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そうでしょうねえ。
というより、あの上の人たち、シスターはご存知ないでしょう?
[苦笑する]
法王って奴です。
正確にいえばその周辺ですかねぇ。あのあたりが勝手にやってるのかもしれませんね。
ああ、生きてもらうというのは。
人狼の二人にですよ。
場が完成されないまま、人狼としての血の定めを知らぬまま、ずっと生きてもらうつもりだったんです。
もう大分昔のものですから、変質しているかもしれないと思いまして。
その記録をとりたかったんですけど…
悪趣味なのに邪魔されて、今こんな状況ってわけでしょうね。
ふぅん。
そう、決められてたんだ。
[言葉の意味を理解してかせずか、小さな吐息。色のない手は金の髪に向けて延ばされた。
彼の身長は高いから、普通では届かなかっただろうけれど。]
/中/
メモ忘れてたとか、反射的にOKと書くとか。
いい加減にしろ兎猫ーっ!
折角乗ってくれたのに、ブリジット本当にごめんなさいorz
近いデスね。せっかく体、痛そうだっていうから丁度いいなぁとか思ってたのに。
旦那、なかなか寝てくれねぇからさ。
かわりに美人な奥さん喰っちまった。
嗚呼…おいしかった。
[その声は明るく。][彼女の中に住まういくつものコエ。][壊れたように。][紡ぎ続けて。]
くす、くす…あははははは…………。
あはははははははあはあああああああああああああああああああああああ!!!!!
[小さな笑いは高らかとした咆哮となり。][集会場を振るわせる。]
[咆哮は周囲に狼をも呼び寄せただろうか。]
[集会所に戻ると、...は先程と同じく正面ではなく裏口から建物の中へと戻った]
ふぅ……。
後は兄上が来るのを待っている間に、これ以上の犠牲者が出ないようにするだけですか。
[そう考えて、顎に手を当てる。
と、言っても、そうなった場合に該当しそうな人は、マテウスくらいしか想像つかなかった]
マテウスさんに、今後の事について相談しましょう。
[そう思い立つや、マテウスを探して集会所を歩き始めた]
作られたものであったのは確かですけど、
人狼だって、何もなければただの人なんですよ?
[シスターに言う]
こうやって場の完成があると、人を喰らってしまうだけ。
そう設定されているんです。
たとえ誰でも。
肉親でも
恋人でも
そして双子だとしても。
血は固まっている可能性もあるから、兄弟だって人狼かもしれないわけです。
食べたくなくても、食べなければならない。
そうでなければ死んでしまいたくなるほど、苦しむ。
…知らなければ毎日が幸せでいられましたのにねぇ。
[思い出すのは 集会場での食事の風景]
[システムとやらと、連続殺人事件に、自衛団]
[殺し]
[殺され]
[大地に還る]
[ただそれだけのこと]
・・・そうなのかしら、センセイ?
[獣棲む森の奥に向かって笑う]
[遠くに見える幻は 人の姿か獣の姿か]
[くるくる回る][回り続ける]
//
進め過ぎちゃった気ががが。
最終日前日な感じだよ、ねえ?
というか、こういう台詞は女子で吐くべきだろう……!
[集会所を歩き始めてすぐに、建物を震わせるような激しい高笑いを耳にし、...は驚いて身をちぢ込ませながら両耳を塞いだ]
な、何だ?
[...はそう呟いてから、笑い声のほうへと歩を進めていく]
……だから、言ってんだろ?
そのために、生きるために。
俺は、逆らってんだ、って。
[掠めるのは、苦笑]
かわんない……か。
ああ……。
[それならいいな、と。
言おうとした言葉が途切れ]
………………ブリス?
[代わりに零れたのは、この場にいない、少女の名前]
……そうか…ま、よかったじゃねえの?
俺よりは確実に旨いんだろうからな
[くすくすと笑うのに対してこちらも獰猛な笑みを浮かべた
そして、咆哮を挙げるドゥンケル
それを前にして懐の中のコインを真上に弾き、結果を見ることもなく斬りかかる]
……おい……。
何なんだよ、一体。
何がどうして、どうなって。
あいつらは。
ブリスは、一体、どうなったんだよ!?
[緋色の世界に、響く、問い。
答えは、あるか、否か]
[少女の壊れたような咆哮]
[集まってくる狼の気配]
[生きたまま喰らわれる感触が蘇る]
ふふ、うふふふふふ
[つられるように哂う]
[全身から血を流し 紅色に染まりながら]
[月の下 狼と踊る]
…法王……そんな。
[クレメンスの口から出た名前に、一瞬絶句する]
[だけど、続く話にまた別の驚を]
……二人?ブリジットのほかに、もう一人?
二人のため、ではなく、あなたのために、ですか?
実験のために……。
そのために生きていて欲しい、と。
あなたは、自分の事だけで動いているのですか?
人狼に、なんの感情も持たずに、実験のために……
[マテウスの剣をひらと避ける。][狼の身体能力は人のそれを凌駕し。]
頑張る?何を?
頑張ったって、何も変わらない。
兄も、奴も、あの風…ヴィントも。
抗っても駄目だった。
血には逆らえん。事実は変わらない。
薬師の一族が義理立てして、脈々と保ち続けていた血族のその最後のツケを払わされた!
それが、我等。
だから、あそぼ?
[言って狼はマテウスへと飛び掛かり、その肩を爪で切り裂いて。]
知らなければ…
[思い出していた、古の月の少女]
[場の内にありながら人を喰らうことなく逃げ延びた、人狼]
もう、手遅れですか?
ここにいるという二人は…。
ま、あそこらへんに関わってしまったんですよねぇ。
というより、あそこらへんじゃないとその研究が出来なかったんですかね。
[シスターの思うことが手に取るようにわかった]
[苦笑して]
ええ、二人ですよ。
二人とも、食べたくはなかったでしょうにね…
[痛ましそうな顔をして]
おや、彼らのためでもありますよ。
誰だって死にたくはないでしょう?
他人をたくさん殺した人も、死ぬ間際は死にたくないと言うんです。
彼らが平穏無事に生きていたら、彼らもうれしく、俺も嬉しい。
それでいいじゃないですか。
[這うように手探りでさまよっていたから、
その手は細く癖の無い金糸の髪に触れ。]
…君、は?
[その感触に手を伸ばす。
こんな赤くて寒いところに、居るはず無いと思っていたのに。]
……おまいは、本気で俺をなんだと……。
[ため息をついたのは、一瞬。
ふるり、と首が左右に振られ]
……コエが。
届いてない……?
緋色のなかに、あいつらが、いない……。
[あいつら、が、誰を意味するか。
他者には知る由もないとは気づかぬままに、呟く]
……場を崩す…?
どうすればそれが叶いますか?
わたくしは…これ以上誰の血も流れて欲しくはない……
たとえ人狼であっても。
そういう――
……あいつら、って。
[誰。
そう、問うまでもなく。
人狼が彼ひとりであるにしては、おかしかった]
[ノーラが襲われたのは、いつだった?]
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