人狼物語 ─幻夢─

89 赤き果実る崖の上で


書生 ハーヴェイ

─ 庭園 ─

っても、指針になるものがなんにもないんだから。
手当たり次第になるのも仕方ないでしょ。

[正論とも言うべき言葉には、飄々と切り返していたものの。
殺すべきは、という言葉。>>66
それに、視線が冷えた。
例えるなら、夜の森をざわめかす風の如き冷たさが、青年を取り巻き、消える]

本当も何も……俺は、俺だけど?

[そこに偽りはない。
自身の本質は、常に唯一つだから]

俺は俺以外の何かに変わってはいないよ?

[変わってなどいない。
ただ、最初は眠っていたものが目覚めた。
青年の中では、それだけのこと]

(70) 2013/12/12(Thu) 23:17:26

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