91 白花散る夜の月灯
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編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:19:17
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:21:48
―前日/談話室―
[エルザは瞬きを零し>>17、カルメンは戸惑いを浮かべ>>19。
それに、仕方ない、と思う。
御伽噺のように遠かった其れが、たとえ『人狼』が現実に迫っているとしてもすべてが真実だと思えるとは思わない。
自分でも、自身に蒼が咲かなければ信じられなかっただろう]
[だから、カルメンの困惑も。
知りたくなかったという事実も。
戸惑いという紗に紛れて届く事は無く]
(84) 2014/01/16(Thu) 21:22:06
[諳んじられる歌>>23には僅か首傾げ聞いていたけれど。
それが終わると共に軽く頬を掻いた]
……何か、本当に大層な感じだね。
花があるだけで特別何かできるってわけじゃないんだけどな。
[その言葉は何処かぼやきにも似る。
けれどそれは天鵞絨から続けられた言葉>>24に瞬いて]
……ありがと。
[信を得られるなどとは思っていなかった故の。
安堵に似た笑みを浮かべた]
(85) 2014/01/16(Thu) 21:22:21
[けれど、不機嫌そうな色合いを零し、音も高くカップを置いた>>25のに表情は驚きへと塗り替えられる。
吐き出された言葉に訪れたのは些かの間。
本を借りに行くというエルザ>>20を追って、その言葉の主は部屋を出て行った]
……否定のしようが、ないなあ。
[扉が閉じてから、漸く零す音は弱く]
[それでも、決めたのだからと。
一度伏せた目蓋が開く頃には鉄紺は常のいろを取り戻し]
(86) 2014/01/16(Thu) 21:22:32
[そうして戻るマテウスたちに気付けば少し苦いいろを混ぜた笑みを浮かべて首を傾いだ]
……おかえりなさ、あっ。
[座り込んでしまったカルメン>>33に迎えの言葉も途切れさせて手を伸ばしたけれど、エーリッヒの方が早かっただろうか]
[そうして、彼らの結末を聞いた]
……そう。
これで終われば、いいんだけどね。
[でなければ。選んだ彼が『人狼』でなかったのなら。
……それはどれだけ、罪深い選択となるのだろうか]
[頭を占める不安は決して晴れない。
それでも食事はちゃんと摂り、夜も深く――幾分かは浅かったけれど、眠った*]
(87) 2014/01/16(Thu) 21:22:54
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:25:53
― 翌朝/客室→聖堂 ―
……ん。
[『おまじない』は作動せず、ゆるりと目が覚めたものの。
叫び声が響けば其方へと向かい。]
なに、が……っ……!!
[そこで見えたものに小さく息を呑み。
その場に座り込んでしまう。]
なん、で。
[全てが紡がれたわけではないけれど。
なぜ、また新しい死者がいるのかと。
そんな意を含んだ言葉を紡いで。
いやいやをするように首を左右に振った。]
(88) 2014/01/16(Thu) 21:30:52
─ エーリッヒの部屋 ─
[縋り泣きじゃくる娘>>82をしっかりと抱きとめて、先に出たカルメンを追うように扉へ。
けれど彼女と入れ替わるように入ってきた人物>>80を見て、一時足が止まる]
アンタ……。
[昨日行商人を手にかけて涙を零していた姿は見当たらない。
それ以前の常軌を逸したような雰囲気に自然と眉根が寄った。
漂う酒の匂いが更にそれを助長させる]
酒に溺れて時間すら分からなくなったか。
[挨拶を返すことはせず、娘を陰に庇いながらその横を通り過ぎようと]
(89) 2014/01/16(Thu) 21:31:00
司書 ライヒアルトは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:33:04
[通り過ぎるマテウスとその娘には一瞥もくれずにただ]
───フッ
[と、だけ笑った]
(90) 2014/01/16(Thu) 21:37:01
―聖堂―
[そ、と、伸ばした指先がエーリッヒの目許に掛かる金を撫でる。
両の手は頬を包み込んでその顔を覗いた。
もう一つの名を知らぬ人は
もう一人にその名前を出されても分からなかっただろう。
女は己の存在が彼の死に関わると知らない。
答えられない問いかけへの反応が庇っていると誤解させた事も――。]
――ここにいたのね。
[名をくちびるのみで紡ぐ。
手指は滑るように後ろ頭へと回された。
胸へと引き寄せれば腕にはその重みがずしりとのる。]
(91) 2014/01/16(Thu) 21:37:59
ピアノ奏者 オクタヴィアは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:39:13
― 聖堂 ―
さ……、?
[呟かれた言葉の意味>>83は計りかねた。
壇上へ上る後ろ姿を止められずに見送って]
……。
人狼、まだ、いるの……?
誰が……――だれが?
[漸く落ち着いて来た息。
目を伏せ、遺体を見ないようにしながら、思考を巡らせる事暫し]
(92) 2014/01/16(Thu) 21:40:37
だれ、って……あの男じゃない、なら。
こんなこと、アイツしか、……あの余所者しか、いないじゃない……!
[その行きつく先は一人だけ。
低く、喉の奥から絞り出すように声を出した]
(93) 2014/01/16(Thu) 21:43:33
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:44:48
─ 聖堂 ─
[意識は目の前に引き寄せられていたから、近づく気配には気づけず]
……っ!?
[響いた悲鳴>>79に、はっと我に返る。
振り返った先にあるのは、いつもやり合う相手が力なく座り込む姿で]
ああ、もうっ……!
[せめて、何かかけて隠しておけば、と。
そこに意識が回らなかった事に舌打ちする]
見るな、って言っても遅いかもしれんが、とにかくここから……っ。
[離れて、と。
言うより先にやって来る者は増えていく。
探していた、というカルメンの言葉>>83に、天鵞絨は戸惑うように瞬くものの。
更にやって来たエルザまでが座り込む様子>>88に、苛立たしげに前髪をかき上げた]
(94) 2014/01/16(Thu) 21:46:12
読書家 ミリィは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:46:47
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:48:12
─ →廊下 ─
[レナーテの反応>>90に瞳を細める。
けれど今は娘を部屋から出すのが先決。
横目で睨むだけで廊下へと出た]
イレーネ、怪我は無いか?
[廊下へと出る時、イレーネは歩けただろうか。
無理そうなら抱き上げることも厭わず、廊下に出れば怪我の有無を問う]
(95) 2014/01/16(Thu) 21:49:11
─ エーリッヒの部屋→廊下 ─
[父の服に紅をつけてしまった。
それでもまだ紅の残っている手を離して顔を擦り、顔も朱くしながらレナーテ>>80を見上げる]
っく。
[父に庇われて>>89はいたけれど、妖艶な笑みにゾクリとして足が竦んで出遅れ、鼻で笑われ>>89顔を歪めた。
上手く歩けず、部屋の外までは抱えて運んで>>95貰って]
うん。
でも、ごめんなさい。ごめんなさい。
こんなことになるなんてっ。
[一度下ろしてもらえば、怪我はしてないと頷いて。
また顔を強く擦った。花弁のような筋が頬に残る]
(96) 2014/01/16(Thu) 21:58:57
─ 聖堂 ─
[まだいるの、というミリィの言葉>>92を否定する要素は、見つからない。
けれど、誰、という疑問に答える術は自分の手の中にはなく]
……余所者、って……。
[間を置いて彼女が出した答え>>93に、緩く瞬く]
レナーテさん……か?
[昨日の様子は見ていないから、すぐに結びつきはしないものの。
ただ、何かどこか、不可解なものを感じるのも事実だから、否定も肯定も紡ぐことはせず]
……とにかく、マテウスさんに、知らせない、と。
[今は、とそちらに意識を向ける。
……とはいえ、この状況を放置していくのは、さすがに躊躇われた]
(97) 2014/01/16(Thu) 21:59:27
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 22:00:03
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 22:00:51
―翌朝/客室―
[目覚めは最悪と言っても良かった。
然程離れていない場所から届く助けを求めるような声>>58。
意識を引き上げると同時に脳裏に返るのは、始まってしまったあの日の、やはり人を呼ぶ声]
[そうでなければいい。思いはするけれど]
[動かない左腕が煩わしい。
急ぎたいのに身体を起こすのに苦心して。
靴を履き上着を掴んで、昨日の再現のような姿で駆け出す]
[声は近く、その頃には既に別の声が入り混じる部屋に走って]
(98) 2014/01/16(Thu) 22:05:47
―エーリッヒの部屋―
――――ッ!!
[視界に飛び込んだのは、赤。
布団に覆われたそこから広がる色は雪に呑まれない為にか酷く鮮やかにさえ見えて]
……っ、ぐ ……!
[誰かが殺されたのだ、と。
理解した瞬間に、身を痛みが引き裂いた。
扉を潜り切らないその場で上体を崩しかける]
[それを、扉の縁に右手を叩き付けるようにして制止して。
その頃には既にマテウスが彼女たちを連れ出そうとしていた>>65か]
(99) 2014/01/16(Thu) 22:06:37
―聖堂―
[ライヒアルトが動けるのならエミーリアたちの事は心配ないだろう。
聞こえてくる声>>94を聞きそう思う。
大事そうにエーリッヒの頭部を抱いて目を閉じる。]
……ごめんね。
痛かったよね。
[微かな声で謝罪の言葉を口にした。]
(100) 2014/01/16(Thu) 22:06:42
[カルメンが持ち上げた>>69先、あるべきものがない空虚。
は、と一息吐いたままに呼吸が止まる]
[落ちた布団にそこは再び隠れたけれど。
カルメンがそれを探し始めるのも。
マテウスがそれを止めるのも。
イレーネが弾かれるように泣き出すのも。
聞こえないかに鉄紺はそこに縫い止められて]
[それを、破ったのは]
……っ、くそっ!
[遠く、聖堂の方から響いた悲鳴>>76。
まさか他にも。
言い知れぬ不安が身体を突き動かす]
[痛みの残る身体では動きは何処か覚束ない。
辿り着いたのは同じ場所から飛び出したカルメンよりも、幾分か遅い頃になっただろう]
(101) 2014/01/16(Thu) 22:06:59
―→聖堂―
[辿り着いたその場では、何処か異質な光景が広がっていた。
座り込む姿に寄る姿。
昨日も珍しいとは思ったけれど、それよりも]
……カルメン、
[あの部屋でうしなわれていたものを抱えて。
何事かを紡ぐ、姿]
[止めなくてはと思うのに]
[止めてはいけない、とも、思って]
[何もできないまま、立ち尽くす]
(102) 2014/01/16(Thu) 22:07:46
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