人狼物語 ─幻夢─


28 Rainbow stone

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召使い ユーディット

[目を閉じる。大丈夫。そう自分に言い聞かせた。
目を開け、緊張した様子のイレーネを安心させるよう笑いかける。]

亡くなったアーベルも、貴女と同じ力を持っていたんです。
二人きりのときに、アーベルが教えてくれました。
皆に話すと人狼に襲われるかもしれないから、ってずっと黙っていましたが。

たぶん……あんな形でアーベルが死んだのは、狼だった先生を視ようとしたからなんでしょうね。
もし、アーベルが狼に味方する人間だったなら、あんな風には死なないと思います。
アーベルも、貴女と同じように本物でしょう。

さて、その占い結果なのですが。

[と言って、座っていた椅子から立ち上がる。
ゆっくりと、怯えさせないようにイレーネに近付いた。
一瞬、エーリッヒとハインリヒに視線を走らせる。]

(163) 2008/08/09(Sat) 21:53:32

音楽家 エーリッヒ

[ユーディットから向けられた視線に、ほんの一瞬、瞬く。
何をするつもりか、と。
ただ、いつでも動けるように、僅か、カウンターからは身体を離して]

(164) 2008/08/09(Sat) 21:58:36

娼婦 イレーネ、召使い ユーディットが近づいてくる事に、びくりと微か身を強張らせる。

2008/08/09(Sat) 22:00:10

工房徒弟 ユリアン

[伝えられる話を一つ一つ時間をかけながら整理し。
アーベルも力持つ者と聞き、受け入れかけて一時停止]

……待てよ。
さっき同じ場所に同種の力を持つ者が現れるケースはほとんど無い、って言ったよな?
何で、アーベルまで同じ力を持ってるんだよ。
おかしいじゃねぇか。

[眉根を寄せ、考え込むような表情。
そんな言葉を投げかける頃にはユーディットはイレーネへと近付いていて。
人狼の可能性があるその相手に、警戒の色を示す。
叶うなら、イレーネを護るように腕をイレーネの前へと投げ出して]

(165) 2008/08/09(Sat) 22:01:56

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/09(Sat) 22:03:15

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/09(Sat) 22:06:09

召使い ユーディット

[言いかけて。疑問を投げかけるユリアンに、視線を移す。]

そうです。でも、ゼロではありません。
それとも、貴方はアーベルが偽者だと思いますか?

[アーベルが死んだあの状況で? と静かに尋ねる。
投げ出された腕には一瞥をくれたが、その目はすぐイレーネを捉える。]

アーベルが本物だということは、納得していただけますか?

(166) 2008/08/09(Sat) 22:06:13

少年 ティル、召使い ユーディットに話の続きを促した。

2008/08/09(Sat) 22:06:50

工房徒弟 ユリアン

…俺は、イレーネが真に力を持っていることを信じている。
でもアーベルが偽者だと言う証拠は持ってない。
ゼロじゃないんだったら、視る力を持つ者が二人居たっておかしくはない…。

それは否定しない、けど。

[何かが引っかかる。
何故だかさっきからユーディットに対して不安しか巻き起こってこない]

(167) 2008/08/09(Sat) 22:10:47

娼婦 イレーネ

…ユーディットさんは、私が偽者だと言いたいんですか?

[見上げるその表情は青い。
答えを聞く前に、アーベルについては俯いて。]

アーベルさんが本物かどうかは………わかりません。

そもそも、同じ力があるって、今聞いて。でもその人はもう亡くなっていて……。
それなのに、信じろと言われても、私には。

[それは至極真っ当な答えだった。]

…お医者先生に殺されたから、人だったとは思います、けれど。

そもそも、どうしてアーベルさん、お医者先生を見に、一人で行ったんですか…?
見分ける力を持つものは、迂闊に一人でいてはいけないんじゃなかったんですか…?
なのに、そんな危険な事。

(168) 2008/08/09(Sat) 22:14:57

少年 ティル

[一緒に宿を出ようとした所で、やってきた人たちと顔をあわせる。
ユリアンも居ることを確認すれば、イレーネの隣の位置をさっと譲る。

そのまま聞こえてくる話は、能力者の人数の話。
アーベルも能力を持つという話は、初めて聞いた。

ユーディットの語気の強さに、なんとなく口を挟めなくて、話を聞いている。
途中、『許しちゃいけない』の言葉に、軽く青ざめて。

悲しそうに目を伏せた]

(169) 2008/08/09(Sat) 22:19:29

召使い ユーディット

[ユリアンの言葉は無視して、ただ真っ直ぐイレーネを見る。]

いいえ、そうは言ってません。
貴女も本物だろう、と私は考えていますよ。
まあ推理の詳細を述べると幾ら時間が合っても足りないので、今この場では控えますが。

アーベルが一人で先生を視に行った理由。
それは、判りません。
視ても相手には判らないと踏んだのか……。
あと、アーベルのお姉さん方が亡くなった後でしたからね。
多少混乱はしていたと思います。

それに、危険なこと、と言うなら、イレーネさんも皆の前で名乗り出たのは、危険だったんじゃありませんか?

人間ですから……
理性では判っていても、ということもあるでしょうし。

(170) 2008/08/09(Sat) 22:22:38

音楽家 エーリッヒ

……例え、一人であっても、それと知られていなければ襲われる対象にはならんだろうね。
名乗り出たとしても、守り手の信を得られない限り──自身の安全ははかれんのだし。

まして、あいつはああいう性格。
他者の信を得る事よりも、自分の思うように動いた結果があれ、としか思えん。

[イレーネの疑問に、ため息混じりにぽつりと呟いて]

(171) 2008/08/09(Sat) 22:23:21

娼婦 イレーネ

ええ、危険です。名乗り出るのはとても怖かった。
でも、占い師であればそれを明かし、狼を見分ける役割をこなす事は、自身にとって当然の事だと、そう伝えられてきたし、私も、そう思いましたから。

[あの時も震えていた。その事を思い出す。]

名乗り出ない方がよかったですか?
手探りで、人同士が殺しあった方がよかったですか…?

[ユーディットに向ける視線は、『どうしてそんな事を言うのだろうか』という困惑でしかない。]

…アーベルさんが、ノーラさんたちの死を知って…っていうのなら、一人でお医者先生の所に行った理由として納得はできますけれど。

[ユーディットの説明の、その一点には納得がいったようだった。
エーリッヒの言葉には、無言のまま。]

(172) 2008/08/09(Sat) 22:33:06

召使い ユーディット

[困惑したイレーネの表情に、優しく言い聞かせる。]

ええ、貴女がそう考えて名乗ったのだろう、ということは判りますよ。
でもまた、アーベルのような遣り方もあるわけで……

[エーリッヒの言葉に頷いて]

まあ、性格の問題でしょうね。
さて、納得して頂けたら、アーベルが視た結果を……
……彼に代わって、伝えたいと思うんですけれど。
良いですか?

(173) 2008/08/09(Sat) 22:38:24

娼婦 イレーネ、工房徒弟 ユリアンの腕にそっと手を置き、ユーディットには少し間を置いて頷いた。

2008/08/09(Sat) 22:40:19

召使い ユーディット

ありがとうございます。では、話の続きにいきましょう。

アーベルは……まず、私を視たそうです。結果は人間。
当たり前ですけどね。
この結果を得て、アーベルは私に自分が視る者だと明かしてくれたんです。
次に、ハインリヒさんを視たそうです。
視た理由は教えて貰えませんでした。まあ……アーベルですから。

[ちょっとだけ肩を竦めてみせ]

結果は、人間でした。
つまり。貴方の視た結果と合わせると。

[目の前に伸ばされたユリアンの腕を素早く掴み、どう見ても無理だろうという方向に曲げてその体を抑えた。]


ユリアンが、人狼なんです。

(174) 2008/08/09(Sat) 22:43:54

召使い ユーディット

[その顔に、先ほどまでの柔らかさはない。
厳しさを湛えた瞳で、イレーネを見つめる。]

さあ、イレーネさん、ユリアンを、人狼を殺してください!
今すぐ!!

[一瞬空いた手で、小さな短剣を放って寄越した。]

私が抑えているうちに!

(175) 2008/08/09(Sat) 22:44:19

工房徒弟 ユリアン

[腕に置かれるイレーネの手に自分の手を重ね。
ユーディットが告げようとしている内容に耳を傾ける]

[しかし次に感じたのは腕への痛み。
あり得ぬ方向へと捻られたそれに苦悶の表情が浮かぶ]

ぐあ!
ユー、ディット、何を──!
俺は、人狼なんかじゃない!

(176) 2008/08/09(Sat) 22:47:15

召使い ユーディット、「人狼は皆そう言います」と、冷たく吐き捨てた。

2008/08/09(Sat) 22:49:41

音楽家 エーリッヒ

って、ユーディ!?

[唐突な行動。
一瞬、その意味を捉えあぐねる。
アーベルが視た、と言っていたのはイレーネのはず……と思い。
ふと、思い当たったのは]

(……はったり、か!?)

[ならば、余計なことは言うまい、と困惑した風のまま、動きを止める。
勿論、何かあればすぐに動くつもりで。

これ以上、身近なものを死なす気はなかったし、ユーディットが違うのはこれまでで感じているから。
『力』の行使も躊躇うつもりはなかった]

(177) 2008/08/09(Sat) 22:51:53

娼婦 イレーネ

―――ユリアン!

[ユーディットの傍らに抑えつけられているユリアンの傍らに膝をつき、ユーディットを見上げる。]

どうして!?

……ユーディットさん、私は、貴女の言う事が信じられない…。

[呆然と、ユーディットを見た。
―――その両手には銀の短剣。]

(178) 2008/08/09(Sat) 22:53:03

工房徒弟 ユリアン

[ぎっ、とユーディットを睨むように視線を向けて]

消去法で俺が人狼だと!?
お前が言ってることが正しいと言う証拠はどこにある!
アーベル本人から聞いたわけじゃない。
聞いたのはお前だけだ!

[押さえつける腕を振り払おうとするも、上手く力が入らず動けない。
女の身でこんな力が出せるのか──?]

(179) 2008/08/09(Sat) 22:54:28

召使い ユーディット

[暴れようとするユリアンを押さえつける。
ただ普通の女性、というには鮮やかすぎる手腕で。]

信じられない?
信じられませんか?

アーベルが偽でなければ、ユリアンは人狼ですよ?
そして貴女はアーベルが本物だと認めましたね?

ユリアンは人狼です。
貴女が偽者でない限りは!!

(180) 2008/08/09(Sat) 22:56:15

召使い ユーディット、ユリアンに冷ややかに、「ならエーリッヒ様に聞いてご覧なさい」

2008/08/09(Sat) 22:57:07

工房徒弟 ユリアン、痛みに表情を歪めながら、視線だけをエーリッヒへと。

2008/08/09(Sat) 22:58:03

工房徒弟 ユリアン、召使い ユーディットに話の続きを促した。

2008/08/09(Sat) 22:59:05

音楽家 エーリッヒ

[向けられる視線。
緑は感情を抑えたまま、それを見返して]

ああ。
確かに俺も、アーベルの占いの結果は聞いた。
本人から、直接。

[結果には触れず、それだけを告げる。そこに、偽りはないから]

(181) 2008/08/09(Sat) 23:00:04

工房徒弟 ユリアン

っ……。

[エーリッヒの言葉に息を飲む]

…そんなの、嘘だ。
だったら、お前らアーベルに騙されてんだ!
アイツが力を持ってることが、嘘なんだ!

俺は…違う…。
人狼なんかじゃ…ない…。

[身の潔白をしようにも、言葉だけでは足りず。
悔しげに、声が徐々に小さくくぐもったものへと変わっていく]

(182) 2008/08/09(Sat) 23:05:14

娼婦 イレーネ

ちがう、違うっ!

私が信じられないのは、貴女です!

[ユーディットの言葉を肯定したエーリッヒの――だがその以前、困惑した様子は見逃さなかった。
何か違うと、警鐘が鳴っていた。]

うそを、つかないでください。

[それはエーリッヒにも向けられた言葉か。]

アーベルさんが私と同じ力をもっていたかどうか、それすら私には分からない。その可能性があったとしか、もう分からないのに。

(183) 2008/08/09(Sat) 23:11:49

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