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……どんな気分かなって、思ったの。
[それ以上の言葉は次がず、一端口を噤んだ。
視線を戸口の男へと流す]
お早う、ナット。
ナットも、無事だったんだね。
[その場に漂う雰囲気に一瞬言葉を失ったのは否めない。]
[僅かの沈黙の後]
――ええ。お陰様で。何とかね。
[男の視線は、隻眼の男と少年の、交互に向けられた。]
だいたい……
[月明かりに照らされた窓の外を眺め、盛大に溜息をつく。]
『真夜中に女が一人歩きをしていたから、怪しいと思って殺しました』
……だなんて、ジャック・ザ・リッパーが残した供述調書とさほど変わらないだろうに。そんな殺人鬼を信じろっていう方がおかしいってば。
まあ、それこそ判別している姿を見ればどうにでも信頼できるんだが、な。それを嫌っている可能性がある…。「見たければ見ろ」だなんて、堂々としすぎているだろ。
或いは、彼は……
[もうひとつ、溜息。]
……他人に信頼させて生き残りたい、悪魔の遣いか……
[少し頭を傾けてクインジーをまじまじと見た後]
ああ、そうだ。
キャロルさん…でしたか。あの方亡くなりました。
終焉の死者に襲われたようです。
[思い出したように、話を切り出した。]
無事を喜んでいいのかは、わからないけれど。
[カップを己の手に戻し、足を揺らす。
吐き出す息は、やや物憂げ]
いつまで続くのかな、
終わるまでか。
[眼下に広がる泉を見て、もの思いに耽る。]
スワン・レイクかと思いきや。
出てきたのは優雅な白鳥ではなく、人喰い狼ときたものだ。
せめて黒鳥の姫君であれば、その美を堪能できたのだがな。
……まあ、白鳥の姫君が出てきたところで。
そいつを演じる人間は、悪魔の遣いたる「黒鳥」をも演じるわけだしな……信用ならんさ。
[そう呟いて、ベッドに潜る。
夜歩きをして、ジャック・ザ・リッパーに殺されぬように。]
[淡白な反応の少年を見遣る]
……あまり驚きませんね。
まあもうそろそろ慣れっこになってきてますけどね。
私も、薄情ですが自分じゃなくて良かったという気分ですよ。
[口の端にちらりと皮肉な笑みらしきものが浮かんだ。]
まあ何時終わるかは、皆目見当がつきません。
見分ける人が居ないのだし、この怖い人が殺して回るしか方法が無いと言うのでしょう?
[ちらとクインジーを横目で見て]
当たりを引くまで待つしかないなんて。
その前に自分が死んだらそれでお終いですから。
驚いて嘆いて、それで帰ってくるのなら、
するのかもしれない。
でも、そんなこともないから。
[カップに口はつけぬまま、
ゆらゆら揺れる水面を見る。
眼が映すは己の眼、男の笑みは映さなかった]
死んだら、終わり。
ところで。
お二人は何をしてたんですか。
と言うか。
そのカップは何ですか。
それにこの有様……
[げんなりしたように、焦げた鍋の転がる焜炉付近を見る。]
……オレは、何か飲もうと思って。
クーがしてくれたみたいに、
自分で温めようとしたんだけれど。
[案外難しかったと、眉根を寄せた]
もう捨てましょうそれは。
[とカップを取り上げて、中の液体を流しに捨てる。]
[ついでに鍋二つをシンクに放り込む。]
私が後でやっておきます。
取り敢えずキャロルさんのことを残っている皆さんに知らせないといけませんから。
[流し台の縁に手をかけ、
最後の一滴が失せるまで視線を注いでいた。
手を引いて、くるりと向きを変える]
……ん、後で――
楽しみにしてるからね。
[やはり緊張感の薄い物言い。
言葉を残して、扉をすり抜け*厨房を出て行く*]
─二階・誰かの私室─
[何度か試してみて、右目もどうにか紅紫に戻すことは出来た。しかし]
…あっ…。
また濃くなった…。
何だか不安定だわ。
誰かと居る時は気が抜けないわね…。
[ふとしたことで右目だけ滅紫になってしまうのだ。意識して居れば紅紫のままで居られるのではあるが]
…気は張るけど無理に隠したりしなくて良いだけ良いのかしら。
危険ははらむけれど。
[まぁ良いわ、とそれ以上の対処をすることなく私室を出た。いつも以上に緊張を帯びて廊下を歩いて行く]
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