人狼物語 ─幻夢─


28 Rainbow stone

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少年 ティル

ん?おっちゃんも一緒に行くの?うん、いこいこ。
[最後のつぶやきは聞こえずに、2人して診療所へ向かい歩く。
段々診療所へと近づけば、なにやら異臭が漂ってくる]

血の…臭い…?
[不安に耐え切れず、思わず駆け出していた]

(9) 2008/08/09(Sat) 00:24:25

【赤】 工房徒弟 ユリアン

…アーベルが対抗手段を持っていた、と言うところかな。
何よりアイツの武器は、『言葉』だ。
如何に強靭な肉体を持っていても、言葉で揺らされてしまえば隙は生ずる。

[淡々と、と言うのが相応しい口調で先程の分析を照らし合わせた推測を口にする。
ともすれば駆け出してしまいそうなゲイトを肩に触れた手でも押し止め]

……奴らは我らの同胞を手にかけた。
この報復は為さねばなるまい。

[静かに告げるそれは、どこか冷めた口調でもあったか]

(*6) 2008/08/09(Sat) 00:25:09

少年 ティル

[診療所にたどり着く。

その前に倒れているのは、2人の男性。
ひとりは、さっきまで一緒に居たひと。
あとひとりは、獣の毛に覆われた人間―その顔は、あまりに慣れ親しんだひとの顔]

(10) 2008/08/09(Sat) 00:25:39

少年 ティル、メモを貼った。

2008/08/09(Sat) 00:26:26

工房徒弟 ユリアン

…だって、自分でも言ってたし、アイツ。

[その時の話は笑い話になるようなものでは無かったが、アーベル自身そう称していたのは事実で]

診察所、行くんだ。
…俺らはどうする?

[後半の問いはイレーネへと向けられた]

(11) 2008/08/09(Sat) 00:27:18

召使い ユーディット

ですよね。そうします。

[ユリアンに、こくこく、と頷いてみせて。
イレーネの肩を抱く彼に、ああやっぱり二人はそうなんだな、と思う。
この人狼騒ぎの中でもイレーネに変わりない態度を示すユリアンに、少しだけ微笑んだ。
二人が人狼とは関係のない人間なら良いのに、と願わずにはいられない。]

ありがとうございます。
じゃ、行きましょう、エーリッヒ様。

[視線をエーリッヒへと戻すと、診療所へと歩き出す。]

(12) 2008/08/09(Sat) 00:28:50

詩人 ハインリヒ

[ティルの呟きに顔が強張る。慌てて自分でも周囲の匂いを気にしてみるが、自分の身体に染み付いたアルコールと煙草の匂いしか感じられず]

ほんっと、つかえねーな俺は…。

[嘆いている間にティルは診療所へと走っていってしまい。嫌な予感が膨らみあがり、慌ててティルの後を追う]

待てよ。待ってたら。

[診療所の前まで来て。やっと自分の鼻にも血の匂いが届く。もっともその事に気づく前に惨状が網膜に焼き付けられるわけなのだが]

…ティル。こっちこい。
それ以上見ない方がいい。うん。

[ティルがそれ以上、その惨状を見ないで済むように手を伸ばして抱き寄せようとする]

(13) 2008/08/09(Sat) 00:31:59

音楽家 エーリッヒ

[自分でも、というユリアンの言葉に浮かぶのは苦笑]

ああ。
俺も、薬出してもらった方がいいかも知れんし。

[ユーディットに軽い口調で返しつつ、診療所の方へ。
常と変わらぬ様子を装いつつも、内心には一抹の不安があるのは否めなかった]

(14) 2008/08/09(Sat) 00:32:02

小説家 ブリジット

――ああああ!!

[裏路地。陽が出ているうちも薄暗いそこから、辺り一帯に響くような叫び声が響き渡った。壁に身体を預け、半ば仰向ける体勢になっていた...が、上半身を跳ね起こす。見開かれた目、肌には汗を滲ませながら、左右を見回し]

(15) 2008/08/09(Sat) 00:32:06

娼婦 イレーネ

[ユリアンに肩を抱かれれば、少しずつだが握っていた手の力は抜けていく。]

ん…どう、しよう。

[問われて少し言い澱むのは、手に力を込めすぎたせいか。]

あ、そうだ。『視た』事言わないと駄目なんだっけ…。
向こうにお医者先生いるなら、ついでに伝えにいこうかな。

(16) 2008/08/09(Sat) 00:33:19

【赤】 娼婦 イレーネ

エウ…

[何時もはこの世界で猛り狂う主は今は淡々と。
逆に自分の方が、悲しみで荒れ狂っていた。

内に在る狂える一族の血が、激しく身を責めたてる。
それを表に出さないよう、必至で耐えた。

低い呻きをあげて、震えながら蹲り。]

…報復、を。

[エウリノの声に続くが、口にした言葉は弱弱しかった。]

(*7) 2008/08/09(Sat) 00:36:39

工房徒弟 ユリアン

[ユーディットに微笑まれた理由は理解しておらず。
僅か首を傾げた状態でユーディットとエーリッヒが診療所へ向かう姿を見やった]

…ああ。
そう言えば、俺以外には言ってないんだっけ?
二人も行くみたいだし、着いて行くか。

[頷いて、肩に手を回したまま、イレーネを支えるようにして歩き始める]

(17) 2008/08/09(Sat) 00:38:32

少年 ティル

[惨状を目の前にして、しばらく、時がとまったように、立ち尽くしていた。



ハインリヒに抱き寄せられれば、やっと我に返る]

おっちゃん…
[そのままぎゅうっとしがみつく]

オト先生…アーベル兄ちゃん…
いやだ…やだ、よぅ。こんなのって、いやだ…やだ、やだ…

[嗚咽で言葉が詰まっていく。瞳からは、大粒の涙がぽろりぽろりと零れ落ちていった]

オト…せん…せい…アー…ベル…にい…ちゃん……
[後はもう言葉にならずに、ただ嗚咽を漏らすのみ]

(18) 2008/08/09(Sat) 00:39:21

小説家 ブリジット

[傍に落ちていたノートなどの束を拾いながら、ゆら、と立ち上がり裏路地を出る。その時「うるせえぞ!」という怒鳴り声と窓を乱暴に開ける音が聞こえて、虚ろな瞳はそちらを向いた。
 家の窓から顔を覗かせた怒鳴り声の主は叫び声をあげた人物を確認すると、しまった、というような顔をして開けた窓を素早く閉め。再びの静寂]

……。

[暫くの間、ただ立ち尽くしていたが。そのうちに人通りの少ない村を歩き、そこへ、「変容」が起きた場所へと、向かい始め]

(19) 2008/08/09(Sat) 00:41:04

召使い ユーディット

私の治療がそんなに不安ですか?

[冗談ぽくにらんでみせて、診療所に向かう。
近づけば、人影が見えた。
風に乗って流れてくるのは子供の泣き声と、

朱い匂い。]

(20) 2008/08/09(Sat) 00:41:19

音楽家 エーリッヒ

いや、そういう訳じゃないんだけどね。

[返す言葉は、こちらも冗談めいて。
診療所に近づき、捉えた気配に、表情が変わる]

……これ……は。

[感じたそれは、数日前にも接したもの]

(21) 2008/08/09(Sat) 00:45:31

【赤】 工房徒弟 ユリアン

[弱弱しい言葉に、唇が小さく弧を描く]

そう、報復しなければ。

ロストに手を下した者を。
我らの邪魔をする者を。
この惨劇の舞台を用意した者を。

全ての者に血の粛清を!
この地を紅き雫で染め上げるのだ!

[静かだった声は徐々に高らかに張り上げられ。
漂う気配は享楽を愉しむものとなる。
狩る対象による抵抗。
それに対し昂ぶらぬはずが無かった]

(*8) 2008/08/09(Sat) 00:45:46

召使い ユーディット

あれは……ティル?
それに、ハインリヒさん。

何やってるんでしょう、あんなところで。

[胸の奥が、ざわめく。
匂いが、確かに、告げている。

それを無視するように、
厭な予感が途端に沸き起こってくるのを抑えるように、
ゆっくりと、歩く。
しかしそれは、徐々に、人影の傍の地面に何かが確認できるにつれ、堪らなくなり、

駆け出す。]

(22) 2008/08/09(Sat) 00:47:26

娼婦 イレーネ

[ユリアンに肩を抱かれたまま(途中で平気だと言っても放してはもらえなかった)先立った二人の後を少し離れてついて行く。

二人の様子がおかしいと、気づいたのは診療所少し手前あたり。

誰かの泣き声が耳に届いた。

微かに感じる匂いは、明方近くに感じたものに似ている様な気がした。]

(23) 2008/08/09(Sat) 00:47:48

詩人 ハインリヒ

[抱き寄せてはみたものの。いざ抱きつかれて泣かれるとどうしていいものかわからずに]

大丈夫…。大丈夫だ。

[そんな言葉を繰り返し頭を撫でてやるしか思いつかず。とりあえずここから離れた方が良いことだけは間違いなく]

う、うし。とにかく人を呼んでこようぜ。
二人をこのままにもしとけねーしな。な?

[ティルの手をひいて「歩けるか?」と顔を覗き込んだ]

(24) 2008/08/09(Sat) 00:48:23

音楽家 エーリッヒ

あちらは、先生に用事がある、とか言ってたけど……。

[疑問の声への答え。
それはユーディットまで届いたか。

唐突に駆け出したその後を追い、自分も足を速める。
腕が痛むのは、傷のためか、それとも、他に理由があるのか。
そんな事を考えつつ]

(25) 2008/08/09(Sat) 00:51:34

工房徒弟 ユリアン

[そのままエーリッヒ達の後を着いて行き。
前方の二人の異変に気付く]

……どうした?

[声をかけ、直後に漂う匂い。
思わず空いた手で口元を押さえ、眉根を寄せた。
嗚咽の声も聞こえてくる。
僅かにイレーネの肩に触れる手に力が籠り、微かに震えた]

(26) 2008/08/09(Sat) 00:53:14

【赤】 工房徒弟 ユリアン

ああ……──。
…良い匂いだ。
あまり近付いては抑えが利かなくなりそうだな。

[震えは歓喜にも似たもので。
恍惚とした声が響く]

(*9) 2008/08/09(Sat) 00:55:28

【赤】 娼婦 イレーネ

[高らかに笑う主を見て、震えは徐々に収まったが。
今度は泣いていたようだった。
ロストを、初めての、待ち望んでいた大切な主を失った事は僕の中にまだ重く残っている。

だが全て失ったわけではない。
仕える主はもう一人、こんなにも力強くワラっている。
その事実に微か喜びを感じてもいて。]

…全ては、主様の心のままに。
この血に宴を。弔いの花を。

[声は冷静というよりは、小さく儚いものだった。]

(*10) 2008/08/09(Sat) 00:57:08

召使い ユーディット

[怖い。怖い。怖い。怖い。
心臓が早鐘のように鳴っている。

物も言わず、診療所の前に駆け込んでくる。

地面に転がった二つの体が見えて――

否応無い事実が頭に浮かぶ。
それを拒否したくて、膝をついてその顔を覗き込んだ。]

…………アー、ベル。

[しかし。
胸を貫かれた青年の顔は、昨夜から、ずっとずっと会いたかった彼のもので。
改めて、現実はユーディットに、非情な事実を告げた。]

(27) 2008/08/09(Sat) 00:58:17

少年 ティル

[頭をなでられる感触にも気がついても、流れ落ちだした感情はとまらない。
手を引かれれば、ふらりと引き寄せられるように動き出す。

『歩けるか?』の問いには、まだ嗚咽がとまらずに言葉が紡げなくて。

涙でぐしゃぐしゃになった顔で、顔を縦に振った]

(28) 2008/08/09(Sat) 00:59:17

娼婦 イレーネ

[前を走る二人、奥に居る二人。
続いていこうかと思ったが、匂いと、その場を支配する雰囲気に呑まれ、足が竦んで動けない。]

…ユリアン、血の匂い…。
だれか、むこうで。

[肩から伝わる震えに、こちらも微か震える手を重ね置いた。]

(29) 2008/08/09(Sat) 01:02:52

【赤】 娼婦 イレーネ

ロスト様…。

[足が竦んで動けないのは、敬愛する主の屍を見たくないその想い一心。]

(*11) 2008/08/09(Sat) 01:03:34

【赤】 工房徒弟 ユリアン

紅き血の宴。
そこに咲いた華やかな花を。
ロストの弔いとして捧げよう。
報復の対象により作り出される、朱の花を。

[ゲイトの儚い声に力強く返す。
全てを愉しむような、はきとした言葉で]

(*12) 2008/08/09(Sat) 01:04:02

音楽家 エーリッヒ

[駆け出し、たどり着いた先。
そこに転がる、二つの体。
周囲を染める色彩は、容易に、状況を物語る]

……っ!

[しばし、言葉が失せ、それから]

この……馬鹿野郎が。

[零れ落ちたのは、掠れた声]

無理はするな、って……言ったろうが!

[苛立ちを込めたが向けられる先は明確か。
緑はしばし、青を見つめた後。
折り重なる姿へと向けられる]

(30) 2008/08/09(Sat) 01:05:01

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