情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[信頼のあるなしに興味はなく、クインジーがなぜ自分に話すのかは問わない。だが推し量る目で見、軽くなされた説明には気のない態で耳を傾けた]
死んだ後の正体なんざ構わねえだけかもしれねえぜ?
[言った後で偽悪めいた響きに聞こえ顔を顰める。獣が仲間をどう思うかはともかく、間違いなく隠れ蓑にならないシャーロットを害する価値は想像が付く]
[後で考えても、男にはそれしか言えることがなかった]
[もしラッセルがかの獣でも、生きてほしい]
[そう彼が望む限り]
[その言葉は、決して口にされない]
[秘めた決意は、大きくも小さくもなりはしなかった]
[ラッセルを庇う言葉にも胡乱な目は変わらない。生きた状態で違うとわかるのは目の前の男ではないと、自分だけは知ってるのだから。だがそれ以上言うべきことはなく男の執着だけを頭に残して扉へ向かう]
あ゛ん? 返り血だけじゃねえのか。
ほらよ、消毒に使え。残りは返せよ。
[血を流すという声に振り返り、ポケットの酒瓶をクインジーに投げる。手当てを手伝うのは一人で十分と昨日と同じく城の内部を巡る]
[玄関ホールへと辿り着いた時、外からナサニエルが訃報と共に戻ったのを見つけた]
へえ、今度は女か…ちっと見てくらあ。
[名は覚えていなくても知らされる死体の状態から誰かはわかった。他に知らせるのか埋葬の準備か残るナサニエルを置いて森の小道へ行く。緑の屋根で朝が来ても薄暗い中、緋と金は良く映えた]
あ゛ーあ、いい女だったのになあ…
[胸に落ちる一輪と欠けた爪を上から見下ろし、血に触れぬよう血の気のない白い顔に手を伸ばす。碧眼を蝶の羽のような睫毛で覆うと、鋭い目が*獣の残した痕を見る*]
そういえばあの男はなんというんだ
[ぽつりと呟いたのはそんなことだった]
[窓の外、彼岸花の中、青が見えるのは少しの時間を*置いた後だった*]
[物音が止んで、人気がないのを見計らって、わたしは廊下に踏み出しました。
できるだけ音が立たないように、杖は持たず、廊下の灯だけを頼りに、手探りで進みます。
目的を果たす前に、見つかるわけにはいきません。
やがて或るひとの部屋を探し当て、扉の内へと潜り込みます。
2人のうちどちらでも良かったのですけど、相手はびっくりしたかも知れません。]
[わたしはそのひとに近付き、言葉を重ねます。
相手の正体を知っていることと、わたしの正体と。]
…それと。
[わたしを「ハズレ」と称した、男の話をしました。
考えて出た結論に確証はありませんから、気をつけたほうがいいかも知れない、とだけ。]
[もし望む訳を尋ねられたなら、わたしは答えたでしょう。
この世界が終わったら、新しい世界に行けるのでしょう、と。
そう長い時間は取らず、わたしは部屋を後にします。
話の間、きちんと眼を見ていたことに、相手は気付いたでしょうか。]
[そうして日が昇る頃。
昨夜のことなどなかったかのように、わたしは部屋を出て、また血の臭いを嗅ぐのかも知れません。
気配には気をつけたつもりでいましたから、何処かで見られた可能性など考えていません。*]
[暗澹たる夜は終わりを告げ、
世界は陽の下に照らされる。
城内の冷えた気配は日に日に増していた]
……なんか、変な音する?
[されど厨房に立ち、煮立つ鍋と顔を付き合わすさまは。なんとも平和だった]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新