[警戒するような表情に、逆にほっとする。疑うのは当たり前。自分もまだ、彼女を疑っているのだから。寧ろ、その様子が逆に人らしく感じられた。だから、聞かれた問いに、彼女の方を真っ直ぐ向いて応えた]ええ。知ってたわ…そして、Wen.さんは、狼だった。あたしは、それだけ知っている。『霊能者』だから。[そして、告げられる涼の様子には。ただ、こくりとうなずくばかり。]