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― 厨房→図書室 ―
そういえばカルルは?
[ヘルガとヘルムートの話の途中ではあったが、
昨日の途中から姿を見ていない気がして。]
……ったく。
あのあんぽんたんのいそうな所、探してくる。
[俺の事は気にせんでいいぞー、と厨房に残る三人に声を掛けて。
本の沢山ある図書室へと足を向けて歩き出した。]
― →図書室 ―
[ついてくる者がいるなら、男は止めずに。]
……に、しても。
なんでああまで詮索好きなのか。
[詮索し、噂として広めるのが好きなのは昔から。
男が見かける都度、注意を促すなどを行っていたが、行き届かない事も多く。]
またしっかりお灸据えなけりゃ……
……リロイ?
[灸を据えた所で、聞く耳を持たない気もしていたが。
茶白猫が、半開きとなった図書室の扉から早足で駆け寄って。
「早く早く」と急き立てるように鳴きながら、男を先導する。]
カルルいるか?
[念のため、扉をノックをすると、中からカルルがのっそりと現れ。
少しだけ安堵したように息を吐く。]
――いや、食事にこないから心配になってな。
手が空いた頃にでも食いに来い。
一応、厨房には残る――はずだから、うん。
[夏、ということで色々と不安が残るが。
それだけ伝えて、男は茶白猫と階下へと戻っていく。]
あっ。
ウチも一緒に行っていいかなぁ。
[そうして音楽家へと同行するべく申し出て、彼らと行動を共にする。
厨房にてなされる話についても、やはり一切口を挟むことはせず、ただ考え込む様子を見せていた**]
さて、一応戻るか。
[ぱりぱりと、頭を掻きながら、男は厨房の中へ入り、
茶白猫は厨房の外で大人しく待っている。
カルルについて問われれば、ありのままを口にする**]
…私は、生ある者を見出す者。
貴方が成すべきを為す指針となるべきなのに、ずっと黙っていたの。
[許せ、などとは言える訳も無く、そして全てはまだ言わぬまま。
己のみの真実を朗々と紡いだ時、神父は居合わせていたかどうか。
少なくとも、音楽家と画商、牧場の主たる娘は女の言葉を一言一句聞き逃すことは無いだろう*]
……いや。
別に、黙っていた事をどうこう言うつもりはないが。
私もすぐには明かさなかった以上、言えた義理ではないからな。
[自分の場合は、力に半信半疑だったから、というのもあるが、それには触れず]
貴女が私の対なる力の主である……と言うならば、問おう。
誰を見定め、何を得たのかを。
……それを出されねば、納得し兼ねる所もあるのでね。
[黙っていた理由までは推し量れない。
だが、それを聞かないまま、受け入れる事はできぬから。
問いを投げる深紫は、先よりも真摯な色を帯びていた。*]
─…っ───
私が視たのは、あなたよ。
ヘルムートさん。
[理由はまだ、言わない。
一番最初に視た、その結果を言わざるを得なくなるから]
あなたは、人間。
…それと、もう、一人。
貴方よりも、先に視た───…
[本当は視たことを真っ先に言うべきだったのだ。
でも、言えなかった。
言わなければいけないと、胸の奥がざわついて、責め立てるのに。
人狼だって人なのに、そう思ってしまったから。
己が視たものを彼に伝えていれば、避けられたはずの悲劇が起きたのは]
…ウェンデル君が、人狼だってことを。
私が先に伝えていれば、貴方がブリジットさんを殺めることは無かったでしょう。
[神父がこの場に居たならば。
これこそが、女の罪だ、と気付かれることはあっただろうか*]
……先に伝えていれば……か。
確かにそうだったかも知れんが……それは、言っても始まるまいよ。
[確かに無為に命を散らす事はなかったかも知れないが]
過ぎた事……で、すます心算は毛頭ないが。
今は、そこに囚われるよりも為すべき事があると、私は思う。
[それが何か、を言葉にはしないものの。
再び開かれた深紫は静かで、そこに揺らぎはなく]
……短慮に走らず、言葉交わすを選んで良かった。
少なくとも、私の進むべきは、はきと定まった、と言える……感謝する、対なる君。
[言葉と共に向けるのは優美な一礼と柔らかな笑み。
それから、青年はくるり、と踵を返す。
どこへ、と問われたなら、一つ息を吐き]
……一度、地下へ。
調整してやりたいヴァイオリンがあったのを、思いだした。
私の道は定まったが、皆には選ぶ時間が必要だろう?
……その時間を、私なりに有意義に使いたいのでね。
[告げる表情に滲むのは。
揺るがぬ決意と、覚悟のそれ。*]
― 寝室 ―
[窓の外の海の色は暗い。見つめる少年の瞳にゆらりと金色の光が浮かんで沈む]
おやすみ、月の子...
おやすみ、愛し子...
[紡がれる歌は、誰も知らぬ、子守唄]
─ 厨房 ─
[身体揺らがせる程の苦痛は、この場に及んでも尚覚悟が決まらない女への苛み。
言うべきだ、何故言わないと胸の奥から責め立てる声。
>>23目の前から差し出された手に支えられ、見上げるその深紫は己の言葉を聞いて、瞼に微か、隠れた]
…言っても始まらないけれど。
言わなければ、形にできない物もあるでしょう。
[女の懺悔に付き合わせて、申し訳ない思いはあるが。
こうして明確にしなければ、それこそ囚われたままになってしまう。
己の視たものを受け止めきれず、自衛団長に判断を委ねようとして。
団長の─朱花の死を目の当たりにしたのに、それでも尚目を背け続けてきた、女の身勝手に]
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