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リディ!やめ…!
[…て、と止めようとした言葉は間に合わず。しかし、ユリアンが傷つかなかったことに、ほっと息をつく]
ああ、もう…どうしよう…私…
[落ち着かな気に揺れた柘榴石色の瞳。知らず知らず、ユーディットの手を握りしめている]
[礼を言って、腰掛ける]
[何時もと変わらない賑やかさ。きっと、消えてしまった人のことなど知らないから]
[それとも、騙されているのは此方のほうか]
……如何して、こんな事になったんでしょうね。
[呟いて]
[繕われる違和は、もっと大きな違和に誤魔化された]
…あの子が決めたことだもの。
あたし達が…どうこう言える問題じゃないわ。
[アーベルの言葉にはポツリ、と…]
…あの子がミハエルさんを見て…嬉しそうにしてた。
それでも、彼女は決めたのよ?
多分…自分にも、非はあるのではないか、って。
そうじゃなかったら…彼女が、志願する…理由が、無いわ。
[じ、とアーベルの方を見つめ…]
この、舞姫の事がなければ…あの子は、ミハエルさんの元で働くこともなかった…
居なくなった今…
あたしは…それが、全て…無駄だとは、思わない。
[瞼を閉じると、瞼を開き、ユリアンを見つめ]
…ユリアンは…なんて、言ってたの…?
「…大馬鹿だな。」
[ふいに耳を突いたミハエルの声に、びくっ、と視線を向ける。]
「全く。大馬鹿者だ。」
[僅かに逸らされた視線は、見えるはずの無い彼女を見ていると同時に、何処か遠くを見ているようでもあって。
いたたまれずに、瞳を伏せる。]
[石を受け止められれば、ギッと睨む様に見上げて]
……っ、バカだって判っててやってるんなら、もー本当バカっ!
ミリィの事連れてっちゃう様な妖精の言うことなんて
一生信じない事に決めたんだからっ!
[肩で息をしながらも一気に捲くし立てて。
ミハエルが奥から出てきたのを見れば、一瞬きょとんとしつつ。
来客が彼だと判れば、あぁ、と頭の端で何処か冷静に納得して]
……あのな…あの子が決めたこととか綺麗事で済ますな。
あの子がそう決めようと思った要員が何かを考えろよ…
そう思ってしまった原因。
あの子に非があるかないかは…知り合いじゃないからわからない
けど、もっとその原因に関わっていたら変えられたんじゃないのか?
嬉しそうにしてたあの子がそんな選択をしないですんだかもしれない、
そうじゃないかもしれない…
ミハエルだってあんな表情しないで済んだかもしれない、すまないかもしれない。
彼女の選択が無駄だとは思わない。
むしろ、彼女の犠牲は他の人の否犠牲だ。
けど、毎回誰かが替わりに犠牲になるのか?
その原因がなにかを知っているのにアンタはまだ傍観を決め込むって言うのか?
[イレーナの目を射るような目で見る]
[問いに逸らした瞳は天を見て。
広がる夜を、彼らを飲み込んだ夜を見る。
結界に閉ざされた空間は、既に飲み込まれているのと同義だろうか]
…さぁ…どうしてだろうな。
何故この瞬間だったのか、此処でなければならなかったのか。
私に解るのは……私が原因の一端であることくらいだよ。
[空を仰いだままに言葉を落とす。
周囲には届かぬよう。彼女にだけ届くよう]
[出てきたミハエルの方を軽く、見やり。
それから、リディの方に向き直って]
一生信じねぇ、か……。
そういわれても、仕方ないよな。
それだけの事をやってる、自覚はある……。
……だけど。
それでも……約束……果たすために。
終りにするって、約束のために。
誰かをぎせ……じゃなくて。
[ここで一度、言葉を切って]
誰かに……あと一回。力を、貸してもらわなきゃならないのも、事実なんだよ、な。
[しかしそれも、つかの間で。
ミリィの叫びに、驚いて少女の方を見る。握られた手に篭る力、ユリアンが怪我をしなくて安堵した表情。
――わかるな、と言う方が無理というもので。]
そう…なの……ミリィさんは、ユリアンさんの事が好きだから…此処に来たのね…。
[それは、彼女にはひどく――近しい感情で。
ちょっと背伸びして、ミリィのあたま…には届かないので、その肩をそっと撫でた。]
なんっつーか、まぁ…。
「とりあえず呑めにゃ♪」
んだな。
此処で何かしようったってどーしよーもねぇしな。
…向こうと、強く引き合える想いとかあるってんなら別だけどさ。
それで。
ユリアン=フェーダ。いや、フェーン、か?
ともかく。もう一つ、話があるのだが。
[ユリアンとリディの話を聞いていたのか、いないのか。
翠玉の眼差しをすっと向けて、声を掛ける]
一端…
[眸はゆるりと其方に向けられ]
そう、ですか。
彼は…大丈夫でした?
[昨日随分と暴れていたから、と。何事も無かったかの様に]
[視線は広場へと戻される]
…
[アーベルの言葉を聞き…視線を落とし]
…終わってしまったことは終わってしまったことなの。
それは、もう、お終い…
仮に、あたしが動いていたとして…それは、"何のため"に動いてたの?
いきなり聞こえてきた頭の中の声を信じ切って、一緒に暮らしていた村の住人を疑うの?
最初に連れていったのは、話をこじらせてきた王様で、あたしの中に居る妖精はその遣いの者なのに?
それこそ…どうかしてるわ。
[その言葉には迷いはなく…]
…それに、妖精は教えてくれなかった。
悪い子、としか。
誰にとって悪なのか。誰にとって善なのか…
その線引きは本人の元でしか行われないわ。
[フェーンという、『本来の名』で呼びかけられて、ほんの一瞬びくりとするものの。
ゆっくりと、そちらを、振り返って]
ん、ああ……悪い、そっちも話の途中だった。
……贅沢を言ってよければ、そっちの『名』では呼ばれたくないんだけど、な。
[はふ、と息を吐いて]
それで?
親父の大ボケの話は、本題じゃないんだろ?
[翠玉の瞳を見返しつつ、静かに問い]
[ユリアンの言葉に、俯きながらもしばし黙り込んで。
ミハエルの声が響けば、そちらへと視線を寄越す。
今まで彼らが、何を話していたのかは判らないけれども]
それに…見る事。言う事なら…誰だって出来るわ。
でも、手を翳すのは…誰にでも出来る事じゃない。
ソレも一緒に人に求めるのは…どうなのかしら?
[視線を閉ざすと、小さく息をつき…]
もう、あたしの見る力は意味がないわ…
それこそ。
あの二人がどうしたいのか。
それだけよ。
/中/
イレーナとアーベルの会話にホロリ…。
もし、その時その空間にいたら。
ユーディットは、ぽろぽろ、ぽろり、と大粒の涙を零した事でしょう…。
[投げかけられた言葉に、一つ、瞬いて]
……向こう……隔離結界に?
[確かに、後一度は衝撃を打ち込む必要があるのはわかっているけれど。
この申し出には、さすがに戸惑った]
わからないならききにいけばいい
[青年の答えは至極単純で]
別にいきなり妖精とやらを信じきらずとも、
それよりも知り合いで職人仲間のユリアンにでも、
騎士の称号を持つダーヴィッドにでも、
丁度祭りを見にきた妖精にもくわしそうなミリィにでも
「こんなことがあったのだけれど」と聞けば良い。
どうせ一人で考えたって結論が出る類じゃない。
妖精なんて非日常過ぎるもんなんだから。
聞いてから判断すれば良い。
聞いてから考えたって遅くはない。
[繰り返される言葉には頷くのみ。
追求が無いことに少なからず驚く。
彼女がもう全て解り切っているかのようで]
……ユリアンは、どうかな。
私は工房まで運ぶだけで何もできなかったから。
ああ、でも声が僅かに聞こえるから意識は取り戻しているようだ。
[彼女に向けていた視線を、彼女の視線を追うように広場へ]
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