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……、
[眼前で目にしても、尚、信じ難いのか。
感謝の一言は、なかなか出ずに。
金糸雀色の眼は、じっと移ろう深紫を見つめた]
でも、
知っている者は…… そう多くない、はず。
まだ、報せていなかったのなら。
[不用意に他者の前で見せたのは確かだったが、それでも、と。
腕を組んで思考に耽りかけたが、
ともかくは広場へ向かうべきかと、*顔を動かした*]
……エリカさん、を、狙って……
じゃあ、狙ったのは、エリカさんの……力のこと、知ってる人?
[アヤメの翼から、ネロを保護しているカレンへ、エリカの顔へと視線を移す]
[目が回って倒れたネロに少し慌てて近づきながら]
ん〜っと、とりあえず、ここか結界樹の中らしいよ?
あっちでクロちゃんが何かお祈りしてて、そっちでジョエルんが、水鏡? なのかな? を覗いてるよ!
[と、もぎ立ての林檎を一口齧った]
ネロネロも食べる?
[結界樹に手をかけ、少し上の方にある太い枝の元まで登る。
深く息を吐いて心を落ち着け、その羽根を広げた。
先日の痛みは既に癒されており、多少の負荷をかけても平気ではありそうだった。
その事に落ち着けば、周囲の様子もよく見えるようになり]
結界樹って、実なんか付けてたんだな。
[独白めいた言葉が落ちる。けれど、それに返ってきたのは小さな小さな寝息の音]
色々あってねぇ?
[カレンの言葉に、くすりと笑う]
器用っていうけど、結構苦労してたんだよ。
昨日、調子悪かったのも、これが関係あるし……。
[今は落ち着いてるけど、と笑って。
オーフェンの言葉には、軽く、肩を竦める。
その身が一瞬竦んだ事には気づいても、特に追求はせずに]
あはぁ……ありがとね。
[どこまでも軽く言いつつ、手に集めた粒子を散らそうとして]
……え……?
[そこに残る力の波動──その残滓に。
零れ落ちたのは、困惑の声]
……そういやあ。
アンタの力の事、今、知ってるのは何人いるんだい?
[エリカの疑問の声に、短く問う。
昨日とは違う、胸騒ぎが過ぎった]
……ま、知らなけりゃ、狙わないだろうね。
エリィはここに来てまだ日は浅い……狙う理由が、思いつかないしね。
[オーフェンの疑問に答えつつ、また一つ、ため息]
とにかく、ここにいても仕方ない……聖殿まで、行こうか?
[ぐるり、場にいる面々を見回しつつ、翼を畳んで歩き出す。
行った先で起こる事は、*未だ知る由もなく*]
[結局はこてりと倒れながら、そのままの態勢で近づいてきたリディアを見て]
あは。そっか〜。ここが結界樹の中なんだ〜
外から見たら小さかったのに不思議だね〜
[といいながら、クローディア、ジョエル。そしれ林檎へと視線を順番に移すろ]
あは、いらな〜い
[ゆっくりと、動きはじめる。ネロから腕をそっとはずし]
今の力が虚のものならば、エリカは多分、堕天尸ではないのだろうな。
昨日、私達と一緒に居て、エリカの言葉を聴いたものならば、カルロス、ネロ、ロザリー、それに、私。……他にも、エリカに力があることを疑いそうな人は、いるのかな。……どちらにせよ、確かに長老には話すべきだ。これは
[改めて、ネロにともに行くかと尋ねれば、行くとの返答を貰うだろうか]
あはは。
まだぐるぐるする〜
[と、こちらへと飛ばされた影響だろうか。
起き上がることはないまま、話しかけられれば聞きながらも、*次第に眠りに落ちていった*]
……アヤメさん、どう、したの?
また、具合……悪くなったの?
[アヤメの様子の変化に気づくと、心配げに声をかけ、カレンを見やり。聖殿へと促されれば、大人しく*同行する*]
[ 頷きに反応するかのように答える。]
そうですね。
早く、封じられると良いのですが。
[ 何をかは言及しない。
広場へと到着すれば、少し騒がしくなっていた。
部屋に篭っていたはずの長老がまた、姿を見せていた。]
/*
わぁぁん、やっぱり寂しいですよー。゚(゚´Д`゚)゚。
無理はせずにー、多分明日が正念場。
私も力になれるよう頑張りますねー。
おやすみなさいーノシ
色々、か……。
[共に育ってきたのに、知らない事も多い姉貴分と、その4枚の翼を眺める]
ああ、翼を半分ずっと封じるなんていう事をしていれば、無理が出るだろうね。今はいいならば、いいけれど。無茶はしないようにね。
……どうした?
[アヤメの様子に一瞬首を傾げるが、エリカが村へ行こうと顔を動かすのを見れば、構わずオーフェンを促して、村の広場へと向かうだろうか]
森→広場
…やっぱり、疲れてたのかね?
[起こさぬよう、小さく呟いて。それなりの時間を掛けて羽根を繕う。なかなか起きた様子が見られなければ、更に念入りに。
それでも起きる様子が見られなければ、羽根を仕舞って、枝から飛び降りる。
その際に手に掠った実が枯れたのには気付きもせず、ラスの顔を覗きこみ、反応が無ければ揺り起こす]
流石にそろそろ体力は戻ったか?
無理そうなら、まだ眠ってても構わないけどさ。
[訊ね、了承が得られれば、また湖の縁へと運ばれていき、そこでラスと*別れる*ことになるだろう]
/中
あ・・・虚を読み取れるのところ・・・反応するべきだった・・・封印描写見たらすぐ寝ようと思っている、さすがに今日は。
エリィさんの、力の、こと
知ってる人……多い……んだ
[カレンに促されれば、広場に向かって歩き出す。体調の不調を悟られないよう、独り少し離れて]
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