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//中の人発言//
ちなみに、前のセリフは、中の人の本音だ(笑)
―――の後に一書くと見えにくくなっちゃったのが原因だなぁ。
ん?
そーすっと、宿屋の親父も適当な御伽噺を俺に教えたのかよ?
…まぁ、そういう類の話は、家ごとによって多少違うもんだしな。仕方ねぇか。
〔小さく肩をすくめる〕
何を基準に考えたらいいのかわからんのが辛いな。
俺は自分の信じたい事を信じてる、自分勝手な親父だからよ。
リディアが人狼だってわかった時、皆が少なくともあと一匹はいるって言ってたろ?
あれ聞いて、人狼はあと一匹しかいねぇんだなって思い込んじまったよ。
思い込みって怖いな。
…なぁ、フラン。
もし、人間でありながら、人狼とコンタクトが取れる奴が、占い師って名乗り出たらさ。
本物の占い師がどっちかなんてのは、人狼にゃ簡単にわかっちまうんじゃねぇのかな…。
俺はそう考えたんだが、どう思う?
〔煙草を吸うために店の外へ、戸口にもたれかかり、かちり、と火をつける〕
「フラン」がそう細かく憶えているわけないでしょう。
憶えてなかった言葉の細かい部分を指摘してどうするの。
そこは貴女が突き崩す場所でしょう。
私はそう簡単に認めたりしないわよ、誰の言葉もね。
だから貴女が主張すれば貴女を信じることも出来る。
…何か問題があって?
[薄く笑う]
え……ちょっと、何……?
[呆然と呟くのには、委細構わず。
扉を開いた者たち──自警団はどやどやと2階へと上がって行く]
……なに……あれ?
[思わずぽかん、とした声を上げれば、主人はさあな、と嘆息する。
連日、自警団に騒がれて、参っているのだろうか]
……マスター……疲れてるなら、御師様の飴、食べるといいよ……?
[その様子に、思わずこんな言葉を投げかけて]
うん、行こう。
君と一緒ならどこへでも行ける。
[パトラッシュの隣に立ち、共に足を踏み出す。その姿を確認したディートリヒは微笑みと共に掻き消える。ディーノ─ディアナ─にも気付かせぬように]
─ここから先は永久(とこしえ)の地─
─死せし者達が集う場所─
─空間自体はそれぞれ隔離されてるから─
─僕と君は別の場所に居るけれど─
─心はいつも共に在る─
─それはここでも変わらないよ─
─…尤も、今はもう僕は必要無いかもしれないけどね─
[2人は光に向かい歩みを進める。光は徐々に近付いて来て。辿り着くと身体は光に包まれる。その先に待ち受けていたのは──]
…わぁ…。
[柔らかな光が降り注ぎ、様々な花が咲き誇っていた]
[煙草を吸おうとするランディと]
[一緒に店の外へ]
[日差しが眩しい]
マスターも専門家じゃないし。
あたしだって御伽噺を細かくなんて憶えてないよ。
そうだよね。
思い込みって怖いよね。
それにばっかり頭が行っちゃう…。
え?
ああ、うん。そうだよね。
だってコンタクトが取れるなら、人狼だってその人のことを知っていることになって。
ならばもう一人が占い師で。
…あれ?
でも占い師がコンタクトを取ったりする?
[混乱する]
[首を傾げる]
[体を起こしてうーん、と伸ばす。
異質な空は相も変わらず例えようのない色。
だけどそれ以上に不可解な問題を抱えていて。隣で眠ったままのノブの方を向いて溜め息を漏らした]
[食べたいと思った]
[だけど。自分が求めたのはその血でも肉でもない。この腕、この体温――彼そのもの]
[欲しいと思えば自然と手が伸びて]
[その頬を撫でて唇に触れる]
[食欲とは違う、名前も知らない感情は、確実に大きくなって]
[その息苦しさにため息を増やす]
[―――そういえば、彼はどうして此処に?]
[広げられたスケッチブックを見やる]
………。
[まさかとは思いつつも引き寄せ]
[それから、しばしの空白を経て。
再び、降りて来た自警団の面々は、妙に虚ろな雰囲気を漂わせていた。
その様子を、主人と、黒猫と共に呆気に取られて見送って]
…………なに、ほんとに…………。
[呆然と呟くものの、その様子には、何か引っかかる者が感じられた]
ね、マスター。今、上にいるのって……。
[客はシャロンだけだ、と。返って来るのは吐き捨てるような言葉]
「どうも、あの姐さんは……訳がわからん。
あの、犬っころの事といい……全く」
う……そういう言い方はないと思うけど。
[そうは言うものの、気にかかるのは確かなので]
……一応……何があったか、聞いてみよう……かな?
/*
もし先にパトラッシュ、後から僕が死ぬんだったらやろうとしてた描写でした<ディートリヒ
一緒に来ちゃったから色々編集www
*/
[シャロンが小さくため息をついた]
まかせられるのはいいんですけどね。
わざわざ、その男に話しかける気も起きないのよ。
―――心底、興味は無いですしね。
それに、その男もきっと私には話しかけてこないわ。
それじゃ、誤魔化しようもないじゃない。
[大樹の揺れる音]
[茶色のコンテで仕上げたのは長髪の青年の姿]
[最後にケヴィン・Aと書き加え]
[そんなわけあるはずない、と思いながら。会えたところで合わせる顔があるわけでもないのに]
[指輪を外してその絵の上に置くと、ルビーはどろりと溶け出してそのページに赤い染みを広げていった]
[主人を恋しがるみたいに]
[ぶわ、と圧倒的な光に包まれて。
目を瞑りかけた、そのときにはもう花畑の中。
春のような暖かさ。]
うわ、なんだ?
[ぱちくりと。]
凄いな、これ。この村の中に、こんなとこあったっけ?
[見渡す限りの花、花、花。
その光景に何となく気持ちが弾んで、軽く駆け出す。]
だから「認めて」いないでしょう?
突付かれたならば指摘すればいい。
突付かれなければ、他の人間は惑わされない。
私はそれを「認めない」のよ?
[クスと笑い]
細かい所ばかりに気を取られていると。
足元を掬われてよ?
気にしないのなら気にしなければいい。
……取りあえず……何があったか、聞いてくる……。
[確かめたい事も、ない訳ではないし、と。
その部分は声には出さずに]
え……あは、大丈夫だよー?
危ない事なんて、きっと、ないって。
[大丈夫か、と問う主人ににこ、と笑ってこう言うと。
黒猫を両腕で抱きかかえるようにして、2階へと]
凄いね、こんなに沢山の花を見たのは初めて!
[元々花は好きな方で。だからこそ手品にも花を使っていた。とても嬉しそうな表情をしていたが、パトラッシュの言葉に首を捻って]
そう言えば…村でこんな場所は見たこと無かったような。
それに色んな花があるけど、季節感が統一されてないなぁ。
春の花も、夏の花も、全部の季節の花がある。
[変なの、と首を傾げるも、すぐに「まぁいっか」と考えるのを止めて。駆け出したパトラッシュに気付くとその後を追う]
あ、パトラッシュ待ってよ!
[昨日よりも強い赤い便りが掠める]
[送り方を忘れたそれは、届き続けるだけだけれど]
[知らない人の声が混じってるような――?私よりも優秀なパートナー、なのかな。苦笑して]
[結局一人なんだって思い知らされた気がして]
[唯一の救いは、彼が弔いにと手に掛けられたわけではなかったこと]
[――辛くなんかない。今までだってそうだったから]
[勝手に落ちる涙にも嗚咽にも首を振るけれど]
[バランスを失ったみたい、転げ落ちるみたいに泣き続けて]
えと、お邪魔します……。
[そっと声をかけつつ、部屋の中へと滑り込み]
あのー……今、自警団の人たち、来てたみたいですけど……何が、あったんです?
[しばし躊躇った後、こんな問いを投げかけて]
うーん……なんだか、物々しいなあ、っていうのはあったんですけど……。
[問いに、首を傾げつつこう答え。
それからふと、衣類の乱れに気づいて、一つ、瞬く]
……どうしたんですか、それ……?
[着衣に乱れた所など、今まで見た事がなかっただけに。
それは、気にかかって]
・・・。
[何故か、少しだけ口を開くのを戸惑ったが、ゆっくりと口を開いた]
・・・人狼探しにかこつけられて、乱暴されかけたのよ。
自警団に分かるのは、私が人間だということ。
それしか分からないのにね。
[後ろから追いかけてくるディーノを、時々気にして振り返り、楽しそうに『パトラッシュ』が吼える。]
[駆けて、駆けて、駆ける。足取りも軽く]
[けれど誰にも出会わない。どこまでも続く花畑。]
[暫くしてゆるりと止まり]
……誰か、いねぇのかあー?
[遠吠えのように、叫んでみる。]
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