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[川の縁]
[ぼんやりとたつ]
[梔子の布はどこにあるのだろう、そんなことだけ]
…困ったの。
[どこにあるかもわからぬそれは、唯一母からもらったもの。
どうしたものかと首をひねるも、既にわが身には縁遠くなったものかとばかりにぽつりと浮かぶ苦笑]
[どこまでも。どこまでも。
母へとつながる縁を求めて、ふらふらと]
…戻らねば、母上が悲しまれるだろうか。
[自分がいなくなったことに対してではなく、妹が繰り上げて差し出されるであろうことに対して母はなくのだろうと]
[ぼんやりと母の願いをかなえねばと、そう思った]
[自分の願いなど、叶わぬことは当に知っていた]
[母に愛してほしかった。
自分の本当の名を呼んで、抱きしめてもらいたかった。
それだけ]
[故に自分は戻らねばならぬと。
──たとえ、自らの気持ちと違う結論でも]
[そのままくすんだ空色の髪は森を抜け、白夜を超え。
鈴の音を頼りに。
気がつけば自らは舞殿の傍ら用意された装束を纏い、髪にはしゃらりと鳴くかんざしが添えられ腰には扇と唐太刀と。
──勤めを終えるために帰ってきたのだと]
…。
[かすかに薄紅に整えられた唇を吊り上げ]
[きしりと舞殿の床板をすこうし鳴らして上がり、天を見上げる。
そこには真珠をばら撒いたかのような空の星々]
…。
[ああ、と小さく呟いた唇はやがてすう、と小さく息を吸う。
耳に響き始めるのは笛の音、笙の音、太鼓の音。
それらは星に奉げられるために楽となる。
蜜色をかすかに揺らせば、細い指先がゆうわりと空に踊る]
[───最期の舞を空行くほしに*捧げる為に*]
[月白の神巫の 謡いし声に]
[夜を越え 真白の霧をも越えゆけば]
[白き花咲く 白夜の野辺は]
[夢の彼方に 揺れ溶けて]
天地を星渡り 空晴れる
(てんちを ほしわたり そらはれる)
時迎へ
(ときむかへ)
想念繋ぐ音色の 呼ぶ声に
(おもひつなくねいろの よふこえに)
薄闇明けぬ 夢覚ませ
(うすやみあけぬ ゆめさませ)
−配役−
雅詠・・・・レイム
烏・・・・・fuka
風漣・・・・tasuku
ゑゐか・・・cheshire
あやめ・・・Sol-la
音彩・・・・hishou
揺藍・・・・yuzuru
紅露・・・・fuka(村建)
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