1 泡沫の夢紡ぎ─幻夢試験村─
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……エーリッヒ
[名前を呼んで][手が][触れようとして]
[とまる]
(105) 2007/01/03(Wed) 13:55:46
[ゆらり、窓辺に、淡い、ひかり]
[躊躇うように、覗き込み]
[ぽろぽろ、と、月の色のしずくを零す]
(+21) 2007/01/03(Wed) 13:56:29
[ゆらり、風に、吹かれて]
[留まる、力も、なく]
[風に、流され、て]
(+22) 2007/01/03(Wed) 13:59:14
……勝手だよ、どいつもこいつも。
生きろとか何とか……俺の意思は、無視か?
……この身体で生きてることが、どれだけきついか、わかってんのかよ。
[目を伏せたまま。
これまで、誰にも言わなかった言葉を。
手の動きは、見えていない]
(106) 2007/01/03(Wed) 13:59:30
[自分の手を握りしめる][この手で触れることはできない]
[穢れた手]
勝手、ですね
[微苦笑をうかべ]
私のわがままです
(107) 2007/01/03(Wed) 14:08:47
ああ、勝手だな。
10になるまで持つか持たないかとか、言われてたのに。
……偶然聞いて、諦めてたのに。
ここまで強引に引き伸ばしやがって。
[吐き捨てるように、言って]
わがまま……か。
どこまで、同じにすりゃ気が済むんだよ、お前ら……。
[声が、震えた。
かつて愛した少女。
狼の力を宿した少女も。
同じ事を言っていたと思い出して]
(108) 2007/01/03(Wed) 14:16:23
[吹く風は少女の髪を靡かせる事も無かったけれど]
[流れる ひかり は見えたのだろうか]
[瑠璃硝子の眼が宙を見詰める]
(+23) 2007/01/03(Wed) 14:27:09
[ふわり、ふわり、形のにじんだ、ひかりが、少女の元に舞い降りて]
ここに、いたの?
[にこりと、笑う]
(+24) 2007/01/03(Wed) 14:32:06
教師 オトフリートは、メモを貼った。
2007/01/03(Wed) 14:37:32
[ひかりに、手を伸ばす]
[笑う、気配。うん、と頷いて]
雪は、全てを、覆い尽くしてくれるから…
[身に纏う少女の服も、包み込む雪と同じく、白く]
(+25) 2007/01/03(Wed) 14:39:56
(+26) 2007/01/03(Wed) 14:43:38
[揺れるひかりを、視線で追う]
[伸ばした手はそれに自ら触れようとせず]
痛い?
[意味がわからないというように、不思議そうに首を傾げる]
(+27) 2007/01/03(Wed) 14:46:26
[ふわり、ふわり、笑って]
そう、わからないの。
ごめんね…
[笑いながら、零れる、月の色の、しずく]
(+28) 2007/01/03(Wed) 14:53:49
生きていてほしいと思われるのは嫌ですか…?
[尋ねる][かなしげに]
(109) 2007/01/03(Wed) 14:55:49
教師 オトフリートは、メモを貼った。
2007/01/03(Wed) 14:57:21
どうして、謝るの?
痛いのは、いけないこと?
[零れるしずくを掴もうとして、]
[落ちる]
(+29) 2007/01/03(Wed) 15:01:17
……そうじゃなくて…………ただ…………。
[どう言えば伝わるのかと。言葉を探す]
……応えられないのが、わかってる願いを。
受け止めるのが、辛いんだよ……。
[自分の身体は自分が一番よくわかっているから。
どれだけ延命治療をしたとて。
限界が遠くないとわかっていたから
想いから逃げたかったのだと。
言えなかった言葉たちが解き放たれて]
(110) 2007/01/03(Wed) 15:04:14
研究生 エーリッヒは、メモを貼った。
2007/01/03(Wed) 15:05:03
教師 オトフリートは、メモを貼った。
2007/01/03(Wed) 15:05:38
[ぽろぽろと、ひかりのしずく、零しながら]
わからない…僕は、こころが、ない、から…
[揺らめいて、闇に、薄れ]
(+30) 2007/01/03(Wed) 15:06:05
こころ、が、ない?
[ぱち、と瞳を瞬かせる]
ないなら、どうして泣くの?
[しずくは涙のように、思えて。問う]
(+31) 2007/01/03(Wed) 15:12:37
「消えるために」
「つくられた、にんぎょう」
「ココロモ、タマシイモ、ナイ」
[風に吹かれて、ひかりは、溶けて]
(+32) 2007/01/03(Wed) 15:12:46
きみが、泣かない、から…
[微かに、風が鳴るような、こえ]
(+33) 2007/01/03(Wed) 15:14:05
[幾度となく迷うようにのばされた手が、エーリッヒの頭にそっと触れる]
[なでる]
あなたのそれを聞いてもまだ、生きていてほしいといったら
[そこまで言って止める]
[手を離して]
(111) 2007/01/03(Wed) 15:17:09
人間も、同じ。
人は死ぬために生きているの。
でも、心も、魂も、あるから。
[死者の声、聲、コエ、幾度となく聴いた]
痛いと、苦しいと、怖いと。
あなたは、痛くなかったの、苦しくなかったの、怖くなかったの。
(+34) 2007/01/03(Wed) 15:18:35
教師 オトフリートは、わがままにもほどがありますね、と
2007/01/03(Wed) 15:18:56
泣かない?
泣かない。
うん。
かなしく、ないもの。
[少女は、わらって。あどけなく、わらって]
(+35) 2007/01/03(Wed) 15:19:08
……残酷だな。
[撫でられて、嘆息し。
ゆっくりと上げた顔には。
疲れたような微笑]
……何もないのに、生きていけ……って?
(112) 2007/01/03(Wed) 15:20:51
イレーネとあなただけ生きていれば、私はよかった
[ほほえんで]
なのに私が壊してしまった
(113) 2007/01/03(Wed) 15:32:34
教師 オトフリートは、何もないなんてことはないでしょう?と
2007/01/03(Wed) 15:35:04
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