人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


ピアノ奏者 オクタヴィア

─ 聖堂 ─

[追った視線の先、座り込んでいるカルメンがまるで宝物の様に抱えるそれ。
いったい何を持っているのかと見つめ、零れる金が髪の毛だと解ると、息を飲んだ。

>>138蒼い小鳥の、高い鳴き声が響く。
>>139アイツに決まってるというミリィの声も、まるで遠く。
まるで歌うような、穏やかな声で紡がれるカルメンの願い>>134だけが、鮮明に耳に届いた]

…何、言ってんのよ。

何度だって、弾いてあげるに決まってるでしょう?

[だから、好きだったなんて。
もう聴けないみたいなこと、言わないで。
その言葉は、音にはならなかった]

(145) 2014/01/17(Fri) 00:00:23

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