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学生 エリカが「時間を進める」を選択しました
[ 2人の男はあまり穏やかではないようで。]
――――――…。
[ どうしようかと思案した後、もう少し近付く。]
どうも。
あまり、穏やかではないようですが。
[ そう声をかける。]
悪り、サンキュな。
[肩に担ぎ上げられ、飛び立つ刹那。ぐらり]
っと…?………。おいおい、大丈夫か……?
昨日のあの騒ぎの疲れがまだ残ってるんなら、無理するなよ?
[ほんの僅か、不安そうな声を出したのはラスの翼に影が差した気がして。
けれど、木漏れ日のせいだろうと結論付ける]
……否、私が過敏なのだと、思う。
[ふっと、手から力を緩める]
信じる、信じない――
私には、出来ないことでもあるから。
信じても、そこに、確固たる証など得られない。
容易く壊れてしまうものすら、ある。
傭兵 カルロスが「時間を進める」を選択しました
………その傷、結界樹に入れば治るかも知れんぞ。
[狐の面に隠された場所を睨み、低く呟く。
そこにかけられた声に驚き、振り向いて視線を投げた。]
……ロザリンドか。
[穏やかでないとの言葉には、黙ってケイジを睨む。]
……先刻。
結界樹の傍に、ふたりでいるのを見たから。
[瞬く世帯主に、解いた手を口許に添えながら答える]
楽しげ…… と称するのが、正しいかはわからないけれど。
そう、私には映った。
関係性は知らないけれど、意外な気がしたから、尋ねた。
ジョエルが襲われた理由、か。
[アヤメとエリカの言葉に、しばし考え込む。ネロの言葉には]
心から負がなくなれば、虚は浄化されたことになるのかもしれないな。
もっとも、人から負の心がなくなる状態というのはありうるのかがよく分からないが。
[ならば、虚が結界樹で浄化されるとはどんな状態なのだろう、ちらりと考えた]
あァ、そういえばそうかもしれない
[スティーヴの言葉にようやく思い至ったというように]
でも、このままがイイんですよ。
俺は屈折しているらしいんでね。
――これを見て苦しむ奴らを見ると、せいせいするもので。
[それから、天へと視線を移して]
ああ、村へ往こうと、思っていたんだ。
長老に報せるつもりだったようだから、彼は。
私が、己で言っても、仕方ないのかもしれないけれど。
[聖殿に来てくれれば、と言われた事を思い出す。
今となっては意味がないのかもしれないが、
せめてもの、償いのような意味合いもあった]
[背に背負ったカルロスに気づかれないよう、「虚」の力が満ちた時に自身の意識を一瞬剥がして、エリカの姿をさがし、手を伸ばす――]
って…!!
[ばち、と音がした気がして。
弾かれた。]
かぶき者 ケイジが「時間を進める」を選択しました
[何度か起き上がろうと試みているうちに
ようやく平衡感覚を取り戻すが、思考は朧気で]
あは。ここどこだろどこだろ〜
[目の前の見慣れぬ光景に思い出そうとするのはあっさりと放棄した]
くの一 アヤメが「時間を進める」を選択しました
結界樹での清め……本来、不自然な……こと
……必ず歪み、出るって……婆様が、言ってた……
[またエリカの言葉に心を移し]
狐さんと、ラスさん……
……どういう関係、なんだろ?
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