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〔いつものように、教会へ向かう。死者の弔いがされていて、献花台にはいくつかの花が飾られていた〕
〔アッカーソン老夫婦がちょうど帰るところであった〕
〔お互い、軽く会釈をするだけで無言のまま〕
〔かける言葉など、見当たらないし、かけて欲しい言葉なんてものも無い事をよく知っていた〕
…。
〔こめかみの辺りからじっとりとした汗が流れるのもそのままに、無心に、祈る。祈る。祈る…。何を願うのか、何を望むのか。自分でもわからなくなっていた。〕
…煙草、買いに行かなきゃな。
〔それだけ言うと立ち上がり、広場を通り、雑貨屋へと*向かった*〕
―雑貨屋―
[朝方]
[扉の外で自警団員が]
[呼ぶ声が聞こえた]
知らない。
[その一声だけが返る]
[立ち寄った自警団員は]
[仕方無く戻っていった]
[日は上がってゆく]
[けれど]
[店を開ける気にもなれず]
どうして。
信じられるんだろう。
[ただ]
[誰もいない店の中]
[座っている]
〔暑い。額に流れる汗を手の甲でぬぐう〕
〔雑貨屋に着くと、扉は固く閉まっており、何人かの自警団員が困ったように雑貨屋の前から帰っていくところだった〕
…なんだ?
フラン、店開けてないのか。
体の具合でも悪いのか?
〔閉ざされた扉を軽くノックする〕
おい、フラン?
どっか調子でも悪いのか?
すまんが、煙草を分けて欲しいんだが…。
〔恐縮したように声をかけた〕
[新たな声の主]
[それは]
ランディ。
[自分自身を信じろと]
[そう言った人]
…うん。
分かった、開けるよ。
[立ち上がり]
[扉を開く]
調子が悪いとか。
そんなんじゃないんだ。
ただ…。
[誰にも会いたくなかった]
[そう呟いて]
〔雑貨屋の扉が開く。厳しい表情のフラン、その口から紡がれた言葉〕
〔誰にも会いたくなかった〕
〔どうしてそう思ってしまうのか、思考の流れは推測できた〕
…悪い。
あー…、迷惑なら、すぐ帰るよ。
煙草だけ…。
悪い…。
〔軽々しく、元気を出せよ、とも言えず。店の中に入っていいのかどうかもわからず〕
〔フランから視線をそっと外して、生やしっ放しになっている顎鬚を撫ぜた〕
…いいよ。
ランディなら。
だって、信じてくれるんでしょう?
[小さく首を振って]
[どうにか微笑を浮かべ]
[店の中へと誘う]
凄い汗かいてる。
タオル持って来るね。
[奥に入れば]
[出されたままの湿布薬と布]
[強い薬の匂いが漂う]
〔無理に笑う姿が痛々しかった〕
〔だが、誘われるままに店に入るしかなく〕
〔ふと鼻を突く、薬の匂い〕
うわ。強烈な匂いだな。
俺の煙草からも、湿布の匂いがしそうだぜ。
〔ゆるりと店内を見回し、目当ての煙草を棚から取り出す〕
[タオルを手に]
[奥の部屋から戻る]
[白いタオルを手渡しながら]
ああ。
ここんとこずっと作り続けていたからね。
でも作った端から消えちゃうから。
…あたしにも染み付いているかも。
[肩を竦めて]
[確かに身体にも染み付いた匂い]
ごめんね。
薬草臭い煙草だなんてさ。
まあ、身体にいいとでも思って?
[小さく笑う]
〔霊を言い、タオルを受け取って汗をぬぐう〕
〔勧められるままにそこへ腰掛け、胸にたまった空気を吐き出す〕
〔ややあって。
…シャロンとディーノがお互いを占い、人間判定をしたこと。
…パトラッシュが自警団に撃たれ、命を失った事。
…それなのに、ディーノが人狼に喰われた事。
…その事実によって、疑いの晴れた自分が独房から出された事、などを。
自分自身でも整理するかのように、淡々と説明した〕
[整理された説明を]
[時折頷きながら聞いてゆく]
そう、なんだ。
じゃあディーノは人狼じゃなかったんだね。
庇ってたからパトラッシュは人狼じゃ無いってこと?
[一瞬疑うような顔をするが]
[すぐに思い出して]
ああ。
エリカちゃんには死んだ人の魂が分かるんだっけ。
ランディが出してもらえたってことは、そういうことかな。
[窓の外を見る]
じゃあ、残る占い師はシャロン?
これからはシャロンが人狼を探してゆくのね。
〔吹き抜ける風が気持ちいい〕
〔汗が引いていくのを感じた後、広場のほうへ視線を投げたまま問いかける〕
…なぁ。
ノブを占った日の、シャロンの言葉。
覚えてるか?
「人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけ」
俺が宿屋の主人から聞いた御伽噺にゃ、そんな奴は出てこなかった。
いったい、何処から仕入れた情報なんだろう。
同じように旅をしてたディーノは知らなかったみたいだし。
なぁんか、引っかかってよ…。
〔残る占い師はシャロン、と言うフランの言葉に、怪訝な表情を向ける〕
おい、人狼伝承では、能力を持った人物は一人ずつしか出てこなかったんだが。
フランは、シャロンを信じているのか?
[外が騒がしい。
どうやら、自警団員達がシャロンを探していたようだが、元より、逃げるつもりも、隠れるつもりも無い。
シャロンは、宿屋の自室で、冷たい笑みを張り付かせたまま、自警団員を待った。
―――ややして、宿屋の扉が荒々しく開かれた。
ごく単純な場所に、やっと気づいたようだ。
足音はだんだんと大きくなり、
自室の前で一度止まった。
そして、
次の瞬間、さらに大きな音で扉が開かれた]
あらあら。
みなさんお揃いで。
そんなギラギラした目で、私に何の御用かしら?
「とぼけるな!
お前が、我々を外に連れ出した後に、占い師候補であるディーノが死んだ!
それは、お前が狼を手引きしたとしか考えられないだろう!」
・・・愚鈍な考えだこと。
「まだあるぞ!
お前は我々にあの犬が人狼だという考えを受え付けた!そして、お前が偽者で、狼とグルだということはすでにリークされているんだ!」
・・・ただ、勝手に妄想に踊らされただけじゃない。
「うるさい!
いいか!?拷問にかけてでも、狼の居場所を吐き出させてやるからな!覚悟しろ!」
まあ、怖い。
もっとも、何人かは拷問という名を借りて、私を犯そうと思っている人もいるようだけど?私が・・・狼の仲間だとかそんなことも関係無しに、自分の欲望を満たそうとする下衆な人間・・・。
「・・・っ!?」
[少しだけ、自警団員の間にどよめきが起こった]
・・・犯したいならどうぞ?
見せてあげる。私の全て。
[そう言ってシャロンが、上着のボタンを外し始めた。
ゴクリと生唾を飲む音と、少しだけ理性のある人間の「よせ!」という叫び声。
一種のパニック状態が起こった。
―――そして。
その上着を全て脱ぎ捨てたとき、騒ぎは一瞬にして収まり、全ての人間は青い顔をして、その場に蹲ることとなった]
さあ―――?
どうしたの?見たかったんでしょう?
[―――その衣服の下は、見るも無残に焼け爛れた姿で、正常な人間の持っている体ではなかった。
皮膚が溶け、そして、捻じれたように固まり、透けたその肌からは、少しだけ内臓が見えていた]
[そのとき、全ての人間の思考回路は止まった。
そのスキを見逃さずに、シャロンが冷たい笑みを浮かべながら叫んだ]
―――聞け!愚かなる者たち!
私は占い師!
人間と人狼を区別する者!
狂人は死んだ!人狼も死んだ!
何を迷うことがある!
論理的な思考を持て!
人間が殺されたとき、誰がいなかった!
その者を討てば良いだけだ!
人間を殺すヒマなどない!
人狼を、人狼を殺せ!
「・・・」
[一瞬の空白に暗示を入れるのは一種の催眠療法。
よほど、気の強いものでしかこれに対抗することは出来ない。
ややして、自警団員は、のろのろとした声でこう言った]
「そう言えば、そうか・・・。
俺達は、人狼を殺さなければいけないんだよな・・・」
[ボーッとした様子で、来たときとは真逆にゆっくりとした足取りで、宿屋を出て行った]
ふう・・・。
なんとかうまくいったかしらね。
でも、いつ正気に戻るかは分からない。早ければ今夜・・・。
その今夜さえすぎれば、私の勝ち。
明日、正気に戻り、そのとき、また私を殺したくなったら、そのときいらっしゃい・・・。
そのときは・・・全員道連れですけどね。
うふふ・・・。
人狼とコンタクトを取って、か。
そんな人間いるのかしら。
人狼同士は意思の疎通が図れるとか何とか。
そんな話はあったと思うけれど。
[首を傾げて]
え?
そう…だっけ?
だってシャロンはクローディアの力を受け継いだって。
ノブも人間だって…。
[声が小さくなる]
[溜息が漏れる]
そうか、そこから間違っているかもしれないんだ。
誰か、正確なお話を覚えていたら良かったのにね。
[暫し沈黙し]
[それからランディの顔を見つめて]
ねえ、ランディ。
でもディーノがシャロンを占っても、人間だって出たんでしょう?
シャロンがディーノを占っても人間。
それって、どっちが真の占い師なのかも分からないんじゃないの?
どっちを信じるかと言われれば。
そりゃ、ディーノの方が正しそうだけど。
でも…でもさ。
[疑心暗鬼]
[誰もしっかりと信じることが]
[できない]
……わかんないよ……。
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