情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[それからしばらくして治療を終えたシャーロットが動く]
……どうして君は、今まで何もしなかったんだろうね……。
その気になれば、いつでも僕らを殺せただろうに……。
[何故”今”だったのだろう、と疑問を口にする。
一人では出来ない理由があったのだろうか]
……一人……。
…もしかして、仲間が…。
[一人ではないために行動に移したのだとしたら。
仲間が居るのだとしたら]
……ハーヴはシャロを護り、エッタは人を欺く。
キャロルがエッタを護るなら………嗚呼。
[もう残った半数は既に人狼、もしくは人狼に囚われているのだと。
それを理解した時、トビーが現世で紅い花を散らした。
見つめていた眼から涙が一筋*零れる*]
>>19
[この子は、殺されないと。
どうあっても信じないのだと思った。
それはなんて恵まれていて、
なんて傲慢で、
なんてばかばかしいことだろうと、トビーは思う。
理由があって閉じ込められるのに、
殺そうとすればいつでも殺せたんだろうに。
閉じ込めるより、殺すほうが簡単だというのに。
嗚呼。
この子はただの、子供なのだ。
トビーが触れない、綺麗なところで生きている、守られてばかりの子供なのだ。
痛い思いも、苦しい思いも、与えられたものによって生理的に浮かぶ涙も、この子は知らない。
そして、知らないからこそ、自分がどれだけ恵まれているのかを、理解しない。
傲慢で、無知な、かわいそうなおじょうさま。]
[死者は地に還るもの。
天を見るヘンリエッタを、不思議そうな顔で見た。]
かわいそうね。
僕を殺しても、
僕が死んでも、
君は多分、逃げられない。
おおかみが逃がしてくれるのかもしれなくても。
僕の残した痕は残る。
君が、そういうものだと知っていたから、あの人たちは君を捕まえたのかなぁ。
僕は何も知らなかったけど、今ならわかるよ。
生きている場所は、きっと恵まれてたんだろうけど。
君は、 かわいそう だね。
うそつきな、おじょうさま。
君は、ずるいよ。
僕は、生きられる保障が欲しかったのに。
なんにもしないで手にいれて、それ以上を欲しがるんだから。
[死んでいた、はずだった。
見下ろした。
シャーロットの顔を。
自分の身体を。
見上げた。
近くの声のほうを。]
……泣いてるの?
大丈夫だよ、痛くないよ。
[首を傾げる。]
おおかみって、すごいんだね。
―客室―
[どのくらい眠り込んでいたのだろうか?
目が覚めたときは日は既に高く、少し寝すぎた所為か少し頭痛もする。軽く頭を振りながら、ゆっくりとベッドから下りた]
少し寝過ぎたか・・・。
そうだ、皆はどうしておるだろう?
[今日は何もない事を祈るような気持ちで、部屋を出て階下へと下りる。その思いは、すぐに無残にも打ち砕かれた]
死ぬのは怖かったけど、でも仕方ないよね。
きっとあの人たちも生きたかったんだから。
死ぬかもしれないってわかってたし、泣かないでほしいな。
もう苦しいのも、おなかがすくのも、なんにもないんだから。
[でも、嬉しいのかなぁ、と、首を傾げた。
嬉しくはない気がする。
悲しくもない気がする。
やっぱり、僕の中には何もないやと、*すこし笑った*]
―客室→1階玄関―
[階下に下りると、すぐに新しい血の気配に気付く。既にこの屋敷全体に血の匂いが立ち込めているも同然であったが、新たに感じたそれは今までは違う場所のようであった。]
・・・っ!
童っぱ!!
[玄関の傍らに白いシーツが敷かれ、そこに横たわっているのは紛れも無いあの少年であった。
その無残な傷跡は、それが間違いなく人狼の手によるものである事を雄弁に物語っていた。]
何と言うことだ・・・!
ギルバート殿やラッセル殿に続いて、お主まで・・・!!
必ず我の国まで連れてゆくと約束したのに・・・。
すまぬ・・・!
[トビーの亡骸の傍に屈み、その冷たくなった手を握る。その口から出るのは謝罪と後悔の言葉。その目からは、大粒の涙がこぼれだしていた]
―玄関―
[どれくらいの間そうしていただろうか。
もはや言葉は意味を持たない嗚咽となり果て、誰かが来たとしても見向きもしなかった。
ややあって、ひとしきり泣いた後ようやくトビーの手を離し、腰から脇差を抜く。彼の髪を、なるべく血に汚れていない所を選んで、一房切り取って紙に包んだ]
童っぱ、不甲斐ない我を赦せ・・・。
せめて遺髪だけは、我の国まで持って帰るゆえ。
[紙包みを懐に大事にしまい、トビーの手をそっと体の上で組ませた。]
[何も無いと言って笑う少年に手を伸ばす。
最初から摂理を理解していた少年はどこまでも『いつも通り』だった]
…君は平気かも知れないけど、君を想って悲しむ人が居ることを忘れないで。
[短い少年の髪を撫でた後、細いその身体を抱き締めた。
少年が持ち得ぬ感情を肩代わりするつもりで。
触れても、今はもう幻視することは無かった]
傍に居た人が喪われてしまう事ほど、悲しいことはないんだから…。
…ほら、彼も君を想って、泣いてる。
[抱き締めて居た腕を緩め、身体を離し現世へと眼を向ける。
マンジローがトビーの躯の傍らで、大粒の涙を零していた]
シラヌイさんも泣いちゃった。
[困ったなぁ、という顔で見る。
髪を取るのに意味があるのか。
自分ですらも、もう物としか思えないトビーは、不思議そうに見る。]
ありがとう?
[感謝していいのか、いけないのか。わからない声。
もう泣かないでね、なんて言ってみるけれど、*聞こえるわけはない*]
ねぇ、ラッセルさん。
泣かないでほしかったら、どうすればよかったんだろう?
僕は、ラッセルさんに。たぶん、死んでほしくなかったんだ。
だって、ラッセルさんがギルバートさんを殺すわけがないと思ってた。
もし殺したとしたら、あんなふうにそばにはいないと思ったし。
でも、僕は弱いから、ラッセルさんとシャーロットさんの間にはいけないし。
だったら、うそついてるって教えるのが一番かなって思ったんだけど。
でも、むずかしいね。
人間って。
[みんな、聞いてなかったし。困った顔をして。]
ほんとうに、むずかしいや。
[喪う悲しみ、辛さは痛いほど分かった。
自分は二度もその体験をしているために。
不思議そうにするトビーを見て、小さく苦笑が漏れた]
君は物としか思えないかもしれないけど……彼にとっては大事なものなんだよ、きっと。
[それもまた想いの一つだからと、少年が理解出来ずとも言葉を紡ぐ。
次いで訊ねられると、少し困ったような表情になった]
……うん、難しいよ。
人の想いはね、時に真実よりも上回ることがあるんだ。
真実を隠してしまうことがあるんだ。
…真実を曇らせてしまうことがあるんだ。
嘘をついてるって言うのを教えても、他の人がその人を信じて居たら、正しいことを言ってる人の方が嘘つきと言われることだってあるんだ……。
[言いながら、かつての自分が重なった。
視線が地に落ちる]
多分、君が誰かが嘘つきだ、ってことを言わなければ、あの人を悲しませることは無かったかも知れない、かな…。
少なくとも、シャロを、エッタを敵に回すことは無かっただろうから。
[俯きながら、最初の問いの答えを返した]
―館内―
[トビーの傍を離れた後、井戸で軽く顔を洗い、他の者達を探しに館内をさ迷い歩く]
ギルバート殿、ラッセル殿、そして・・・童っぱ。
あの日書庫にいなかった者は、もはや我だけと言う事か。次は我の番かも知れぬな・・・。
[これは果たして偶然だろうか?セシリアが死んだ日のことを思い出す。一度は収まった疑念が、再び頭をもたげ始めた。]
しかし、これでようやく人狼が誰なのか、分かりかけてきたでござるよ、童っぱ・・・。
[そう、小さく呟く。誰にも聞こえぬように。
トビーが死んで得をするのは、彼女以外にはいない。]
味方が、必要でござるな・・・。
[間違いなく、キャロルは邪魔立てするだろう。他の者も事情を知らねば止めに来るのは必定だった。
では・・・闇討ちか?
否、それこそ相手のもっとも得意とする領分ではないか。同じ土俵に立てば、こちらが負けるのもまた必定。]
信じる、って、大変なことなんだね。
たぶん、僕は、誰も信じていなかったんだけど。
[少し首を傾げる。
信じていなかった、ではなくて、信じられなかったかな。
と、小さく言い直して。]
嘘は、うそなのにね。
いつかはばれてしまうのに。
知らないのは、かわいそうなことだね。
何度かくしたって、無駄なのに。
[うつむく様子に、手を伸ばす。
また泣いてるのかと思って、目元に。]
僕は、それでも、言ったのを間違ってるとは思えないんだ。困ったなぁ。
他の人が、ラッセルさんをうそつきみたいに見るのが、間違ってると思ったから。本当のことを言いたかったんだ。
ううん、たぶん。やっぱりラッセルさんが生きてたらいいなって思ってたから言ったのかな。
それに、ヘンリエッタさんは、僕が見てたって知ったら、きっと。何も言わなくても、僕のことを敵だと思ってたと思うよ。
生きていられるのにね。おかしいの。
本当は、ラッセルさんが壊れてたら、どうでもよかったんだ。僕。
ラッセルさんは生きてたから。
だから生きてほしかったのかもしれない。
僕は、ぜんぶ捨てちゃったけど。
ぜんぶ守ってるみたいにみえたんだ。
おんなじなのにね。
[額の、傷痕があったところを見る。
死んでもあるのか、ないのか。消えるのか、消えないのか。]
自分のことがよくわからないのも、初めてかもしれないや。
僕の手が、人を殺したことのある手だと知ったら、
シラヌイさんやラッセルさんは、どういう反応をするだろう。
少し考えた。
やめた。
もう今更だったし、考えるということがわからなかったから。
僕は僕だ。
やったことに後悔なんてない。
どんなことでも、僕は生きる為にやった。
だから生きる為に殺されるなら、僕はしかたのないことだと思っている。
本当は、僕が一番壊れているのを知っていた。
いつ壊れたんだろう。
わからないけど、わかる。
僕はずっと壊れていて、それでも、他の壊れた子のようにならなかっただけ。
あの子たちと同じになれればよかったのにと、道端に転がった子からあたたかい服を奪ったときにも、思っていた。
結局僕はなれなかった。
生きたかったから。壊れたまま、生きた。
せめて、ギルバート殿が生きておれば・・・。
[2番目に死んだ、気のいい青年の事を考えて溜息をつく。
キャロルは論外だろう。シャーロットも話すら聞いてもらえないかもしれないし、頼めるような相手ではない。
残るはユージーンかハーヴェイだろうか。
だが、ユージーンはあの書庫の一件以来、どうにもどす黒いわだかまりのようなものが自身の心から消えることはなかった。]
ユージーン殿には話しにくいでござるな・・・。
ここはハーヴェイ殿に尋ねてみることにいたそう。
…信じるのと、裏切られるのは、表裏一体だから…。
裏切られたくなければ、信じなきゃ良い。
信じなければ、裏切られることは無い。
でも、信じられる人が居ないのは、悲しいし、寂しいよ…。
[トビーはそれすらも無くしてしまっているのだろうか。
自分は、捨てきれなかった感情。
小さな手が眼元に伸びて来る。
今は泣いてこそ居なかったが、泣きそうな表情にはなっていた。
手に気付いて、少しだけ顔を上げる]
隠して、暴かれても、それを受け入れ真とするなら…嘘は嘘じゃ無くなっちゃうのかもね。
彼らを見てると、そう思うよ。
君は僕が正しいと思ってくれてたんだね。
本当はとても壊れてしまいそうに苦しかったんだ…。
護りたくて、護れなくて、ようやく手に入れたものが掌から零れてしまうのが悲しくて、苦しくて。
きっと、君が声をかけてくれなければ自棄を起こしていたと思う。
あの時、僕を踏み止まらせてくれたのは、君だったんだろうね。
[生きて欲しいと思ってくれたこと、踏み止まらせてくれたこと、全てに対して「ありがとう」とトビーに告げた]
おんなじ……おんなじなのかは未だに分からないけど……・。
受けた苦しみは、同じだったのかも、知れないね…。
[トビーの視線に沿うように、手が傷痕の場所へと伸びた。
今はどうなっているのか、確かめるつもりは無かった。
おそらくは記憶と言う名の傷痕がある限り、この傷も残るのだろう]
[大丈夫、とラッセルが告げるのに、支えていた腕を緩める。
そうして、ユージーンが抜け殻を運んでいくのを見遣って、そちらに向かうラッセルの後をついて行く。
並べられた二つの抜け殻に目を伏せる]
ありがとうな…。
[言える事はそれだけで。
ユージーンが頭を下げるのにふと目を細める。
襲われる前に聞いた「能力者」のこと。その中に「護る者」がいると言っていなかったか?]
あの状況じゃしょうがないさ。
[そう呟く。混乱したあの状況では。]
……でも、この先どうする?
[ドアを出て行く彼の背中にそう問いかける]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新