人狼物語 ─幻夢─


40 【昔々、あるところに人狼が】

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木こり ドミニク、メモを貼った。

2009/06/18(Thu) 00:47:03

少女 アナ

 ……でも、アナは、悪い子です。
 だって、お姉さんにどうしたいのか聞いたのに
 お姉さんにさせてあげなかったのだもの。

〔フリーのからだはアナにも負けないくらいあかい色。
 月は、そろそろ、昇る頃。
 夜を待っていたみたいに、ランタンに灯りがともる。
 けれど、その色は、闇を取りこんだみたいに真っ黒だった。〕

(13) 2009/06/18(Thu) 00:48:08

老女 ゼルマ、木こり ドミニクとともに牧師の居ない弔いを始めた。**

2009/06/18(Thu) 00:55:07

隠居 ベリエス

 うむ……そうか。
 アナは強い子じゃの……。

[そして、アナの話で、ドロテアの籠に揺れる黒い花を思い出したのです]

 黒い子が、白い子を……。
 じゃあ、黒い色の牧師どのは。

[足もとに落ちたランタンにも、いつの間にやら同じ色が灯っていました]

(14) 2009/06/18(Thu) 00:55:14

隠居 ベリエス

 ……そうじゃの、ドロテアの望みは違っていたかもしれん。
 でも、嬢ちゃんにはこうする理由があったじゃろう。
 誰も嬢ちゃんを責めはせんよ。

[おじいさんは、二度もひとりぼっちになったアナを見詰めました]

 ……今夜は、どうするんじゃ。
 家に一人では辛かろう。

(15) 2009/06/18(Thu) 00:55:39

木こり ドミニク

……おう。

[ゼルマ>>3:111に木こりが返したのはそれだけでした。
 無視したのではなく、考えていたのです。
 ヴァイスが、子羊たちが、誰かに怯えていたかどうかを。
 ただ、ルイの遺体がどこにあるかの問いには川だと短く返したのでした。

 やがて教会に辿り着くと、アルベリヒを収める棺を用意しに奥へと向かいます。
 大男は黙々とするべきことをこなすのでした。]

(16) 2009/06/18(Thu) 00:55:46

隠居 ベリエス、メモを貼った。

2009/06/18(Thu) 00:57:00

老女 ゼルマ、メモを貼った。

2009/06/18(Thu) 00:57:23

少女 アナ

 人狼さん。

〔迷いもなく言ったアナは、
 人のかたちをしたものと、
 ランタンに灯る炎を見た。〕

 アナは、牧場に行きます。
 だって、フリーたちのお世話をするひと、いなくなってしまったもの。
 これから起こるかなしみは止められても、起こってしまったかなしみは、もう、変えられないんでしょう?

(17) 2009/06/18(Thu) 00:59:12

老女 ゼルマ、メモを貼った。

2009/06/18(Thu) 00:59:29

隠居 ベリエス

 そうか、そうしなさい。

[こうなっては誰も信用出来ないだろう、という言葉は呑みこみました]

 羊たちがたくさんいるから、あそこなら寂しくないじゃろうな。

[そして、アナの言葉に頷いて、ぽつりと呟くのです]

 そうじゃのう。壊れたものは、元には戻らん……。
 ……これから起こる悲しみ、か……。

(18) 2009/06/18(Thu) 01:04:46

木こり ドミニク

[アルベリヒを納めても、背高のっぽなはずの体は極普通の棺に簡単に収まってしまいます。
 いいえ、それどころか棺が大きすぎて見えるほどでした。
 そんな羊飼いの棺を前にしてゼルマが語る言葉を、木こりは黙して聞いています。]

……夜、元の獣の姿にだな。
覚えておく。

[じっと見つめる老婆を見返して、木こりは重く頷きます。
 話が本当なら人狼を見つける手がかりになるのですから。]

(19) 2009/06/18(Thu) 01:05:02

少女 アナ

 はい。

〔ベリエスの、いろんな言葉。
 アナは、たったの一度、頷いた。〕

 ベリエスお爺ちゃん。
 ベリエスお爺ちゃんのこころは、どんな色を、していますか?

(20) 2009/06/18(Thu) 01:07:20

【墓】 旅人 ルイ

けれど、無事でよかった。

[しばらくして、小さく小さくつぶやいたのは、だれについてのことだったでしょう。
旅人はぼうしを少しだけ上げて、*昇りはじめた月を見るのでした。*]

(+2) 2009/06/18(Thu) 01:09:20

隠居 ベリエス

 わしか?
 わしの心はのう、きっと、くすんだ色をしておるよ。

[白だとも、黒だとも、おじいさんは言い切りませんでした]

(21) 2009/06/18(Thu) 01:11:03

木こり ドミニク

[老婆と弔いの準備を追え、木こりは教会の鐘を鳴らします。
 ゴーン、ゴーン。ゴーン、ゴーン。
 弔いの鐘は羊飼いと旅人、そして牧師の為に響きました。
 老猫も物悲しく鳴いています。

 戻ってきたドロテアに手伝ってもらい、やがて牧師のいない弔いが始まるのでした。**]

(22) 2009/06/18(Thu) 01:14:59

【墓】 羊飼い アルベリヒ

[羊達の世話をするというアナの言葉に、アルベリヒは眉尻を下げました。ルイの呟きを遠く聞きながら同じように月を見上げます。どんなかなしみが襲っても、月は変わらず輝いていました**]

(+3) 2009/06/18(Thu) 01:16:23

木こり ドミニク、メモを貼った。

2009/06/18(Thu) 01:17:41

少女 アナ

 くすんだ色。
 ……アナのこころは、どんな色をしているんでしょう。
 もしかすると、同じかもしれません。

〔あかい羊が、あかいアナに、身をすり寄せる。
 怪我をしているのかいないのか、まるでわからなかった。
 アナは、落ちていたランタンを拾い上げ、空を見上げる。〕

 夜になっちゃう。
 ベリエスお爺ちゃん。
 早く帰りましょう。
 旅人さんのお弔いをしなくちゃ。
 牧師さまも。
 牧師さまが、人でもあったというのなら。

(23) 2009/06/18(Thu) 01:17:51

隠居 ベリエス

 いや、アナの心は、きっと澄んでおるよ。

[だってアナは、間違ったことをしていないのですから]

 そうじゃのう、早く帰ろう。
 こんな時だからこそ、弔いを忘れぬようにしなければ。

[そして二人は、並んで帰るのでしょう]

(24) 2009/06/18(Thu) 01:21:47

【墓】 牧師 メルセデス

悲しいことは、ずっと続くのです。

[少女の問いかけに、
牧師は穏やかな声で告げます]

人は生きている限り
悲しみから、逃れることはできないのです。

だから、みんなで神様にお祈りをするのですよ。

そうして、いつか。
遠い空の向こうの楽園へと、辿り着けるように。

[しゃがみこんだ少女に
牧師は一歩、また一歩と近づきます]

(+4) 2009/06/18(Thu) 01:24:54

【墓】 牧師 メルセデス

それに。
人も、獣も、人狼も。
一つとして、同じものがないのでしたら。

悲しみの色も、またそれぞれに。

[牧師の眸には、目の前の少女の背中が映ります。
続く質問に、牧師は不思議そう]

私が、どうして牧師になったのか。
きっと……この職業は
  の匂いが、近いから。
  の匂いが、近いから。

[牧師はアナの背中に手を伸ばします。
そうして、牧師は見るのです]

(+5) 2009/06/18(Thu) 01:25:59

【墓】 牧師 メルセデス

[それは

持ち主の髪の色に、良く似た

銀色

魔を祓うという

銀色]

(+6) 2009/06/18(Thu) 01:26:18

少女 アナ

〔ふたりと一匹で帰り、亡くなった人のことを報せたあと。
 身を清めるように言われたアナは、宿のお風呂へと入ることになる。
 水に流されて、あかい色は見えなくなっていく。
 洗われたフリーも、白い毛並みを取り戻す。
 けれど、消えないもあるって、アナは気づいていたに違いない。

 ぽた、ぽた、ぽた。
 たくさん、しずくが落ちていく。

* 黒い炎はいつの間にか消え、鐘が長ぁく、鳴り響く。*〕

(25) 2009/06/18(Thu) 01:27:15

少女 アナ、メモを貼った。

2009/06/18(Thu) 01:27:58

【墓】 牧師 メルセデス

月の光は、黒い森には届きません。

黒い花は、手向けの花には向きません。

銀の刃は、悪しき物を打ち祓います。

赤い羊は、主人の仇にめぇめぇめぇと。

そうしていつしか、森は静けさを取り戻します。

牧師の形をしていたものは、もう何も語りません。

獣の時間にも、人の時間にも
何も語ることは*ありませんでした*

(+7) 2009/06/18(Thu) 01:32:04

隠居 ベリエス

[弔いの鐘が鳴り響く。
 牧師さんもまた、弔いの箱のなか。
 だからみんなが見よう見まねで、祈りを捧げるよりありません]

[おじいさんも、祈りました。旅人と牧師のために。
 羊飼いにも、祈りました。心の中で、ごちそうさま]

(26) 2009/06/18(Thu) 01:45:24

隠居 ベリエス

[ドロテアの籠の黒い花。
 メルセデスの色を映した黒い花。
 そういえば、メルセデスも言っていました。
 どこか様子がおかしかったと。何か感づいたのかもしれないと。
 おじいさんにだけ聞こえるように、言っていたのです]

(27) 2009/06/18(Thu) 01:45:44

隠居 ベリエス

[弔いの儀式が終わったあと、おじいさんはもう一度、教会へと戻りました。
 そこにはドロテアが、ひとり取り残されたようでした。
 彼女が不思議そうに首を傾げると、おじいさんは言ったのです]

 ああ、ちょっと忘れ物をしたんじゃよ。
 今夜のおかずを忘れてたんじゃ。

[おじいさんが帽子を取ると、そこには毛の生えた三角耳が。
 おじいさんが口を開けると、鋭く尖った獣の牙が。
 そしておじいさんのふりをした狼は、ドロテアの体をもぐもぐ、ごっくん]

(28) 2009/06/18(Thu) 01:46:21

隠居 ベリエス

 うむ、なかなか美味じゃった。

[狼は、長い舌でぺろんと口を舐めました。
 赤いしずくがぽたりと落ちます]

 ドロテアは、不思議な力を持っていたようじゃの。
 これは心の色を見る力か。

[狼は、満足そうに頷くと、お腹をさすりさすり自分の家へと帰りました。
 月明かりに照らされて、しっぽが機嫌良く揺れました**]

(29) 2009/06/18(Thu) 01:46:57

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生存者 (3)

ドミニク
47回 残1341pt
ゼルマ
7回 残2813pt
アナ
23回 残2148pt

犠牲者 (3)

ホラント(2d)
2回 残3152pt
アルベリヒ(3d)
25回 残2323pt
ドロテア(4d)
62回 残953pt

処刑者 (3)

ルイ(3d)
28回 残2079pt
メルセデス(4d)
0回 残3000pt
ベリエス(5d)
33回 残1844pt

突然死者 (0)

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