人狼物語 ─幻夢─


21 Himmel welt

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猟師 スティーヴ

[飛び立つ薄い金色の翼を見送り、共にいた男へと目を向けた。
 仮面はわらう。狐の笑みに全てを隠して。]

 ………それともうひとつ。
 ケイジの面の下、不穏な気配を持つ傷があった。
 蠢く闇の様だった。あれは――危険だ。
 闇の種は災いの芽を出し、虚の花を咲かせるかもしれん。

[既に災いの芽は出ているかも知れぬがと呟き、遠く狐を睨む。
 長老は思う所があるのか、何も言わず静かに聞いていた。]

 ………叶うならば、結界樹で清めた方がいい。
 他に堕天尸と確実に判る者がいれば、話は別だがな。

[返事を待つ事もなく、老人を残し階を上がる。そして飛翔。
 狐が保身に動くつもりか否かは、面越しに見る事はなかった。]

(99) 2008/03/24(Mon) 09:08:43

烏賊 ラス、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 09:12:42

かぶき者 ケイジ

―広場―

[降りると、長老が現れ、ネロを封印していた。
狐はわらう。
ロザリーとは違い、目を瞑ることはなかった。もっとも、狐の下では誰に見ることも出来ないが。

――そしてエリカの声。]

なるほど。
やはりあの実は取れる、のだろうな。

[ひくく呟いたことば。
わらい、含んで。]

(100) 2008/03/24(Mon) 09:16:43

猟師 スティーヴ、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 09:17:57

かぶき者 ケイジ、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 09:19:10

学生 エリカ

−回想−

[己の肩を掴んだ。
 奇形の翼は、晒したまま。
 ひかりの鳥も、少女の傍を漂う。
 森へと歩を進め、広場の喧騒から少し離れたところで、投げられる声]

フィオーラ?
……でも、

[追ってきた世帯主に、目を見開いた。
 声は続かず、視線をうろつかせたのちに、小さく頷いた]


……ぁ、…………ごめんなさい。

[感謝は上手く言えず、口をついてでるのは謝罪ばかり。
 俯いて、叱られた子どもの態で、後をついてゆく。
 躊躇いがちに伸ばした手。*指先が、彼女の服の裾を掻いた*]

(101) 2008/03/24(Mon) 09:21:29

かぶき者 ケイジ、御令嬢 ロザリーが去ってゆくのを見送る。

2008/03/24(Mon) 09:23:23

学生 エリカ、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 09:24:22

かぶき者 ケイジ、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 09:26:22

孤児 オーフェン

― 自宅 ―

[聖殿から森を飛び、自宅前へ。婆様の墓標に祈りを捧げた後、家に入り服を着替えて寝所に転がる]

……眠い

[目を閉じると、ものの数秒で意識を手放す*]

(102) 2008/03/24(Mon) 09:32:35

孤児 オーフェン、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 09:34:00

烏賊 ラス

[父親の寝息が苦しげなものから落ち着いたものに変わり、安堵の溜息をついて立ち上がった。
 そういえば施療院へ残りの金を渡しに行かないと、等と思いつつ、玄関から出て裏手に回り羊の世話をする。
 いつもは眠そうに彼を迎える羊が、鋭い悲鳴を上げて首を傾げた。]

…疾風といい、どうしたんだ?

[その笑みはいつもの人懐こい笑みで。
 少し強引に羊を押さえつけつつ、仕事をこなした。]

(103) 2008/03/24(Mon) 09:40:07

学生 エリカ

−森・結界樹−

[湖のほとりに立ち、
 高く聳える樹木を望む。
 水面に映る緑を、金糸雀色の瞳が写す。
 背に生えた、二対の異なる銀翼が揺れた]


……、

[微かに震えかけた手を、拳をつくって抑える。
 トンと地を蹴り、根の上へと渡った。
 細い手が、そっと、幹に触れる]

(104) 2008/03/24(Mon) 09:44:57

学生 エリカ、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 09:47:57

かぶき者 ケイジ

[アヤメの言葉にも、狐はひょうとくちぶえを吹くような音をたてるばかり。
そしてスティーヴが長老のそばへと。
――一度狐を見るのは、何ゆえかなど、よくわかるようなもの。

くすり、くすりとわらった。]


――鷹目殿は厄介なもので。
あァ、でも ……、

(105) 2008/03/24(Mon) 09:49:15

かぶき者 ケイジ、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 10:11:48

学生 エリカ

[足下を見回すも、落ちていたのは枯れた実のみ。
 頭上高くにある新しい実は、己の手には届かない。

 視線を水平に戻して、膝を突く。

 一対目の翼がピンと張り、
 二対目の翼は根に沿うように流れた]


AIRANAC,
'honom uri... uru inakan ?

[呟くような声に呼応して、
 湖面が仄かに金を帯びて光る。
 ひかりの鳥は、深くにいるようだった]

(106) 2008/03/24(Mon) 10:24:04

学生 エリカ、眼を閉じる。

2008/03/24(Mon) 10:25:40

学生 エリカ、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 10:25:46

烏賊 ラス

[羊の世話が終わると、頭をぶつけないよう肩を屈めて家に入る。
 母親はまだ寝ているようだったから、軽い食事を作って台所へと用意をし、置いておく。
 自身は少しのパンを齧ると外へ出、そういえば、と呟いて飛び上がろうと膝を屈めるも、背中がずくりと疼いて。]

……やばいかな。

[呟くと、家の裏手の少し広い場所、人目のつかない所で翼を広げる。
 その翼は――漆黒。
 く、と一度目を瞑るとそれは一瞬の夢だったかのように薄金へと変わり…だが、彼の額にはまた玉の汗が浮いた。]

(107) 2008/03/24(Mon) 10:36:24

猟師 スティーヴ

[向かったのは自宅ではなく施療院。
 カレンに兎の燻製と薬の原料の肝などを渡し、籠を手にアヤメの家へ飛ぶ。]

 …………今夜はもう家から出るな。二人共だ。
 術を使ったのなら疲労は深いだろう。きちんと休め。
 ……肝心な時に倒れたくないならばな。

[後回しにしていた小言をきっちり言ってから、口を噤む。
 しばしの逡巡の後、切り出したのはオーフェンの事。]

 ………お前達と同じ様に倒れた子供がいたぞ。
 深紅の瞳を縦に細くして飛び掛ってきた後、急激に力尽きた。
 俺には判らんが、あれもお前達と同じ【力】を持つのかもしれん。一度話をしておくといい。

 ああ、別に怪我などさせてないぞ。……俺にもない。
 今はどうか知らんが、カレンと共にいたから大丈夫だろう。

[顰め面で立ち去り、小屋へと戻る。
 逆に己が倒れては小言の意味がない為、残りの差し入れを腹に収め、ようやくまともな眠りについた。]

(108) 2008/03/24(Mon) 10:39:46

かぶき者 ケイジ

[スティーヴが去ると、長老の疑惑のまなざしがつきささる。
面の下でおかしそうに嗤い、狐はそちらへと近づいた。]

長老殿。
なにか言いたいことが――?

俺は、嘘をついてはいませんよ
けっして、ね。

(109) 2008/03/24(Mon) 10:39:59

かぶき者 ケイジ、くすりと嗤って、額に触れる。

2008/03/24(Mon) 10:43:25

かぶき者 ケイジ

これの事をお聞きに?
――あァ、家の誰に聞いても口外はしないでしょうからねェ。

ご安心を。
俺は、呑まれはしませんから――


[くすくすとわらう。
そうして頭を下げて、場を辞した。]

(110) 2008/03/24(Mon) 10:45:04

猟師 スティーヴ

−小屋−
[裸窓から朝日が突き刺さる。
 目を眇めて体を起した。体は軽い。
 大分回復した様子に頷き、肩を鳴らした。動くべき事は多い。]

 ………意識はしっかりしていた様だな。

[外に干した筈の服がない事に気付き、口の端を上げる。
 用があればまた来るだろうと思考から切り捨て、雲海へ飛ぶ。]

(111) 2008/03/24(Mon) 10:48:33

烏賊 ラス

…しんど…

[息を整えていると、家に届け物をしに隣人が来た。
 両親を起さなくて良いように、翼をしまうのも忘れて慌てて玄関へと回る。
 隣人から、昨日ネロが封じられた話を聞くと、眉を下げて心配げな表情を作った。]

それは…彼は、虚にとらわれていたんですか?

[答えが何であろうと、心配げな表情は崩さずに軽い感想を述べる。
 額の汗と青白い顔を心配され、大丈夫、等と軽い会話を交わしてから隣人が去った後、、大きな溜息をついて肩を落とし届け物を家の中へ置いてから再び外へと出た。]

(112) 2008/03/24(Mon) 10:49:21

猟師 スティーヴ

−上空−
[風を切り島を巡る。
 人が多く封じられ虚の力が強まったなら、何か感知できるかと目を凝らす。
 ふと遠く何かが見えた気がした。目を眇め、空を滑る。]

 ……ラス?

[鷹の目が捕らえた一瞬の違和感。
 だが術に向かぬ身には、薄金に隠されたそれを看破は出来ず。
 ただ眉間の皺を深くしたまま、竜胆色の髪の元へと。]

(113) 2008/03/24(Mon) 10:54:15

猟師 スティーヴ、高度を下げる途中、尋ね人の姿に大きく旋回する。

2008/03/24(Mon) 10:55:00

かぶき者 ケイジ、メモを貼った。

2008/03/24(Mon) 10:56:42

烏賊 ラス

[大きく旋回する、大きな翼が落とす影に気がつき、目を細めて上を見た。
 嬉しそうに目を糸にして笑うと、手を振る。
 振られる手の方向と逆の方向に、後ろに縛った髪が揺れた。]

スティーヴさん!

(114) 2008/03/24(Mon) 10:56:59

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