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[しばらく、そうやって、泣き出すのを堪えていたものの。
黒猫の、案ずるような鳴き声に、辛うじてそれを押しとどめ]
そ……だね。
行かなきゃ。
……決めたんだよ、ボク……逃げない、って……。
[小さな声で紡ぐのは、決意]
あの時みたいに逃げて、何もかも無くすのは嫌。
ここには……無くしたくないものがあるから。
[呟いて、蛍石のペンダントを握り締める]
……行こう……リエータ。
[いつだか、母親に…何でこんな奴に惚れたんだと聞いたことがあった。
「男って言うのはね、イザって時に頼りになる。それだけで十分なのよ。」
なんとなく思い出した、その言葉。
幼かった自分は、ただ腑に落ちなく思っていただけで。]
…親父……。
「なんとなく、判ってんだろ?てめぇが出来る事だの、使命って奴だの。
…だったら、きっちり悔いなくやってこい。」
[黙って、その目を見つめて頷く。]
「…もってけ!」
[いつも腰に帯びていた古びた鞘の短剣を、放って寄越された。
意外なほどの重みと、手になじむ感触に、思わず目を丸くする。]
…あぁ、ありがとう…父さん。
[一言継げて、家を飛び出した。
父がいつもしていた右手の手袋は、机の上に無造作に放り出されていた。]
殺す?
お前が?
全て?
何もかも…。
お前、自分で何言ってるか、わかってんのか?
…パトラッシュやディーノについては、俺の見立てじゃ間接的にお前が手を下したって言われても納得いくが。
じゃぁ、クローディアや、ノブは?
あれもお前がやったのか?
違うだろう?
お前は、人間だ。
本物の占い師、ディーノの占い結果だ。
お前には、牙も、爪もない。
だが…。
それを、身にまとっている奴の事を知っているんだろう?
[静かな言葉に、黒猫はにぃ、と鳴いて答えたろうか。
行こう、と、その声が言っているような気がして。
ぱたぱたと、走り出す。
下に下りれば、何があったんだ、と主人に問われるが]
ごめん、説明、あとっ!
[それには、早口にこう返すだけで、外へと]
/中/
RP中にすみません。
連続コミットでの終了持ちかけてもいいでしょうか?
時間とシャロンのRP予定次第ですが。
あと皆さんの稼動可能時間。
シャロン、エリスが殺そうかなと(何)
…俺に出来る事。やらなきゃ、な…。
[短剣を一度ぎゅっと握り締め、腰へと帯びる。
足の向く先は、戻らなきゃいけない場所。
守らなくてはならない人の居る場所。]
[当ても無く村の中を歩く。
どうしても部屋でじっとしていることは出来なかった。
ただひたすらに、意味もなく歩く。すると・・・]
あれは、ランディ・・・?
シャロンも・・・。
[遠くに見えた姿に向かって、歩き出した。]
//中の人発言//
あ。というか、コミットアンカー引き受けることにします。
0時までに終われば0時に。
やむなくすぎることになれば、私が終わったら、という感じでいいです?
/中/
アンカーは構わないのですが。
長引きそうなら連続コミットはやめておきます。
ただ、珍しくほぼ全員が揃ったみたいかなと思ったので。
シャロン、人間でいたいのですよね?(一応確認)
〔今まで憶測に過ぎなかったものが、確信へと変わり、質問が詰問へと無意識に変化していたことに、気づかないまま続ける〕
おい、しっかりしろ!
俺の疑問に答えてくれ!
…そんな、ずるいじゃないか!
お前一人だけ、狂気に身を任せて、クローディアに会いにいけると思ってんのか!
半身とも思える大事な奴に先立たれ、後に残った人間のやるべきことは。
あいつらの命の分まで、後悔せずに生きることだ!
お前は…そんな生き方で…後悔しないのか?
〔シャロンに向き合うと、彼女は、俺を、食べる、と言ったのが、聞こえた〕
〔食べる…それは、死を意味していて…〕
〔シャロンに対して怒りを覚える反面、甘美な死への誘いに抗えない自分が、そこに、いた〕
[外に飛び出し、周囲を見回して。
探していた者の姿は、すぐに目に入ったけれど]
……っ……。
[そこに立つ。女性の姿は。
かつて、人狼の元に走った姉の姿を、容易に思い起こさせて]
…………。
[軽く、唇を噛み締めつつ、その様子を見つめる]
〔シャロンの言葉が頭の中を駆け巡る〕
〔俺を、喰う〕
〔シャロンは人間?違う。違う〕
〔食べた。心臓を〕
〔クローディアの心臓を〕
〔クローディアの、心臓…心臓!〕
…おまっ!
何をっ!
〔目の前が赤い。身体が熱い〕
〔はらわたが煮えくり返るほどの怒りに身を任せ、シャロンに掴みかかった〕
〔感情のままにシャロンを揺さぶる〕
お前が、おまえ自身が、守りたいと思った者を手にかけておきながら、狂うなんて!
許さねぇ。
ゆるさねぇ。
ゆるさねぇぞっ!!!!!
誰だ、お前にクローディアの心臓を与えた奴は!
お前の自分勝手な望みを叶えた奴は!
何処にいる!
〔かなりの大声で怒鳴っているため、周囲には人だかりが出来始めており、武装した自警団員の姿もちらほら見られ始めていたが、構わなかった〕
〔ただ、目の前にいる女が、憎らしかった〕
[シャロンは人狼]
[少なくともこの囁きが聞こえるなら]
[人狼と同じものになろうとしているのは確かなのだが]
そう。
ならば。
――おやすみなさい。
[静かに]
[そっと]
[別れを告げる]
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