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まあ、ただ不器用なだけだよ。
一度信じた相手は、疑えないもんでね。
[ハンスにニッと笑みを見せながら、そう答える。
そして、飲みに行くのを断られると、そのまま表情も変えず]
ん。そか。ならいいや。
けど、どっかで内にたまったもんは発散させておいたほうがいいぜ。
それは、いつまでも溜めておくとどこかで取り返しのつかない爆発をするバケモンだからな。
まあ……アンタならそれは分かってっと思うけどな。
[さらりと告げる言葉は、少しだけ重かった]
「…………また、お前か」
[偉そうに声を掛けてくるのは昨日啖呵を切ってきた男
眼の温度はますます下がり]
……それはこっちの台詞
今日は何の用なの
[零度の眼差しにも僅かに怯む程度で彼が口にしたのは被疑者としてカヤを連れて行くというもの
何でも、ベッティがカヤの家の近くを最後に消息が消えたことを掴んだとか、カヤの所へ行くという置き手紙があったとか、状況証拠的に疑いようがないとか色々と並び立てる自衛団の男
だが、その半分も彼女は聞いてはおらず]
…………
[ただ無言で、その手に持った鞄を下ろす
鞄が地面と接すると同時、ズンッと重い音がした]
─広場・噴水傍─
[歯切れ悪い口調に、戸惑いは更に募る。
思索の内は読めず、行動をほぼ完璧に予測されている事も知らずに。
後で話す、という言葉に一つ頷いた]
……わかった。
その時になったら、また、『呼んで』。
なるべくすぐに行けるように、しとくから。
[追求の代わりに返すのは、こんな言葉。
風の波長を合わせておく疲労は、大分軽減されている。
今なら、異変の兆しを察知したり、一時的にでも突風を起こすくらいはできるだろう。
それによって、何かしらの危険を退ける事も]
─広場・噴水傍─
……ああ。
[返答は短かった]
[己が何をするべきか]
[それは既に決まっている]
[呼ぶ時はおそらく、それが済んでからのことになるだろう]
[その短い返答の後、やや離れたところが騒がしくなるのを感じた]
[隻眸がそちらへと向かう]
……自衛団……また、か?
[香水売りを連行した時の様子は知らないが]
[その物々しい様子に直ぐにそれを連想する]
[彼らの動きを窺うように、隻眸が細められた]
ご忠告はありがたく受けておきましょう。
[分かっているのとできるのとは違う]
[だが分かってはいるから苦笑してレナーテに頷いた]
そう思う者も多いようですよ。
[ライヒアルトの視線を追って]
[自衛団が取り囲んでいる一角を見た]
[アタシの事は良いから、と言うベッティの頭をなで]
いいの!なんだか今のベッティは凄く心配だわ、
変な気起こしちゃだめなんだから!
助けられる可能性があるのは今は私だけだし!
…それは嫌ね。
[怖い想像には冷静に嫌がり]
でもね、私失踪するのは実は溶けちゃったり、
透明人間にされてさ迷わされるのかとも思ってたの。
生きて人に触れられるだけ、幸せよベッティ…。
─広場・噴水傍─
[短い返答に、こく、と頷き。
聞こえて来た騒ぎと、自衛団、という言葉に蒼の瞳をそちらへと向ける]
また……って。
また、強制連行するっての?
[こちらも、とっさに浮かんだのはローザの一件。
先にあったという、姉の事もあり。
浮かぶのは、微かな焦りの色]
お。
どうかしたか、2人して?
[2人で同じ方向を見ているのに気付き、つられるようにそちらの方角を見た]
んんん?
自警団の連中か?
ああ?
何してんだ?
[カヤが人の影に隠れて消えているので、いまいちよくは分からなかった]
─広場・噴水傍─
それしか考えられんだろ。
誰が連行されそうになってるのかまでは分からんが。
[子供が連行されそうになっていると言うのはまだ気付けず]
[己の忠告も連行の一端を担っている可能性はあった]
[そのつもりで言っていた部分もあるため]
[仮にそれを聞いても驚きはしないのだが]
[そして、スッと指を上げそれを振り下ろ……そうとしたところで、後ろから腰に感じた衝撃に振り返る
見ると、カヤが抱きつき首をフルフルと振っている
それを見て、何か言いたげに口を動かしていたが、目を伏せ手を下ろすと]
…………わかった
[そう呟くと自衛団に向き直り、睨みの効いた目で彼らを見ていたが]
そこまで言いがかりをつけて、外れだった場合の覚悟は出来てるんですよね?
責任を取る気概があるなら、連れて行けばいい
…………まあ、どうせまた外れなんでしょうけどね
[最後の言葉は心底彼らを馬鹿にした口調]
[痛くない程度の力で、ローザの手を振り払う]
平気よ。変な気なんて起こさないわ。一人でも大丈夫。それに
……ローザの方が見ていて危なっかしい。
……は?何よ、それ。透明人間とか、ローザ、本気で?
[呆れたような視線を向けた後、口元に零れた笑いをそっと右手で隠す]
[手はそのまま目元へと移動して]
[大きく首を横に振った]
─広場・噴水傍─
……その行動力、もっと違う事に使えよ。
[思わず口をついたのは、こんな一言]
そうすれば、一年前にだって……!
[友の失踪。
上からの圧力もあったのかも知れないが、下街の出来事という事で自衛団は積極的な関与を渋り。
親身になってくれたのは、団長だけだった。
それでも、結局、何一つ掴めぬままで]
…………。
[あの時の悔しさ。それが再び、呼び起こされた気がして、無言で拳を握り締めた]
[自衛団の男たちは彼女の言葉に顔を紅くするが、昨日の事もあるのか積極的に手を出そうとするものは居ない
そうして、彼らはカヤを連れて詰所へと戻っていく
その様子をジッと見ていたが、視界から彼らの姿が消えると]
…………くそっ!!
[苛立たしそうに、地面に置いたキャリーケースを蹴る
浮遊の魔法の切れているケースは見た目以上に重く、ズズッと僅かに動くのみ]
―広場の一角―
「あんな子が?」
「信じられないわよね」
[遠巻きにしている人の声が聞こえた]
どうして事を荒立てる。
これ以上混乱させるつもりなのか。
[苛立たしげに呟く]
[対象はそれで予測できたが気も晴れず]
待――、
[開こうとした口は下ろされたゲルダの鞄の立てた重い音に、
取ろうとした行動はカヤが自ら動いたことで遮られる形となった。
嘲りを露にした女の声。
結局。
男達が少女を連行してゆくのを、
黙って見ていることしか出来なかった]
[翠の眼は瞬きもせずカヤを見つめていたけれど、
その眼差しは揺らいでいた]
今度は、誰を。
[この場から見えはしない。
隣の剣士にも見えないのだから当たり前ではある。
だがその眼は不意に、僅か細まる。
――潮時か。
『端末』にすら乗ることのない、微かな呟き]
…。
[対象が少女であろうとも、庇い立てする気は端から無かった]
[振り払われれば、大人しく離れて]
そう?平気ならよいけど、やっぱり心配。
…でも、変な気は起こさないって、言ってくれてよかったの!
[よかったよかった、と嬉しそうに頷いて見せてから、その次の言葉に口を尖らせる。]
危なっかしくないもの、先輩だし!
…あ、あれ?
そんなにおかしかったかな、透明にされちゃうの…
[大きく首を振るベッティに、飽きれられてる!と慌てて]
う、嘘!思ってないの!
イキシアの街の花畑の養分は溶けた人…とか
夜中に考えて眠れなくなったりもしてないもの!
[両手をむすんで合わせてうつ向いて、いやいやと首を振る]
あっちも必死なんだろう?
ただでさえ、団長が事件に巻き込まれて面子が潰されてるんだ。
これで、他の連中が事件を解決したなんてことになったら、自警団の威厳は地の底まで落ちっから、多少強引でも、色々なやつを引っ張ってんだろ。
[ハンスの言葉には、荒くれ物の集団に対する評価のような感覚で告げた。
その対象が誰なのかは、いまだに予想もついてない]
─広場・噴水傍─
[しばらく眺めていると、自衛団は一人を連れてその場を離れて行く]
[その中に見つけたのは小さな姿]
……ふん、そっちに捉えたか。
[ぽつりと呟いた]
[己が言葉のみで決定したとは思いにくいが、少なからず作用していることは明白で]
[連行される様を見て思ったのはその一言だった]
…何かの切欠が無ければそう言う行動にも出れん連中なんだろう。
ああそうだ、お前にも伝えておかなきゃな。
昨日捕まったローザとやらだが、あれもシロだそうだ。
[誰からの情報とは口にせず、知り得た事実だけを述べる]
[痛みを堪えるように、眉間に深く深く、皺を刻む。
何かを、恐らくはゲルダへの別れの挨拶を呟いて、その場を離れた。
集う人の輪を抜けていく]
連行するにしても、もう少し方法があるだろうに。
[一つ息を吐いて、行商人の苛立ちに同調するように言った。
対象が誰かは既に分かっているけれど、彼のほうからそれを明かすことはない]
ま……後でまた話でも聞きに行ってみるかね。
ローザんときは、ほとんど証拠らしい証拠も聞けなかったが、今度は少しはマシになってるといいが。
―――そろそろアタイは行くよ。
前回と同じなら、またどっかで事件が起きるかもしんねえしな。
無ければ無いで、少しは信憑性高まるのかね?
じゃ、またな。
[そう告げると、レナーテが2人の前から*立ち去っていった*]
「でもあの子ってホラ、元々は……」
「そういえばそうだったわね」
[無責任に交わされる言葉の数々][首の後ろを掻く]
[自衛団の前で意図を持って名前を出したのは隻眼の記者に同じ]
[だが何とも気分が良くなかった]
[視線が落ちていたので青年の様子にも気づかず]
そうかもしれませんが。
冤罪が続けばそれこそ更に評判が地に落ちますよ。
それにしても統率の取れなくなった集団ほど怖いものはありませんね。力を持っていれば特に。
[レナーテに答えて]
[何度目になったかの溜息を吐いた]
─広場・噴水傍─
あれ……カヤ……か。
[連行される姿を見て。零れ落ちたのは、掠れた呟き。
疑念はあった。
けれど、疑いたくはなかったのも本音で。
軽く、唇を噛んで、ふる、と首を横に振る。
気持ちの乱れを、振り落とすように]
……それにしたって、さ。
あれじゃホントに単なる『自衛』じゃん……。
[小さく呟いた後。伝えられた事実に、一つ、瞬く]
そ、か。
確かに、そんな感じ、なかったもんねぇ……。
攻撃魔法が使えたら良かったんだけれど。
せいぜいそこの椅子で壁や扉を壊したり、音を聞きつけて誰か入って来ようとした所をぶん殴って逃げ出すとかそんな程度ね。
[嘆息をつくと]
……カヤと出会った時のエピソードだけで十分危険だわ。
へえ、そう?
……それは怖いわね。夜中に花が集団で歩き出して次の犠牲者を探したり?
[口元には笑みを浮かべている。目は笑っていなかったが]
ええ、まったく。
[青年の同調するような声に頷いた]
[その真意は知りようもなく]
どうでしょうね。
たとえ間違っていなくても、単独犯ではなさそうですから。
[意見に疑問だけを差し挟んで]
[去ってゆくレナーテを見送った]
─広場・噴水傍─
要らんプライドの高い連中が多いんだろうよ。
んなもん豚の餌にでもしてやりゃ良いのに。
[青年とのやり取りで少しずついつもの軽口が戻って来る]
[それからふと、隻眸を青年へと戻して]
時にアーベル、お前は現状で信じたい奴ってのはどれくらい居る?
[唐突にそんなことを訊ねた]
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