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[知らず、何も考えずに飛んでいれば自然と風を切る翼は、森の一角の朽ちた大木の元へ。
昔良く遊んだ天然のアスレチックは朽ちているとはいえ腐ることは無く、今もまだその姿を残している。]
…ふぅ。
[何年たっても、仕事の合間一服するのはここで。
薄金の翼を揺るがせて、倒れた大木へとふわり、降りると座り。
空を見上げた。]
[信じられようが、信じられまいが、ただ淡々と
自らの目にした事象を 長老へと告げる
恐らくは、虚に落ちた者ではないか、と
摩訶不思議な力を使う、紫の四翼を持つ娘のこと]
[明けて翌日。
さすがにここまでの疲れが出てか、少し寝過ごし。
目覚めた時には、エリカはどこかへ出ているようで]
……まあ、今ならどこにいても『届かせる』事はできるからね。
[小さな声で呟いて。
昨夜、スティーヴが届けてくれた草から繊維を取り出す作業にかかる]
ゆうらゆら 風吹く空には何が舞う
ゆうらゆら 風乗り舞うのは旅する羽根よ
行き着く先などだぁれも知らぬ
そら行く道には果てなどないよ
ゆうらゆら 彷徨う羽根は何探す
ゆうらゆら ひとりの羽は、誰探す……
[口ずさむのは幼い頃に、母に歌った名もなき歌]
[所詮は素性もしれぬ、しがない子供の言う言葉。信憑性など微塵もない。だが、そんなことはどうでもよかった。背中に受ける視線にも興味はない。僅かに軽くなった心と共に、聖殿を後にする]
……楽しい……?
[小さなつぶやきを残し、広場を歩く]
……さて、こっちはこれでよし、と。
[一通り作業を終えて、身体を軽く伸ばし。
離れていたラウルを呼ぶ]
さて、そんじゃあちょいと出るとしようかね。
[いつものよに、真白のサエーナ鳥を連れて空へ。
目指すのは、幼馴染の家──の、つもりだったのだが]
……っと……。
[不意に、感じた気配に翼の動きを止める。
森の一角、昔遊んだ良く知る場所。
そこに、僅かに気配を感じて]
……いるのかな?
[小さく呟きつつ、そちらへ向けて四翼を羽ばたかす]
[ぴぃ、と鳴くラウルの声。
見知った場所には、見知った姿]
…………。
[ためらいは数瞬。
そちらへ向けてふわり、舞い降りる]
こんなとこまで、お散歩かい?
[かける言葉は、常と変わらぬ軽いもの]
[広場の端まで来ると、人々の姿を不思議そうに見て]
どうして、みんな、嫌うんだろう、ね?
……気持ちいい、のに
[翼を拡げてふわり、高台へ向かって飛ぶ。その背中にはうっすらと一点の染み]
[仕種も声も、いつもと変わらない。
それだけ見ていれば、昨夜捕えたものは自身の錯覚か、とすら思える。
否、それは思いたいが故の惑いであると、自覚はあり]
ちょいと、人探しをしててね。
ま、折りよく見つかったんで、手間は省けたけどさ。
[軽い口調で問いに返し、それから]
……ねぇ。
なんで?
[投げかけたのは、酷く唐突な問いかけ]
[唐突な問いには、目をきょとりと開いてぱちぱちと瞬き。
何の事か、等と口は動いたが声は発せられなかった。
変わりに、眉尻を下げて親しい人にしか見せない情けない笑顔を作る。]
…疲れた、んだ。
[ぽつり、言った。]
……疲れた?
疲れたって、何に……?
[ぽつり、と零された言葉は、思いもよらず。
戸惑いを込めて、ゆるく瞬く。
肩のラウルもくぅ? と鳴いて首を傾げた]
[ 本の最後のページを読み終わる。]
………幼馴染…ですか…。
興味深いですね…。
[ 手元の本の主人公は幼馴染の女の子。
ありきたりな恋愛小説。
どこにでもあるファンタジー。]
さて…こちらはどうなるのやら。
御力を見せて頂きたいものです。
[ 大切だったものを、壊していくのを見るのはいい。]
―――――――…。
[ 残念なのは、"それ"がないから自分では見れないことか。]
[ラウルの声には、更に眉を下げて口は笑み。
ふる、と首を振った。]
…全部に、だ。
[ふと肌寒くなり、薄金の翼で自身の体を包んだ。]
全部……? 全部って何さ。
まさか、生きる事から何から何まで全部とか、そんな……。
[右の手がぎゅ、と握られ、力がこもる]
……そんな、甘ったるい事、言うんじゃないだろうね……?
[低く問いつつ、翼に包まる様子に微か眉をひそめ]
甘ったる、い…?
…お前に、何が…分かるってんだ…っ!
[ゆら、と立ち上がり。
アヤメの首元に、その手をゆっくりと伸ばす。
その目は仄暗く、揺らめく。]
[高台の上に降り立つ。穏やかな風を受け、空を見上げて遠くを見る。しばし瞳を閉じ、心に残るもやもやしたものを吹き掃うように、空へ。島の沿岸に沿い、白い海を眼下に飛ぶ。羽ばたきを止め、滑空。ふわり羽ばたき、急上昇、急降下]
あはは、飛ぶのって、楽しい……
……堕天尸も、巫女も、長老も、関係ない……ね……
護りの陣……って、言ったっけ。あれがなければ、どこへだって、行ける……のに
[拡がる海の向こうを見つめ。目を閉じ、すうっと息を大きく吸い込むと、風の匂いに胸が洗われた]
[やや手持ち無沙汰な時間の中、施療院の仕事を、のんびりとこなす。
その途中、足元に擦り寄ってきた、小さな金茶色の翼豹を抱き上げると]
……ふぁあ。
[小さな欠伸をひとつ]
……わかるわきゃないじゃないのさ!
アンタときたら、人の世話はうるっさいくらい焼きたがるクセに、自分の事となると閉じこもって話しゃしない!
[暗く揺らめく目。
首に手が伸びるのは気づいていても、臆する事無く、それを見返して]
いっつも、自分は大丈夫って、そればっかりで、カッコつけて!
挙句、それに押し潰されてりゃあ、世話ぁないね!
[投げかけるのは勝気な言葉。
それでも、瞳には微かに哀しげな色彩]
[その場にへたり込んでいたのは、いつまでだったか。
記憶は朧げだったが、
とにかく、湖を渡り森を歩んで、開けた道へと出た。
広がる蒼穹は、時の移ろいとともに、色を変えてゆく。
陽が闇におちるまで、金糸雀色の眼差しはずっと注がれた]
五月蝿い…五月蝿い五月蝿い…っ!!
そんな事、あんたやジョエルに言われたく無いね…っ
[暗い目には何も感情は映らず、ゆらとその背から黒い波が泡立つように立ち上る。
片手はアヤメの細い首にかかり、もう片手は手首を取ろうと伸びる。
背の薄金の翼は黒との斑に裾から染まっていき、みるみる闇色へと変わる。]
[ 淡く光る金色の羽根を大きく広げ、空へ上がる。]
さて、何から手をつけましょう。
[ 目を閉じて気配を探ってみる。
そして眉を寄せる。]
これは……一体何でしょうか…?
[ 高台の辺り、動く者が。
知っている気配だからこそ、の違和感。]
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