ─
それは、褒められたと思っとくわ。
[魅力的、との評に、愉しげに笑いつつ。
体勢整える様子>>107を、視界に入れる。
殺すか殺されるかの極限状態。
にも関わらず、愉しくて仕方ない。
それが『鬼』としての『役回り』を与えられたが故か、他に理由があるのかは、自分自身、定かではない、けれど。
身を突き動かす熱があるのは、確かな事で。
それ自体は決して、不愉快ではなく──むしろ、心地いい、とさえ思えた]
(120) 2013/09/10(Tue) 22:53:45
……見てるのはいいけど、狩られとけ、ってのは頷けないねぇ。
[取られる構え>>109に、氷の青が僅か、細められる]
あと、他じゃ殺れない、って言葉は、そっくりそのままお返しするぜ?
[だからこそ、自分が動いたのだから、とは、口にせず、ただ、息を吐いて]
(121) 2013/09/10(Tue) 22:53:50
…………堕ちろ、よっ!
[低い宣と共に、無傷の右足で思いっきり、踏み切る。
真っ向から向かうと見せかけ、僅か、相手の左へ飛び込む動き。
左から攻める動きは、そちらの視線が定まらなかったのを覚えていたからこその判断は、男の意表をつけたかどうか。
何れにせよ、懐飛び込み、一撃繰り出すこと──今は、それに専心する。
対して振るわれるであろう鉈を避ける素振りは、一切、見せずに]
(122) 2013/09/10(Tue) 22:53:58
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