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音楽家 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
[顔を洗ってから、暫くユリアンが起きるのを待っていたがその気配は見えず。仕方なく手紙を書いた。
文字はあまり上手くないが、
『外に出てきます
エーリッヒさんが『視れた』よ』
と書かれたそれをユリアンの目に付く所に置いて、外へと向かう。
それだけ書いて、その場を離れれば察してくれるだろうと思いながら。]
…まだ、終わりじゃない。
[ぽつりと呟く。
良くない顔色のまま、向かう先は宿の方。
そこに皆あつまってればいいなと、限りなく薄い期待をしながら。]
[俯いた顔を上げる。]
人狼が一匹だけなら、お仕舞いでしょうね。これで。
でも、一応、他にも居る可能性はありますから。
[考えるのはイレーネのこと。
彼女が真に力を使う者ならば良い。
けれど、もし人狼の声が聞こえる人間だったなら。
もし、オトフリートの仲間だったなら。
まだ、オトフリートに仲間がいるのなら。]
[舌を出すハインリヒの様子には、自然な笑みが零れた。]
空元気ですか。
そうか……。病は気から、ってやつですか? ちょっと違うかな。
[頭を撫でる手の震えには、気付いたものの、黙っておく。
この人も辛いんだ。と、それだけはわかった。]
ハインリヒさん、そういえば昨日はティルと一緒だったみたいですけど……あの子は?
許すのは、誰?
一つは自分自身じゃないかね。
[耳から手を外して、腕を組んだ]
本質と知っている辺り、やっぱり、あの子は其方側?
異質――ねえ。
対して変わらない、っていうのが個人的な感想だけど。
/*
こ れ は 。
黒だしきたーーーーーーーーーーーっ!?
く、気力と体力持つか、俺本体!?
ぜってー今夜も忙しいよなぁ……(ほろろ。
遠い昔だろうね。
純粋だった子供の頃?
[純粋。
自分で言って、余りの似合わなさに笑った]
其方は、いつ拾って来たのやら。
[映したときに垣間視た、断片的な記憶。
赤いかけらを思い起こす]
―朝―
[目を開ければ、どこかわからない場所]
ここはどこだろ…
[眠い目を擦りながら、あたりを見回してみる。見慣れないベッド。テーブルの上におかれた果物と飲み物。
段々と意識が覚醒する。それと共に思い出す、昨日の出来事]
…オト先生…
[獣の毛に覆われた姿。それは間違いなく狼の証]
そっそ。塞ぎこんでたら身体の方もやられちまう。
だから、元気だしてりゃいーんだよ。うん。
[ティルの事を尋ねられれば]
ああ、ティルなら宿の部屋でまだ寝てるんじゃねーかな。寝顔みる限りは少し落ち着いてるみてえだが。
一応…宿の台所から果物と飲み物はもっていってやってるから起きたら適当に食うんじゃねえかな。
あ、金は…ちゃんと払っておいた。うん。
[人狼がまだ居るかもしれない可能性については]
どーだろな。イレーネが見分ける力持ってるんだろ?ならまだ居るならあいつが見つけてくれるかもな…。まあ、もういねえと信じたいが。
あ、そだ。お前さん手が空いてるなら、ティルに飯でも作って…いやなんでもねえ。
先生が…狼…
[信じられない、信じたくないけれど。見てしまったものは、真実。
重い心と身体を引きずるようにベッドから降りれば、テーブルの上の手紙に気がつく]
おっちゃん…
[何も食べたくはないけれど、ハインリヒの気持ちを無駄にはできなくて。ジュースに口をつけた]
-宿-
[自衛団の影が何人か見えたが、宿に入る事自体は問題がないようだった。
主の居ない宿はさながら檻の代わりなんだろうかと、ふと思いながら。
ぎぃと、扉の音を立てて入るが、すぐ中に人の気配は無かった。]
…誰も、居ない?
[ふらりと、中へと入る。
少しだけ、ユリアンとくれば良かったと思ったが後の祭り。
ことりと、何処かから音が聞こえたので、慎重にそちらの方へと向かっていく。
音は、二階の部屋の中からしたようだった。]
んー、……そういうものかも、しれませんね。
よし、じゃあ私元気になります!
……なる、努力はしてみます。
[小さく笑う。]
イレーネさんが、本当に力の持ち主だったら良いんですけど。
[その呟きもまた、小さく]
ああ、宿に泊まってるんですか。でも、その方がいいのかもしれませんね。あの子、家に居ても一人みたいだったし……。
ん、……あんまりショックが大きくないといいんですけど。
[ふ、っと息をついた。
提案には瞬きして。]
ご飯ですか? いえ、それは全然構いませんけど。
そういえば私、あの子に食事に招待するって言ったっきりでしたね。
[数日前、ティルと交わした約束を思い返す。]
それは、一番許し難いかもしれません。
[紅と翠の混じる瞳を伏せた]
貴方には隠しても意味が無いでしょう。
怯えながらも確信を持って断じることができるのは、つまりそういうことなのですよ。
もう一つの『聞くことが出来る』者。
まあ、私は人間として暮らしてきた時間の方が余程長いですし。
成り切れなかった『半端者』なのですよ、所詮。
それに人狼は、狼であり同時に人でもあるもの。
どこか同じものが在るのかもしれません。
ただ、それでも。人を食らわなければいけないと言う点では間違いなく『異質』でしょう。
[視線を上げた瞳は暗紅色に染まっている]
純粋すぎて、絶望しましたか?
[クツリと嗤う。けれどそれは長くも続かない。
色を薄れさせてゆく瞳]
さあ。
私も失くしてしまえば楽だったのかもしれませんね。
[口調とは裏腹、それを望むことは無いであろう声。
記憶の欠片まで視られているとはついぞ知らず]
[1杯のジュースすら碌に飲みきれずに、半分口にしてテーブルに置いた。
そこへ、こんこんとドアを叩く音がする]
だあれ?おっちゃん?
[部屋の主が戻ってきたのかと思い、入り口の方を向く]
[夏の鋭い日差しが瞼を刺す。
眩しげに眉根を寄せ、陽の光を遮るように手を空中に彷徨わせる。
眠りから目を覚まし、傍らに視線をやると、傍で眠っていたはずのイレーネの姿が無い]
……イレーネ……?
[寝ぼけたような掠れた声で名を呼ぶも、返事はなく。
緩やかに身体を起こし、寝乱れた服を直した。
視線を巡らすと、眠る前には無かった紙切れが一枚置かれているのが目に入り。
手元に引き寄せ、内容に目を通す]
……エーリッヒを、視た……?
え…待てよ、それって……。
[寝起きだった頭がフル回転する。
イレーネの視る力が消えていない。
そこから引き起こされる結論は唯一つ。
慌ててイレーネを追いかけようと思ったが、どこに向かったかまでは書いておらず。
とにかく工房を出て歩き回ることにした]
ん?イレーネが嘘ついてるかもって事か?
そりゃあ、その可能性が無いともいいきれねーけど何のメリットがあるんだ?それ。
[暫く俯いて考え込んだが、続くティルへの食事の事を聞いて慌てたように]
あ、いやいや。ヒマならってんで言ってみただけだ。今はまだ忙しいだろ、色々と。うん。
食事に招待うんぬんは騒ぎが終わってからでもいいじゃねーか。な。
[と、慌てたように取り繕い]
ま、少し元気が出たみたいで良かったぜ。
まだたりねーようならおっさんが分けてやってもいいけどな?
[と、ユーディットの腰の辺りに手を伸ばして軽く撫でた]
成る程、ねえ。
[齎される答えに、合点がいったように呟いた。
何が目的か、とまでは問わなかったが]
人でありながら狼でもあり、
人でありながら人を喰らう、
故に異質、か。
人にも、人を裏切り、殺し、糧とするモノも居る。
そういうのを視て来た所為かね、
さして、思いはしなかったけれど。
[揺らめく眼は、未だ、昏い紅を宿した侭]
ティル?
[中の小さな気配からおそらくと予想はしていたが、声で確認が取れたのでそっと中へと入る。テーブルの手紙には気がついた。]
おはよう。ハインリヒさん、居ないんだ。
…具合、どう?
[昨日憔悴しきっていた少年に、心配そうにそう尋ねる。]
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