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─ 前日 ─
[>>5アーベルの告白に対して、談話室に残った者達がそれぞれに戸惑いを見せる。
>>13ミリィの不機嫌そうな表情も、いつもの彼女を知っているからそれは心配の裏返しなのだろう、そう受け止めて。
困った様な笑みで、こちらの落とした呟きを肯定した青年>>15の、冗談めかした言葉>>16には必要ないわ、と頭を振って]
わざわざ危険呼び込むような嘘つく意味なんか無いし。
アンタはそんなタチ悪い冗談なんか言う子じゃないでしょ。
[冬に帰省した時にしか顔は合わせていなくても、自分にとってはアーベルも小さな頃から知っている子だ。
だからこそその言葉は疑わないし、身を案じるのも自然なことだと声にして。
司書が紡いだ歌>>23には微か目を見張ったものの、それについては口を挟まなかった。]
─ 前日 ─
[そして数名が談話室を出ていっても、自分はその場に残り。
>戻ってきたマテウス達から行商人のことを聞かされる>>32>>34と、目を伏せて]
…そう。
人狼だから、逃げたのかしらね。
[そうなら良い、と。
希望を交えた呟きを落とした後、カルメンの提案で風呂へと向かうイレーネ達を見送って。
スープを作るという司書>>44を手伝った後、軽く食事を済ませてからピアノの元へと向かった]
─ 前日 ─
…集い支えよ 聖なる花を、か。
[ピアノの前に座り目を伏せて、小さく紡ぐのは談話室で司書が諳んじた一節。
自分が聞き覚えがあったのは、>>27カルメンの言っていた通り老尼僧が歌っていた事があったから。
だけど、違う所でもこの歌を聴いたことがあった。
ある歌い手の噂を聞いたことのある教会で、代々伝わると言われる聖歌だと教えられたもので。
彼の紡いでいた願い歌といい、気にかかる節は多いのだが]
………もしそうだとしても。
触れていいものなら、シスターが触れていたはずよね。
[彼の素性に、老尼僧が気付かないままでいたとは思えない。
彼女がそっとしておくべきだと判断した結果が今なのだろうから、と。
伏せていた瞼を開くと、結局鍵盤には触れぬままに部屋へと戻った*]
[ゆらり、見下ろすのは、己の抜け殻]
………まったく、躊躇いがないんだな……
[そう言って、喉の奥で笑う。体はないのに同じ事が出来るのが不思議だった。
躊躇いなく、一撃で落とされた、首。
それは今はここにはない。だけど、何処にあるかは判っていた。
自分の、一部だったから]
……やはり、あいつ、か?
[躊躇いもなく、むしろ楽しげにさえ見えた……旅人
危険を孕んだ、人狼……レナーテを思い出す。
昨日警告をした、これ以上は庇えない、と。
だけど、その後も態度が変わることはなく……]
[皆の前で自衛団長が伝えた言葉。人狼のこと。
彼に殺されるのがイヤで、彼を手に掛けた。
良心ともいえる老尼僧の存在が、枷となり理性を保たせていたけれど
うしなって“殺せ”と訴える獣の衝動を堪えきれずに
責任感に満ち慕われた自衛団長の心臓を喰らった。
獣か人か。
その本性といえるものがどちらにあるかはカルメン自身にもわからない。
これまで人を殺したいとも思わなかったし
そう思うようになってからも殺したくないと思う。
殺したくないと思っているのに
抗えば抗うだけ苦痛が伴いカルメンを苛み
それに抗うだけの心がゆっくりと磨耗して]
………先手を打ってきた、か。でも
[気になることがあった。
人狼は人には聞こえぬコエで話すという。
数に劣る分、相談して行動すると]
これは…どういうことだろうな……
[昨夜、外から帰った俺たちを安じてくれたカルメン。
もう一人の人狼……彼女が、俺を襲うのを認めるとは思えない。
縋るような目を、安堵に震える体を知っているせいかもしれないけれど]
レナーテ1人でやったというのか……?
[その可能性は充分あった]
[空気が揺れる、僅かに開いたままのドアが動く音>>40にそちらを見て、叫ぶ]
っ、だめだ!イレーネちゃん!見ちゃいけない!!
[意識だけの今、声は、彼女には届かない。
小さく零れる声>>41にゆるゆると首を振る。
「どうして?」と手を伸ばし問うのにも、もう答えられない]
約束を守れなくて、ごめん……
[聞こえないと解っていて、そう声を掛け、触れられぬと解っていて、その髪を撫でようと手を伸ばす。
そうして、その後に続いた言葉>>42に、ゆるりと顔を上げる]
イレーネちゃん………
ああ、君も……『神の使途』だったんだね。
[そう言って、今更のように少し安堵する。
もう、彼女は、俺の本当を知って泣く事はないのだと]
[その次に来たのはカルメン>>57で、驚きと共に先ほどの懸念が過ぎる。
彼女は、俺がこの部屋に居たとは知らない。
だから、異変は感じても、布団を掛けられた体までは見えない。
表情はどこか戸惑っているようで、俺は不思議な気がしてそれを追っていた。
カルメンの声>>58に、現れたのはマテウス>>64で、異変を察した彼が、とりあえず部屋から皆を出そうとしたとき……]
………っ
[カルメンの手が、体を隠していた布団を捲くるのに顔を逸らす。
見せたくなかった、いや、彼女がもしこれを成したなら……だけど]
………カルメン……?
[呆然としたように呟いて>>70、そうして部屋中を…多分頭を、探してまわる姿に唇を噛む。
彼女は、知らなかったのだ……今日、レナーテが襲ったのが、俺だ、と]
雑貨屋 エルザは、娼妓 カルメン を投票先に選びました。
……俺は、カルメン、君の力になりたかった。
[それは、「因子」が言わせる言葉ではなくて。
だけど、狂信者としての思いも重なって]
君を、支えてあげたかった。
[縋るような不安げな瞳を向ける君を。
優しい言葉と笑みをくれる君を]
……君が、人狼であっても。
俺は、君の側に居たかった………
[紡ぐ声は、カルメンには聞こえない。
一番、聞いてほしいその人には。
その思いに気付いたのは、心が自由になった、今、だったから]
─ 朝 ─
[前日に入浴はしたものの、マテウスの声ですぐに外へと飛び出していったからか身体はすっかり冷えていて。
朝の目覚めはどこか重く、気だるいものだった。
この数日、朝を迎える度に誰かが死んでいたから、起きたくないと思う気持ちのせいもあったのだろう。
そして、今日もまた誰かの悲鳴が耳に届いて]
…あぁ、あの人じゃ、なかったの。
[昨日レナーテが殺したという男は、人狼じゃなかったのか、と。
落胆と苦しみの混ざった言葉を落とし、上着だけを羽織って部屋の外へと出ていった]
─ 自室 ─
[酔いが抜け、自室に戻ったレナーテは血塗れた服を取り換える。
まっさらな服に袖を通したことで彼女のはを少し和らいだのかもしれない。]
……もう酒は無しだな。
[いかに強い魂を持とうとも何かに溺れていてはその生を無駄にするだけというもの。
酒だけではない、ありとあらゆるものに溺れることを許してはならない
それは自分の弱さとの別れを意味する決意で。
だから、自らを鼓舞する。]
私は……誰よりも───強い。
─ →浴場 ─
[娘の言葉>>114を聞き、心中だけで、あぁ…、と言葉を零した。
昨日考えていたことの答えがここにある]
そうか…判るのか。
[零す声は吐き出す息に紛れるような密やかなもの。
それだけ零して、立ち上がった時に左手で娘の頭を緩やかに撫でた。
告げることが出来ていたら、皆も警戒し続けていたことだろう。
けれど、殺され方が変わったかどうかまでは判断しかねた。
明らかに人狼は”狩り”を楽しんでいる。
そう考えたところで頭を過ぎったのは、昨日行商人を追いかけていたレナーテの姿]
あぁ。
[エーリッヒに申し訳ないとの言葉にはそう返して。
浴場へと向かい、娘を一人中へと入れる。
他の場所に紅が付いていないか確認する場合、流石に中に居るわけには行かないためだ]
編物好き イレーネは、旅人 レナーテ を投票先に選びました。
自衛団員 マテウスが「時間を進める」を選択しました。
自衛団員 マテウスが「時間を進める」を取り消しました。
自衛団員 マテウスが「時間を進める」を選択しました。
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