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…私自身はさ、いいんだよ。
私だってアーベルさん達を殺すつもりでいたんだもん。
だからお相子。
それに、もし生き残っても…上手く生きていけたかどうか分からないから。
[苦笑浮かべて言いながら、女は自分の胸を抑える。
そこに傷跡はない。
一度目を閉じて、開けて。]
うん、中央教会が皆悪い!
――それでいいや。
[言い切ると、女はからりと笑った。
それはかつてのように朗らかに。*]
─ それから ─
[やがて橋が開通し、アーベルの尽力により今回の騒動は野生の獣の仕業ということになったよう。
遺族への説明に苦心したようだが、身寄りのいないナターリエの分が無いだけ、楽は出来たかも知れない]
アーベルさん、ゲルダさん。
どうか、お二人の道にひかりがありますよう……。
主よ、彼らの行く先に幸いを。
二度と、このようなことに巻き込まれませんように。
[それぞれの道へ歩き出す二人に祈りを捧げる。
祈る姿はやがて光に包まれ、光球となり天へと昇っていくのだった**]
/*
>ゲルダ
拾って下さり、ありがとうございました。
あの時点でゲルダさんどっちか分かってなかったけど、
心安らげる場所があって欲しいなって思っていたのでした。
/*
おう、シスターが昇天している。
さて、ぼちぼち、村建ての最後の仕事をやっておこう。
間に合わなかったら、切なすぎる……!
風来坊 アーベルは、というわけでごそり。
──それは真白に閉ざされる森の中で。
──それは川に隔てられた小さな教会で。
──それは月のひかりに彩られたものがたり。
──緋に染まった世界は、けれど。
──確かに、先へ、道を繋いで。
-- C A S T --
Julian Baselt ・・・sammy
Natalie Schnoor ・・・rokoa
Abel Krebs ・・・tasuku
Nora Kleinert ・・・蒼生
Liddi Weber ・・・Mey
Gerda Hubertus ・・・akIka
/*
最後のお仕事お疲れ様なのですー>アーベル
「中央教会が悪い」正に魔法の言葉。
生きてる時から誰が悪いなんて一つも考えていないシスターでありました。
>>240ゲルダ
おとこのこに転生しますね!(何故
―― 蒼花散り、後に残るは一輪の ――
[全てが終わり、「場」と言うものがなくなっても自分はまだここに居た。]
だって、やっぱり気になるじゃない、ねえ?
[なんて、目の前(と言うか眼下)にいる人たちには聞こえないだろうけれど。
生きる事を決めた二人が、どうこの件を「終わらせる」のか見届けたかった。
それも、なんとなく自分の役目な気がして。]
ギュンターさんも、でしょ?
[ゆらゆらと薄れ掛けたその姿が返事を返したことは無いけれど。]
[あの日、行動を起こしたアーベルの言葉に>>182
中央の教会ってどんだけ、と思った事はとりあえず置いて
どういう手を使うか話し合うのに見えないながらも同意していた。
「人狼ではなく野生の獣の仕業。人狼など居なかった」
人狼がいると焚き付けてそれを利用するつもりなら、それを否定するのはありなんだろう。
そのために遺体を検分できなくする為に、一人埋葬の用意をするのを見守った。>>184]
アーベルさんらしいなぁ。
大丈夫、二人の事恨んでないし、囚われたままでいる気もないから。
っ、ととと!
[弔いの聖句を聞いて危うく上に上がりかけたのを堪えて、笑う。
ほら、俺はもういつだって向こうに行けるんだ、って。]
[やがて橋が修復されてその時が来る。>>185
自衛団はもちろん、予想通り教会の使者が「いかにも」な顔つきでやってきたのをジト目で迎えた。
その表情がアーベルの説明で変わり、食って掛かるのを用意していたらしい「切り札」で封じられるのを、文字通り「高みの見物」で眺めて。]
にしても、本当に教会の中の人だったんだな、あの人。
[恐らく、使者さえも逆らえない偉い人がついているんだろうと、いつかの会話を思い出して。
それでも、一応宿泊施設の検分をすると諦め悪く踏み込もうとした使者の足元に自分の足を出して転ばせ
地下の倉庫に行けば中に入ったところで扉を閉め、広間に向かえばテーブルから物を落として見せた。
「団長の声を聞いた」と自衛団の面々が騒げば、上手く理由をつけて建物から追い出しただろう。
結果、宿泊施設には幽霊が出ると言う事になったが、みんな中央の教会が悪いんで、自分は悪くない。と思う。]
[最終的にはアーベルの主張が通って、教会はそれ以上何も出来ず引き下がる事になった。
何で教会がここまで絡むのか、団長から聞かされていなければ自衛団にはさっぱりわからなかっただろう。
そうして、その後一人一人の家族の元に、事情の説明に回るのには憑いていかずに遠くから見守る。
唯一、立ち会ったのは自分の師匠に報告に行った時だけ。]
じーさん……いや、師匠。ごめんな。
ばーちゃんも。
[大事に思ってもらえていた、それだけでも嬉しくて。
跡継ぎがいなくなっちゃったな、とそこだけ少し悔やんで。
今から新しい弟子を取るのも難しいだろうなんて心配もして。]
[その師匠の元に、独立して街に出ていた兄弟子が尋ねてくる。
噂を聞いたと、弟弟子であるユリアンの事を聞いたと。
「ユリアンが継ぐと聞いたから街に出たけど、もし出来るなら自分が跡を継いでこの村で仕事をしたい」
その申し出に喜んだのは師匠だけじゃなく]
あ……イヴァン先輩が帰ってきてくれるのか。
なら、もう大丈夫だな。
[なんとなく離れがたくて見守っていたその場所を、新たに守ってくれる人が出来たなら。]
なら、俺も安心して向こうに行ける。
[ふわり、そう思ったとたんに姿は薄れ、淡い光に溶けて。
その姿のあったはずの場所には、蒼く揺れる小さな勿忘草が一つ。**]
― ―
[橋が復旧し、事後処理が進む中、女は自分の家に戻っていた。
縫いかけの刺繍。
気に入りのローブ。
夫に貰ったブローチ。
放置したままの野菜。
触れようとしても、やはり触れなくて。
家族がそうした物を片付けていくのを、時折涙ぐむのを、黙って見送って。]
…さてと、クルト探さないと。
あんないい人他にいないもん。
誰かに掻っ攫われない内に捕まえとかないとね。
[半分、空元気で伸びをする。
謝りたくとも己の声は彼らには聞こえない事はここ数日で分かっていた。
自分にはどうする事も出来ない。
時間が薬になる事を祈るばかり。]
[あの時皆に教えて貰ったように
今回の騒動に縛られる事なく、此処を発つとしよう。
他の人々もそうであると信じて。]
それじゃ、いってきます!
[女はまるで旅にでも出るように家から出て行く。
家から出た身体は端から光に溶けるようにして解けていき、
女が愛した人と暮らした家だけが残った。*]
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