─ エーリッヒの部屋 ─[部屋に残るアーベルのことを強く強く意識する。──それは花。香しき青き花の匂い。極上の甘露たるや並ぶものなどこの世にあるものだろうか。]ふふふ[そして不意に……彼女が男の首を胸に引き寄せると同じ頃……レアンとの繋がりを開く。その花の芳香はアーベルの姿と共に強く強くレアンへと送り込まれる。それはまるで叩き付けるように。]