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[ゲイトの漏らす言葉に頷きの気配を乗せる]
ここで華を摘み取っても良いのだが、如何せん数が多い。
厄介な聞こえし者も来ているし……。
機会を探るとしよう。
場が、残るのですよ。
[こちらに投げられる声に、ようやく顔を向ける。
相手も今まさに感覚を取り戻したところのようで]
私の知る知識の中では、ですけれど。
一種の呪術的空間。…本当に御伽噺ですよね。
[溜息が漏れる]
あの状態で姿を晒しているのでは。
負けましたとも言いたくなりますよ、色々な意味で。
[見えはせずとも、
それは、よく、知ったもの]
――…、ノーラ姉?
[酷く、虚ろで。
消えてしまいそうな気がした。
名を、呼ぶ]
[次いで診療所の方からかけられる声。
見れば泣くティルを連れたハインリヒの姿]
…どうも。
……その様子だと……。
[見たのかな、そう続けようとして言葉が切れた。
聞かずとも明白だろうと思ったのもあるが、何より傍らで泣くティルにまた思い出させることになりそうだったために]
……大丈夫、か?
[ふら、と立ち上がる様子に、静かに声をかけ。
それから、改めて、倒れたオトフリートを見る]
人、なのか、獣、なのか。
判断に迷う姿で逝ってくれたもんですね、っとに……。
[零れた呟きは、彼の事情を知らぬが故のもの。
いずれにせよ、人狼が倒れた事。
それは、理解できるのだが。
腕に微かに走る痛みは、何故か。
安堵を感じさせるには、至らずに]
…。
厭な話だね。
[相手の口より語られる、己の知らざる知識]
あぁ、きちんと見られないのが、残念。
そう言うのなら、
矢張り――生かしてやればよかったかな。
[キクリ、と固まる。
熱が抜けてしまえば、そこには後悔も生じてしまう]
…ノーラ。
[姉弟から一歩離れた場所に立ち尽くす]
[その視線が向かった先には、もうひとつ、地面に転がった体。
それが誰なのか。判る。
けれど、関係ない。
これは人狼だ。
それは、何より先に知れた。
首筋に突き立ったままのナイフに手をかけ、ぐっと力を込めて抜き取る。ゆら、と真っ直ぐ立ち上がると、オトフリートの体を見下ろした。]
そう。あなたが、アーベルを。
あなたが、人狼だった。
あなたがッ!!
[ナイフを振り上げる。]
[表の自分と、こちら側の自分。
計ったように、正確に人間を演じ続ける自分と、赤い世界で僕として傅き、そして嘆く自分。
乖離した心が少し軋んだ。一人だと折れてしまいそうだった。
だが主は、敬愛し、それ以上に心を捧げる人はまだここに居る。
その事実だけが、表の自分をまだ生かし続ける。]
…そうですね、今は…。
それに、ロスト様が、エーリッヒさんも危険だと言っていました。
一旦、引きましょう。
機会はまたすぐに、きっと来てくれる…。
[ぽつりぽつりと、呟いた。]
[空っぽの硝子玉のような眼差しは、姉に似た髪の弟の姿を映しても見ては居らず。
差し伸べる手。
のばした指先から、ひらりはらり、零れ落ちる白い花弁。]
…俺にはなんにもできなかったよ。
ひょっとしたら、もしかしたら、最初に診療所を尋ねた時に…止められたかもしれねーのにな。
とりあえず、俺は。
こいつを連れて宿に戻るわ…。
自警団の連中は気にイラねーが伝えないわけにもいかねーしな…。
[と、ブリジットの様子を見て]
なんなら、お前も宿に来るか?
随分調子が悪そうじゃねーか。
[少し躊躇した後で、空いている片手をブリジットへと差し出した]
[刃の閃きを知覚する。
そうされても当然だと、ただ静かにそれを感じていた]
ああ、でも、ゲイトが。
[従順なる人の子が反応してしまうのではないかと危惧が浮かぶ。
しっかりと止めてくださいよ、と、既に届かない世界へと願う]
ああミリィ。
やっぱり貴女は生きてなくてよかったよ。
[オトフリートが死んで、彼女はどんなに悲しむだろう。
それとも、オトフリートが人狼だと知って喜ぶだろうか。
彼らが最後に交わした会話は、知らない。]
ユーディ!?
[ナイフを抜き取り、振り上げる動き。
何をしようとしているのかはわかる、けれど]
……落ち着け!
もう、死んでる……終わってるんだから!
[口にした言葉には、やはり微かな違和感があるような気がするけれど。
今はそれに囚われている場合でも、ない、と思い、押し止めようと手を伸ばす]
[荷物を持った方の手は下に下ろされ、空いている方の手は頭から耳を押さえるように変えられる。ユリアンに話しかけられればゆらりとそちらを見るが、声が届いているかはわからないような風情で]
大丈夫だ。大丈夫。
大丈夫、……
[自分に言い聞かせるように繰り返し。出てきたハインリヒやティルの方も一瞥し]
大丈夫、だ。
[手を差し出してくるハインリヒにも同じ事を言う。その手を見つめるでもなく見つめるが、ふらつきながらも駆けるように、現場へ向かおうとして]
…何処へ行ってしまったの?
[はらり、ひらり。
ほどけて舞い散り、降り積るのは花か雪?
それともそれは、重ねた月日?
ひとひらごとに、淡く、淡く。]
何方が良いのか、聞いただけだよ。
[ふ、と。
手を伸ばす直前に、男へと言葉を返す]
人の愚かしい部分ばかり見ていたら、
容赦したくもなくなるってものだね。
[その目には何も入らない。
その耳には何も聞こえない。
憎しみの記憶が螺旋のように立ち昇り、アーベルが殺された事実に絡みつく。
今まさにナイフが振り下ろされようとした時、エーリッヒの手がそれを止めた。]
いや……はなしてくださいっ。
[それを振り解こうと足掻く。]
だって、こいつが、アーベルを、殺したのにっ。
ゆるせないっ!!
何処、だろうね。
[触れるもの。
冷たくはなかった。
あたたかくもなかった。
淡く、散り、解けて、消えてしまいそうだった]
――…ごめん、ノーラ姉。
[見殺しにしたのは、自分だ。
それでも。
痛みなどない――筈なのに]
俺は此処に居る。
エルザ姉も、居るのかもしれない。
ノーラ姉の探すものは、何?
残れても、正気を保てた自身ありませんから。
[どちらにしても同じでしょう、と、そっけなく返す]
愚かさを極めると、人ですらなくなりますよ。
[皮肉な声。だがすぐに口を噤む。自らがその希望を奪った相手に掛けられる言葉など、持ち合わせていなかった]
なんて呼べばいいのか、わからないの。
…名前さえ、つけてあげられなかったもの。
[かつてそうしていたように、空いた手は居たはずの場所を優しく撫でて。]
なんて呼んで探してあげればいいのか、わからないの。
[ハインリヒの様子に、やはり問いかけるのは止めて。
戻り自衛団に伝えると言うのに軽く頷いた。]
気をつけて…。
[口にしたが、自分でも何に気をつければいいのかは良く分からなかった。
嘆くティルには、かける言葉が見つからなかった。
ただ心配そうな視線だけを送る。]
いいから、落ち着け!
[振り解こうとするのを、押さえつつ。
何とか、ナイフを離させようと試みながら]
そんなの、俺だって同じだよ!
俺だって許せと言われたら、素直に頷けやしない!
……だけど、ここで屍に八つ当たりしたって、何にもならんだろうが!
[名前さえ、の声に耐え切れず目を背けた。
本当は見詰めなければいけないのかもしれない。
自分が招いたものの結果、その一つを]
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