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[切り離された身体。綺麗にされて行くそれを見下ろす少女に色はなかった。
ただ、周りの色を透かし映すだけ。]
・・・・変なの。
[ぽつり落とす言葉にも、眼の中にも感情はない。
左肩に刻まれた蒼花、それだけが変わらぬ異質な色を灯していた。]
…ええ。
[軽く笑む。][ぎこちなくは無いが、"彼女"とは少し違う笑み。]
神父さんこそ。
今朝早くに起きてたみたいでスけど。
何かありました?
[問いには二つの意味を含んでいた。][朝何かあったのかと。][どうして自分の部屋を避けたのかと。]
/*
俺も驚きましたけどね。
袋燃やす描写しかなかったのに、なんであそこまで当てるんだよ、と。
初狼で完璧なんて目指しても破綻するし(←注:した)、焦らずやってきましょう。
という事で、俺もちょこまかネタ拾ったり出して行きます。
*/
…ヴィント、何処にいる。
[蒼い風の叫びと、揺らぎと。][笑い声は眠っていた身には遠く。]
[何があったのかは理解し、じっと見ていたが。][その結末をワラウより。][あの場所に居ない事が気にかかった。]
─森の何処か─
[ぼんやりと、開かれた目。
蒼は自分の居場所を捉え損ねたか、数度、瞬き]
……ぁー……。
[喉の奥、のこるあまさ。
それが、記憶を繋げる]
そーか。
さすがに、あそこにゃいられねぇから……。
[出てたんだっけ、と。
呟きが零れ落ちる]
ああいえ、
血のにおいを直接かぐと、大変かなと思っただけですよ
リディ君が、死にました
[ためらうことなく口にした]
そういうわけで、人を捜していたんです
……ナニ。
[意識に響く銀のコエに。
蒼の風は、どこか億劫そうなコエを上げる]
どこって……外。
森のどっか。場所はよくわかんない。
[滅茶苦茶に走ったから、と投げやりに答えつつ。
どこか、何か。
微かに違和感めいたモノを感じとる]
―村の手前―
[村への道を塞ぐように…けれど、どこか及び腰で…見張りに立っていたのが顔を知る自衛団員だったのは、幸運だった。男は、震える声で戻らなければ撃つと脅す相手にの前に膝をつき、両手を挙げる]
判った、判ったよ。
あんただって辛いんだよなあ。
[深い溜め息と共に項垂れる]
なあ、せめて一つだけ、最後の頼みを聞いちゃくれねえか?
[しばしの沈黙…やがて頭上から「何だ?」と、幾分震えの収まった声で尋ねる声が聞こえると、男は、ゆっくりと手にしていた封筒を差し出した]
女への、手紙だ。約束してたんだよ。頼む、投函するだけでいい。
[雪の上に封筒を置き、そのまま後ずさりに、距離をあける。相手が躊躇いがちに一歩を踏み出したのだけを確かめると、そのまま背を向けて、集会所に向かって歩き出した]
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles.
Es gibt es viel, um fahig zu sein, aufzuhoren, es in einem weisen Schleier zu decken……。
[歌の、最初の部分を、口ずさみ。
ぴたり、止める。
静まり返っているはずの森は、どこか、ざわめいているような。
そんな、奇妙な感覚を覚える]
……ん……また、何かやったんか……。
[誰が何を、と。
口に出しはせずに。
ただ、気だるげなため息を]
血には慣れてまスから、そんなに倒れたりはしませんよ。
[それは本当のこと。][彼女も、彼らも。][血には近しい故に。]
[リディが死んだ、には何度か瞬き、俯いて。]
そう、ですか。
[声にはそれだけ、応えた。][驚きは当然無かった。知っていたのだから。]
[だが一旦言葉を切り、驚いているフリはする。]
みんな死んでゆくんですね。
人狼が殺したり、人が殺したりして。
[ゆっくりと目を伏せて。][口からは、溜息。][普段の彼女よりは大きめな。]
[遺書を託した男に相応しく、背を丸め、とぼとぼと男は歩く]
[手紙の宛名は、ソフィー=ミューラー]
[男は、嘘はついていなかった]
[広間に入る]
アーくん、見ました?
[会話をしていたようだが、口は挟まなかった。
視線も向けずに問いかけながら、暖炉傍の椅子に置き去りにしていた上着を羽織り、手袋を嵌める]
森か、ならば問題は無いが。
[うっかり人里や、はては森を越えた場所まで出てはしないかと。][そう考えたのは杞憂だったようで。]
…渇きは、癒えたようだな。
[その声は低く。][声に出して笑いはしないが。]
タイセツなモノの味はどうだった?
[獣の口元には、緩い笑み。]
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[自らを喰らった蒼い狼の姿は、少女の記憶には無い。
その正体を知る筈も無い。
それは果たして幸か不幸か。]
・・・・・・
そんなに、欲しかったのかな。
[肉体からは喰い千切られて散った花。
撫でる様に左の肩に触れた。痛みも熱さも、其処から伝わるものは何もない。
システムから外れた者には最早意味を成さない筈なのに、変わらずあるのは何故だろうか。]
……ここ以外のドコいけっての?
[投げやりなコトバ。
渇きが、とのコトバには、ああ、と答えて]
…………。
[最後の問いには、しばし、沈黙する]
……あまかった、けど。それが?
[間を置いて返したのは、低いコエ]
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