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―果樹園―
[命を持たない存在…その言葉に一つの面影が浮かぶ]
冷たいって…
[それは既に、問いではなかったかもしれない]
うーん、掴みきれなくは無いんだが…かなりの集中は必要そうだ。
邪魔さえ入らなければ。
[現時点で最大の邪魔は風精なのだが]
命に関わるような危険性は無いとは思う。
[アーベルにはそう返して。いつもと異なる印象を受けるブリジットに視線を移しつつ]
いつも、役立ってもらってるんだがな。
こいつらが居なけりゃ俺の仕事は成り立たない。
んあー、少し宥めてもらえると助かるかも。
今のままじゃ掴むにも掴めない。
[幾度か早回しで見た後で、
気に入ったものがあったのか、同じ場面を何度も何度も繰り返す。
夕映えの空をゆったりと飛ぶ翼。
背に身を寄せる、命のちから持つ同胞。
治りきらぬ傷の痛みはあれど、風はその頬に、その翼に。
空とひとつになり、渡っていく感覚。
飛べなくなる前の、最後の空の記憶。]
―果樹園―
[ここから出たいのは、皆同じだろう、と言いかけて、それは意味が違うと、自分の中の何かが押しとどめる]
お嬢、でも、それは…
[ここではないどこか、今ではないいつか…それは、もうずっと誰もが唱える呪言だけれど]
[ナターリエを送り出した部屋の中。しばらく、虚空を見上げていたが]
はぁっ……。
[ひとつため息をつくと、髪を掻き上げ]
そろそろ限界かもしれんね。
[そう呟くと、部屋の隅に置かれていたバイオリンケースを持って、外へ。]
大切なパートナー。
そう思ってくれる人は大切。
[微笑を浮かべて止め具を緩める。二本垂れ下がる]
…落ち着いて。
慌てなくてもちゃんと聞いてくれるよ。
大丈夫。
[左手を差し伸べて静かに喋る。
風の総量は変わらねど、幾分緩やかな流れになるか]
大丈夫だから。
[風の一部はアーベルの傍を掠めるように流れたか]
印象ね。――まぁ、ちょっとやそっとの事じゃ
忘れて貰えない体質ではあるのは自覚しているけれど。
[そこはお互い様かな。冗談交じりにけらと笑って。
もう一人、との言葉に一度瞬いて、あぁ、と何処か納得した様に瞬いた。]
――聖獣のおねーさんの事か。
そういえば、オレが、ナタ・リェに話してたことを
オトフリートは聞き及んでたみたいだったね。
[信用しているし、聞かれた所で然したる問題は無いけれど。
ゆるりと首を傾げながら、続く言葉に口許へと手を当てる。]
…そっか、なるほどね。『魂』の声にしては、
随分と聞こえにくいとは思っていたけれど。
その推測は、強ち間違ってないかも。そうすれば、幾らか納得も行く。
でも、――そうすると困ったな。
協力者が、何を目的として『器』の声に同調してるのか…
唯でさえオレには三対の機鋼の声は聞き取りにくいから。
…あの翠樹のおねーさんの様子から、目的を聞きだせるかどうかも。
[そも、協力している人が彼女一人だけとは限らないし。
僅かに眉を寄せながら、溜息を重ねる。最後の一口を齧って]
…これが限界。
これ以上干渉すると、多分逆に大変なことになるから。
[多分風の精霊の声は望むよりまだ多く届くだろう。
それでもハインリヒの望む声も届けてくれるようになっただろうか。
戻した左手の鎖を締め直し、小さく息を吐いた]
[無言のまま、女は歩く。ガラクタに足をとられないように気をつけながら。]
[何時もは無駄口を叩くクラウドも今は流石に大人しい。]
[壁に走るパイプ、コンプレッサの音。]
[存在する全てが、感情を持たぬ無機質。]
[闇は薄れ。]
[あの声に近くなっていく。]
『……呼んでる???』
―→ファクトリーエリア―
< 猫、リディに回復してもらって、ようやく目がさめたみたい。
誰になでられてるのかしら。
あおい目が開かれて、ユリアンをとらえました。そして、邪魔してほしくない、っていった、リディ。 >
―果樹園―
[深い、深い溜め息]
だからって、人間に喧嘩売ってどうするんですか?
邪魔をして欲しくないなら、もっと慎重に立ち回らなきゃだめですよ。
[こういうとこは母親似だよな、と思ったとか]
[時間がたち、現在。
陽光の精霊は湯あみに興じる。
ほの甘いかおり、湯槽から手を軽く持ち上げると勢いよく下ろす。
――――ばしゃん。
響く水音。
ゆらゆらと揺れる水面をじっと見つめながら]
……カラクリの王は何を考えてるんだか。
まぁ、何考えてるかワケわかんないのはうちの王さまも一緒か。
[言葉少ない陽光の精霊王の姿を思い出して唇がつり上がるだろうか]
[緩む風の勢い。流れてくる情報も緩やかなものになる。負担が減った事に左手を額にあて、小さく息を吐いた]
…助かった。
スマンな、ブリジット。
[勢いは緩んだが、鳥と戯れる風精は相変わらず周囲を駆け巡る駆け巡る。アーベルに視線をやれば、寝てんのか?と思うほどに静かに瞳を閉じたままで。起こすことも無かろう、と声はかけず]
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