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[だるそーにソファーの背凭れに体重を預けながら]
あんだけ無理してれば倒れてもおかしかないだろ。
てか癒しが減るって何の話。
[聖獣が元の世界に戻されたことは知るよしも無い。ヘルガの言葉には若干ずれた言葉を返した]
[安心させるように、ぎゅう、と手に力を込め。
それから、そう、と離れる]
ボク、あーべる、迎えに行く。
同じ属を持つボクがいた方が、多分、色々と、ラクだから。
……ナタ・リェ、お願い、ね?
[最後の言葉は、ユリアンに向けられて。
そして、機鋼の仔竜はととと、とモニタールームから*駆け出してゆく*]
[三人のホームドラマを生暖かく見守っていたが、自分用のモニタを前面に広げると]
……さて、問題は時空竜の精神状態か
これはもう本気でぶっ倒れるのも時間の問題だな
[面々には聞こえないように呟く]
[リックの声に振り返る。
ミハエルと顔を見合わせ頷いて、一度戻りその肩を叩いた]
戻ろう。
[今度は疑問系でなく、ハッキリと促して。
立ち直ったオトフリートの視線に少しだけ怯えつつも、今度こそ一緒に広間へと戻ってゆく]
[ありがとう、と嗚咽を耐えつ紡いだ波紋に風の仔の応えはなく。
現実世界へ戻った為に、仮初めの繋がりが消えたのだと気付く。
"複製"の世界では心のコエを届けなかった腕輪は、手首にはなく。
繋がりが、ぷつりと切れて。取り残される感覚に眩暈がした。
――なれど、]
……ありがとう…ござりまする。
[声は届き、温もりは側に。
ただ今はそれに縋って、届かぬ想いを*胸に押し殺した*]
[それから、一度ぎゅぅと握り、離れていく小さな手。
迎えに行くと言う声に、小さく頷く。
立てぬ今、付いていくことは出来向けれど]
……気をつけて、いってらっしゃい。
[駆けて行く背に、そっと無事を祈る声を掛けた]
少々、疲れましたね…
[手渡した力と、対なる力の続けての消失と、或いは、もう一つ、身に届いた力を受けて]
少し、失礼して、休ませて頂きますよ。
[オトフリート達が戻ってくる前に部屋を出る。夢を司る眠らぬ魔が、*消えたのはいずこの影か*]
/*
ちなみに
時空王様は
ホームドラマは
大嫌いだぜ
だって、人間時代捨てられてますものこの子(ぉ
根っこの部分では人間嫌い
ただいま、なの。
[オトフリートに質問し損なったことに気付いたのは広間に戻ってから。どちらにしてもそんな雰囲気ではなかったが。
だがその内容から、陽精のいる場所ではそれを口に出して尋ねることなど出来るわけも無くて。座らされたソファーの上、なんとも微妙な表情でオトフリートの説明を聞いていた]
ごめんね、待たせた。
[倒れた木へと近付いた。そっとそこに触れると、指の感覚が溶けてなくなる。
座り込んで、昔からそうあったように、目を閉じた。
作られた場所とはいえ、そこには樹が満ちている。
魔界でないにせよ、樹は樹であり、栄養は栄養。]
おいで。
[囁く声と共に、苗床はすべての感覚を失った。
人としての姿はあれど、そこにはほんの最近までのように意識すらない。最も効率よく栄養を送るために、不要なものはすべて消すのだ。
結果として森は、樹は、驚異的な速さで元に戻る。
その間、細い人の子のような身体は、内から、外から、栄養を求める植物に囲まれて、ただ閉じられない紅の目だけが外から見えるものと*なっていたのだった。*]
[繋がりをなくした心細さは在れど、腕輪を渡した事に後悔はなく。
むしろ、せめて腕輪なりと残せた事が心の慰めとなろうか]
……怪我は白梟殿がいらっしゃるから…大丈夫。
疲労も腕時計があるから…きっと。
[己へと言い聞かせるよに、心で呟く]
労ってやればって……何かこの間からえらくその辺で突っかかってきてねぇか?
[訝しげにヘルガを見てから、促されるように視線をブリジット達へと。説明された内容は、ダーヴィッドが感知した結果と同じもので。その内容の中にナタ・リェも消えたことは伝えられただろうか。僅か眉を寄せるも、ナタ・リェとしては良かったのだろうかとも思う。問題は、目の前にいる無理ばかりする奴なのだが]
……ともかくお前さんは一旦休め。
その状態で何かするってなら、無理矢理休ませんぜ。
[己は何も出来ず、目の前の人物に任せきりで。出来ると言えばこれくらいのことだろう。負った怪我はきっと痛い方法で白梟が治療してくれているはずだ]
殲滅の陽光 ヘルガは、焔竜 ダーヴィッド を投票先に選びました。
さーて…気のせいじゃないの?
[欠伸をひとつして、適当そうに首をかしげる。
おとっつぁん達とハインが話しているうちに、いつの間にかソファーで小動物と一緒に眠ってしまって*いて*]
……さよけ。
[ヘルガの返答に小さく肩を竦め。オトフリートとのやり取りの後にヘルガが眠ってしまっているのを見ると、若干呆れの息を吐きつつどこからかブランケットを探してきてかけておいた。その後は、オトフリートが無理をしないように目を光らせているかも*しれない*]
[刹那、立ち尽くしたものの。
直に動き出し説明を行う姿を、風の仔に撫でられつ、ぼぅと見る。
それでも、傷治す痛そうな様子はぼやけた視界でも直視できず。
ぺたりと獣の耳伏せて、目を固く閉じ―――ふっと途切れる意識]
[混乱と嘆きと――消えた者達の無事を確かめて、限界を超えたか]
[床に白金の花開くよに、力を失った身体が崩れ落ちて]
[彼の仔と機鋼の魔がいつ戻ったかも知る事なく。
昏睡の如く、心壊れぬよに魔の囁きが導いた*気怠い夢へ*堕ちる]
――っ!ナタ・リェさん。
[いきなり崩れ落ちる身体を慌てて支える。
静かな寝息が聞こえ、思わず安堵のため息が出る。
そっとその身体を横たえ、頭を自分の膝の上に乗せた]
[頭を撫で続けながら、目はモニターを追う。
広間のオトフリートの治療姿から、森への映像に視線が転じ。
そこには誰も視えず、ただ一対の紅色の光のみが輝いており、
驚異的なスピードで森が再生されていくのを、ただ見ていた]
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