情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[名を呼ぶ声が聞こえた。
好きに呼べ、と言ったら、ライと呼ばれるようになった。
友と同じ呼び方。
だから、自分は名を呼ぶまい、と決めた事を。
ふと思い出して]
…………。
[運ばれるぬけがら。
拾い上げられる十字架。
一度も、見せはしなかったが、自分の物であるのは伝わったか。
中に戻る背を、見送り。
しばし、佇む]
貴方も、置いていかれる側の人なのね。
[これまでの丁寧な言葉ではなく、語りかける口調は悲しみを帯びて。
薬を掬う手の動きはいっそ優しい]
うん。一緒。
あたしも、もう…いやなの。
[石の当たった場所に、薬を塗りこんで。
それが終われば、何事も無いように薬箱を閉じる。
ウェンデルがゼルギウスに何かをするとして止める理由も無く]
……ヴィンデ?
[猫の声が聞こえる]
上か。
[認識し、行こう、と思えば、猫に振るわれる刃。
器の縛無き身には、そのからくりは容易に見て取れて]
…………。
[猫の傍ら、ただ、佇む。
成すべき事。
*見届けるを果たすため*]
[弟と重ね合わせ、ベアトリーチェに抱いていた強迫観念]
[それが当たり前と、心には強く根付いていた]
[はずなのに]
[頬に手が触れ、真紅の見つめる先を逸らされる]
[次に捉えたのは、弟と同じ色を持つ青年]
[真紅が見開かれる]
[過去が脳裏を過り]
[困惑が表情を彩る]
ちが……お、れは……。
ほんと、う、に………。
ぃ、や…だ、見、捨て……。
おれ…を、おい……く、な…!
[言葉に否定しようとして]
[含まれた非難に絶望し縋ろうとして]
[自分がどうしたいのか]
[何もかもが混沌に飲まれて]
[ウェンデルにもまた、弟を重ねて居ることに彼は気付くだろうか]
[精神は恐慌状態へと陥っていく]
そんなものに、振り回されるなんて。
そんなものが、全てと思うなんて。
愚かだ。
[咲きゆく朱い花。
熱が上る。
眼差しの温度は、低い。
心も。]
……貴方は、誰を見ているんですか。
[覗き込む。
真紅の奥に映るものを見ようとするように。
金色の底に何が在るか、今の彼にはわかるまいか]
同じ思い…なら、何故…俺からは奪おうと…!
[ナターリエとゲルダの言葉には、噛みつく様な声を上げる]
[傷を負った場所は丁寧な処置により痛みは軽減され]
[しかし衝撃は時間が経たねば治まらぬために暴れるようなことにはならず]
弟は、俺の全てだったんだ!
[ウェンデルの言葉に声を張り上げた]
[同時に瞳を覗きこまれ、真紅を見開いた]
……ウェインツェル──……!
[目の前の青年ではない名が唇から紡がれる]
[それが弟の名であることは想像に難くないであろう]
[見開いた真紅から、滴が零れ落ち、頬を伝う]
[囁きは心の奥底まで響いて]
[頷くこともせず、厭う素振りも見せず]
[身体を強張らせたまま、真紅はウェンデルを見つめたまま]
一緒だけど、違う。
貴方は、置いていかないで、って言えるのね。
[睫毛が密やかな思いを映して、揺れた]
…。
[言葉にすれば幾らの文字を紡いでも形を取らず。
それでいて、想いであるならば、たった一つだと知っている。
そんなものが胸の底を過ぎっていく]
[ゼルギウスの噛み付くような声には、ただ]
薬師様ならば、その答えは自らの内側にあるのでは。
[抑揚に乏しい声で指摘をするも。
どこか独白めいたそれは、届いたか否か。
いっそ狂っているような様から、翠玉の眼差しを外す。
捕まえていた、その手も解いた。
そんなことをしなくても、真紅の瞳は既に。
金の色に囚われているようだったから]
[置いていかれる事を厭う声。
暗き翠は静かに、見つめる]
……その願い。
わからないとは……言えん。
[腕の中で息絶えた少女に。
蒼花と、鼓動の源を喰らわれた友に。
そう、叫んだから。
そして、自分もまた。
双花の姿にに友を思っていたのは、否めなかったから]
……けれど。
過去は、過去、だろう?
[小さな呟き。
猫は主の気配を感じるか。
触れられぬそのぬくもりに向けるのは、*淡い笑み*]
薬師 ゼルギウスは、墓守 ナターリエ を投票先に選びました。
だいじょうぶですよ、ゼルギウスさん。
[気遣うような視線を見せるような彼に、微笑んで見せる。]
[ただ見る人によっては、その微笑の下にちょっとした不機嫌が隠れているのが分かっただろう。]
[この人にとって、わたしは誰かの代わりなの?いらいら。]
あなたなりのチェックね。
自分の存在という大駒を使ってまでの。
あのナイフ、人ならば効かない、人狼ならば傷つける。
…どうにかできるかな。
でも、やらないと。
[ベアトリーチェの声に刃が動きを止める。
何をするきだろうか。
だが腕から伸びた刃の切っ先を、彼女が握れるように渡す。
注意ぶかく探りながら。]
[差し出される刃を受け取るべく手を伸ばす。銀の鎌。きれいな刃物。]
[わたしの体が逃げよう、離れようと叫ぶのを、必死に押さえ込む。]
[表面上、何事でもないかのように、鎌を受け取った。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新