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……ううん、
[水のように流れ落つ言葉]
何でもないんだ、忘れて?
[押し留めようと、]
[何時かの同胞と似た科白を吐いた]
僕、ひとりだったんだ。
一人じゃないけれど、独りだった。
だから、他の誰かの事を想う事もなかった。
でも、 今は違うから。
[霧の中から拾い上げた記憶の欠片]
気遣っているのかな、分からない。
僕は、自分も他人も分からないから。
唯、――手を伸ばしたい。
[男はじっと、溢れて零れ出る少年の言葉に耳を傾けていた。]
[流し台の縁を掴む少年の手、]
[隻眼の男からは見えぬように己の身体で隠し]
[そっと、自分の手を重ねた。]
……ん。
[微かな肯定]
[触れる手の上から己の手も重ねかけ、止まる]
[――左の腕は、熱を、毒を、孕んでいるから]
掴むよ。
[僅かな名残惜しさを残しつつも、手を引く]
[流し台の縁に手をかけ、
最後の一滴が失せるまで視線を注いでいた。
手を引いて、くるりと向きを変える]
……ん、後で――
楽しみにしてるからね。
[やはり緊張感の薄い物言い。
言葉を残して、扉をすり抜け*厨房を出て行く*]
─二階・誰かの私室─
[何度か試してみて、右目もどうにか紅紫に戻すことは出来た。しかし]
…あっ…。
また濃くなった…。
何だか不安定だわ。
誰かと居る時は気が抜けないわね…。
[ふとしたことで右目だけ滅紫になってしまうのだ。意識して居れば紅紫のままで居られるのではあるが]
…気は張るけど無理に隠したりしなくて良いだけ良いのかしら。
危険ははらむけれど。
[まぁ良いわ、とそれ以上の対処をすることなく私室を出た。いつも以上に緊張を帯びて廊下を歩いて行く]
お前は知る必要がない
[ラッセルの言葉>>64に、それだけを返す]
お前はそんなものを知る必要はないんだ
誰の死も、お前が導く必要はない
……お前にとって、良いものではない
[口元に浮かぶのは、困ったような表情]
[男は、それからキャロルの話を聞き、ナサニエルの言葉>>71に肩をすくめた]
残念ながら、己の言葉じゃないぞ
言ったのは番人だ
[情報は増えることなく城に戻る。廊下を進むと変な匂いが微かに漂い、片方の眉を上げ様子を伺う。短い赤の髪が廊下の薄暗がりに消えるのを見、声を上げず追いかけ始める]
…一人ならちょうどいい。
ちっと刃物見せたくらいで騒がれるのも厄介だ。
[人気のないところまで言ってから声をかけ、足を止めさせる。人形のような表情でキャロルの死を話すのを聞きながら、片手でポケットの中の鞘を外す]
死んだら終わり
なら、死なないように、殺せばいい
[ナサニエルにのみ向けた言葉]
[その後、空気は変わり、男はキッチンを出、一度部屋に戻る]
[*窓の外は緋い*]
…何かしら。
[廊下に漂うのは、ここ数日で染み付いた血の臭い、だけではなく。
妙な臭いに眉を寄せながら、また薄暗がりに消えた影に気付くこともなく、辿り着いたのは数日振りの広間でした。]
[流れたのは一筋の緋。ナイフに付いた血を舐め上げた顔に愉悦が浮かぶ。芳醇な酒に酩酊しジビエを口にした時と同じ表情で、城中に響く大声を上げる]
終焉の獣がいたぞーーーっ!!
赤毛のちびだ!!
[逃がさないと*ぎらり目が光る*]
!
[空気を震わすような声に、振り返り廊下に眼を向けます。
声が誰のものかを理解する前に、その内容に意識が向きました。]
…だから、言ったのに。
[直接ではないにしても。
零れ出た言葉は、意外に淡白でした。]
[気を張っていたことで神経も研ぎ澄まされていたのだろう。遠く離れていた場所からの大声にも直ぐに気付くことが出来た]
あの声…飲んだくれのっ!
[何故終焉の使者だと分かったのか、そんな疑問も忘れ声が響いた方へと駆け出す]
[“危険”は既に承知の上だった。
同胞から伝えられた情報に拠って]
[男の振るう刃など、平時であれば躱すのは難しくはない。
されど一手遅れたのは、身体を覆う倦怠感の所為。
ナイフは傷を負っていた左腕を掠め、新たに滴を落とす。
――目に映る、鮮やかな、あか。
花よりも甘い、甘い毒。
くらりとする。]
っ、
いきなり、何――…
[あげる非難の声を上回る大音量。
素の足は床を蹴り、逆方向へと駆ける]
[夜か朝かは分からぬ折に、ふと目を覚まして身体を起こす。]
―――だるい。
[それでも身体を起こし、日課となって久しい柔軟体操を始める。
1、2、3とフランス語で数え、身体をしならせ――]
[――大声が、城内にこだました。]
死なないように殺せばねえ……
生憎、あなたみたいに犯人かどうかもわからない人間をあっさり殺せるほど度胸が据わってる人間ばかりじゃないんですよ。
ある程度良心を誤魔化せる、免罪符みたいなのが欲しいものなんですよ。
[再度嘆息。]
[会話しながらシンクに水を注いで、汚れた鍋を浸した。]
―――誰だ!?
[目を閉じ、耳を澄ませる。]
あの声、ネズミ男………!
[慌てた様子でシャツを着込み、部屋を飛び出す。]
どうした!ネズミ男ッ!!
何があったんだ!!
[何を叫んでいるのか、内容は分からない。それ故に、ギルバートは声がする方へと駆け出した――]
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