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―自室―
[黒い毛皮の狼が一匹]
[少女の右腕を][二の腕を]
[食らっている]
[月の光は雲に隠れ]
[血のにおいが支配する]
[狼の動きが]
[咀嚼する音が][とまった]
そうだな、距離が近い方がいいだろうし。
[呟くように言って、ユリアンの後を追う。
胸騒ぎ。
鎮まらない。
いつかに似ているけれど。
特定したくない。
そんな思いが、ぐるぐると巡る]
下手するとまた生き残りそう?←RP村で死んだことがない人。
ラ ン ダ 村 だ と す ぐ 死 ぬ の に っ!!
(基本的に早死にしたい人)
投票を委任します。
小説家 ブリジットは、教師 オトフリート に投票を委任しました。
―集会場外・裏手―
[小山のようになっていた土にも、その頭に立てた細い丸太の彫刻も、雪が覆い被さっていた。
その横に、ベアトリーチェを一度寝かせて]
…一本、か。
[近くに転がっていたスコップは一本だけ]
[手に取り、何も言わずに掘り始める。
エーリッヒにやらせるのは躊躇われて]
―自室―
[黒い狼の姿が][静かに人の姿に変わる]
[長い][凶器のような爪先は][変わらず]
[慎重に]
[震える指先が]
[傷つけないように少女の瞳に触れる]
─集会場・裏手─
あ……悪いな。
[無言で掘り始めるユリアンの様子に、短く告げて。
ゆっくりと、周囲を見回す]
…………。
[つい、昨日の事だったか。
ここで、騒動があったのは。
そんな事を思い出して]
Es last den Schnee wegen du fallen.
Dieser Boden alles.
Im Umfang, der mit dem weisen Schleier umfast werden kann die grose Quantitat…
[ふと、口ずさむのは未完の歌。
贈る相手を喪ったもの]
─居間─
[居間の窓から見える空]
[月は一時雲に隠されて、姿を見る事は出来なかったけれど、きっとその後ろでは嘲笑っているのだろう。]
[一匹の獣を。]
[この部屋では、そんな惨劇は感じ取れずに。]
[だけども徐々に]
[この部屋の緊張は上がっていくように思われた]
気にすんなって。
[手は動かしたままで声を返す。
ベアトリーチェが入れるような穴はもう出来たけど。
此処ではまだ、雪が冷たい気がして]
[エーリッヒの歌声に、一度手が止まる。
すぐに作業は再開されたけれど]
[もう自分であったモノには興味を失くしたように]
[辿り着いた先は、彼女の使っていた部屋]
[机の上に取り残された、古惚けたランプ]
[主を喪ったそれにそっと触れ]
[焔が燈る]
[ゆらゆらと揺めく]
[それを見詰めながら、彼女はそっと、*目を閉じた*]
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