91 白花散る夜の月灯
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ー 聖堂 ー
……あ。
ヴィア、さん。
[聞こえた声>>125に、
座り込んだまま、そちらを見上げて。]
……あの人、放って置いたら怖い、のは。
あたしも、思う。
[そこは昨日も口にしたことで。
困ったように眉を下げたまま、立ち上がろうと。]
(132) 2014/01/16(Thu) 23:29:01
…
なんで、こんな。
命を弄ぶような真似、するのよ。
[嗚咽を堪えるように振り絞った声は低く、けれどアーベルから投げられた声>>131に目を瞠り]
アーベル?アンタ…
[何を手伝えと言うのか、と。
問うより早く、カルメンの元へ駆け寄るのを目で追った]
(133) 2014/01/16(Thu) 23:29:10
[オクタヴィアンの声>>125にゆっくりと顔を上げる。
滲む視界にその姿はぼやけて見えた。]
――…ん。
[エミーリアがエーリッヒの死を伝えるのが聞こえる。
彼の頭部を胸に抱いたまま]
後で、かあさまが好きだった円舞曲、弾いてくれる?
私も、あなたの指先が奏でる音色が、とても、好きだったの。
[そんな我儘をオクタヴィアンへと向けて
昔のように、ふわりと笑えば、目尻に溜まる涙が一筋頬を伝う。]
(134) 2014/01/16(Thu) 23:29:55
─ 浴場 ─
[己は娘の身支度が終わってからと思っていたのだが、娘は濡らしたタオルを持って来てくれた>>127]
あぁ、ありがとう。
[頬を緩めて礼を言い受け取ると、その場で手に付いた色を拭き落とす。
左掌の色は当然、そのままだったが。
マテウスもまた着替えらしい着替えは無かったため、服は濡れタオルで軽く拭うに留めた]
(135) 2014/01/16(Thu) 23:30:02
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:31:03
[したところで、アーベルが駆け出して>>131。]
え、え?
[何が起きたのか、起こっているのか分からなくて、目を瞬かせた。]
(136) 2014/01/16(Thu) 23:32:20
―聖堂―
[駆けた足はすぐに速度を落とす。
檀上へ、カルメンへと寄せて膝を付けば。
その菫色に涙が滲んでいて>>126少し困ったように首を傾ぐ]
……どういうこと、って。聞いちゃいけないよね。
[止めて、なんて。
思い付くのはひとつ、ではないけれど]
知っているの。
誰が、こうしてしまったのか。
[可能性のひとつを敢えて抑えて。
問い掛けるのは彼女には辛辣な刃になるのだろうけれど]
(137) 2014/01/16(Thu) 23:32:36
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:33:13
ピアノ奏者 オクタヴィアは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:34:41
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:35:22
─ 聖堂 ─
[現れた姿は、自分の中では『ひと』という確信のあるひとで、だから、少しだけ気が緩む。
奏者が零した疑問にミリィが答え>>129、それに返る声>>130には、眉が寄ったけれど]
……いや、そういう問題じゃ……って!
[ごめんね、と。
零された言葉>>131に突っ込み入れるより先、駆け出されて。
とっさに伸ばした手は、空を切る。
蒼の小鳥が、ピリリ、と鳴いた]
(138) 2014/01/16(Thu) 23:35:33
― 聖堂 ―
……村の人なら、こんな事しない。絶対。
[低い声>>133に呼応するように呟く。
独り言なのか、先の固い口調ではなく]
アイツに決まってんだ。
[亡骸の頭を抱える人の動向には気付かないまま]
(139) 2014/01/16(Thu) 23:36:15
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:36:34
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:39:10
[アーベルの足音>>131が近くなる。
彼は武器を持っているだろうか。
持っていないならこのままの姿が良いだろう。
男性の握力があれば、この首を差し出し抵抗せねば良いだけ。
けれど武器を持つなら――、獣として殺されよう。
たとえ見定めるものが居て、獣としれるとしても
見目が人か獣かは、大きいはずだと思う。
向けられた言葉>>137にゆるく笑う。]
多分、予想通りのこと。
[短く返し、続く言葉に一度目を伏せた。]
――…うん。
エーリッヒを、シスターを
誰がこうしてしまったか、知ってる。
私を止めても、まだ終わらないけれど――…
(140) 2014/01/16(Thu) 23:40:54
─ 浴場→ ─
[拭っても落ちない左掌の色>>135に目を向けて、ぎゅっとその手を胸に抱くように握った。
隠しておきたいけれど、きっともう無駄なのだろう。ずっとこの手は見られてきた。それなら、せめて人には殺されないようにこのままにしておく方がいい。
それでも隠してしまいたくて、そのまま歩き出そうとする]
あっ。レナーテさん。
まさか、あの後もっと酷いことしてたり、なんて。
[唐突に思いついてしまった考えに、少し血の気の戻った顔をまた蒼褪めさせて父を見上げた]
(141) 2014/01/16(Thu) 23:43:06
――厄介ごとを押し付けて、ごめんね。
[視線を合わせてくれたアーベルに菫色を向ける。]
(142) 2014/01/16(Thu) 23:43:30
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:44:44
──レアン?
そう、お前も逝くのか。
いいよ、拒まれ置いていかれるのなんて───もう慣れた。
(*18) 2014/01/16(Thu) 23:47:38
─ 浴場→ ─
[歩き出す娘>>141を見て、後を追うように歩を進める]
……そこまではしないだろう。
アレは恐らく、動くものにしか興味は、無い。
[見上げてくる様子に返したのは昨日の姿を見ての推測。
言い方が少々乱暴なのは、あの態度を嫌悪するが故]
それに、な。
アイツは弔って欲しいと言ったんだ。
自分が殺した男のことを。
[次いだ言葉に険は含まれず、死者を冒涜するような行動はしないだろうもう一つの裏付けを口にした]
(143) 2014/01/16(Thu) 23:53:46
身体のある場所につれていけなくて、ごめんね。
[腕に少しだけ力をこめて小さく囁く。
冷えてしまった彼の体温は戻らないけれど
わけられるなら、ぬくもりもいのちもあげるのに。
そんな風に思ってしまうのは感傷的になっているからかもしれない。]
(144) 2014/01/16(Thu) 23:56:39
─ 聖堂 ─
[追った視線の先、座り込んでいるカルメンがまるで宝物の様に抱えるそれ。
いったい何を持っているのかと見つめ、零れる金が髪の毛だと解ると、息を飲んだ。
>>138蒼い小鳥の、高い鳴き声が響く。
>>139アイツに決まってるというミリィの声も、まるで遠く。
まるで歌うような、穏やかな声で紡がれるカルメンの願い>>134だけが、鮮明に耳に届いた]
…何、言ってんのよ。
何度だって、弾いてあげるに決まってるでしょう?
[だから、好きだったなんて。
もう聴けないみたいなこと、言わないで。
その言葉は、音にはならなかった]
(145) 2014/01/17(Fri) 00:00:23
――…慣れたなんて哀しいわ。
そんな風にいうのなら……
一緒に生きようと言ってくれればよかったのに。
[『仇』と思った相手だけれど
同時に『同胞』なのだと思ったレナーテに
少しだけ困ったような響きの言葉を向けた。]
(*19) 2014/01/17(Fri) 00:01:36
―聖堂―
[武器など何一つ持っていない。
あるのは不自由な左腕と、それ故に動き回らず普通より少し劣る身体だけだ]
[緩やかに笑む姿>>140と続いた言葉に、理解するなと言う方が無理だろう。
どくり、と衝動に脈打つ蒼を敢えて意識から遠ざける]
……その言い方だと。
エーリッヒとシスターを殺したのは、違うんだね。
[ふ、と息を吐く。
より凄惨に、見せしめの様に殺害された姿が脳裏を過ぎる]
(146) 2014/01/17(Fri) 00:04:27
……ねえ、カルメン。
俺も、まもりたいひとがいるんだ。
その人が、こんな風にされてしまったら、って。
[彼女の腕の内に視線を落とす。
身体と分かたれた金色は何処か色あせて、冷たくて]
……そんなの、耐えられない。
俺は、『神の使徒』なんて大層なことになってるけど。
結局ただの人間で。願いなんて独り善がりなんだ。
[視線は落ちる。抗うように蒼は脈を伝えるけれど]
……お願い。俺を、ころしてもいいから。
[止めて欲しいと願うひとに。
乞うには余りに酷い願いを]
(147) 2014/01/17(Fri) 00:04:37
[音にのせて歌うのが好きだった。
音にのせて踊るのが好きだった。
そうすれば、大好きな人が笑顔をみせてくれたから
たとえ傍を離れても、
懐かしい場所で笑んでくれるような気がして
聖堂を離れ、娼妓として生きた。]
(148) 2014/01/17(Fri) 00:04:52
……教えて欲しい。残る、『人狼』を。
[小さく、呟いた]
(149) 2014/01/17(Fri) 00:06:55
― 廊下 ―
あ、うん。
そうだったね。なら、大丈夫かな。
[もう一つの裏付け>>143も聞いて、今にも走り出しそうになっていた速度を落とした。
胸に抱えたままでは父も動きにくいかと、左手は握るだけにして歩く]
そういえば、カルメンさんは。
レナーテさん以外の人は?
[エーリッヒの部屋が見える頃、ようやくそれが気になって小首を傾げた]
(150) 2014/01/17(Fri) 00:07:44
[オクタヴィアンの応え>>145に嬉しそうな表情が浮かぶ。]
うん、嬉しい。
もっと早くにお願いすれば良かった。
――…ん、何度でも聴きたい。
聴かせて、ね。
[少女だった頃のように、人懐こい音を滲ませ]
(151) 2014/01/17(Fri) 00:08:09
[『一緒に生きよう』
そう言えたらどんなに良かったか。
だけど、人とは一緒には歩めない。
共に殺し、共に血を飲み、そうしてようやく共に生きていけるのだ。
自分の中に獣がいると知ってレアンはきっと苦しかっただろう。
でもそれはカルメン-ニンゲン-である限り逃れられない苦しみで。
だからその苦しみから解き放ってあげたくて。
その先に共に行ける道があると知って欲しくて……でも……]
レアン……さようなら。
私はきっと、お前のことが───羨ましかった。
(*20) 2014/01/17(Fri) 00:08:43
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