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―休憩所―
ああ、魔本で確認は出来るらしいから。
確かに今回はその方が楽か。
試しに宣言してみよう。
「平原で全面対決希望します」と。
[さて届くかどうか]
─平原エリア─
作戦ってな。
相手の力量を見定める目的の試験で、不意打ちで潰してどーするか。
[問いに返すのは、呆れた声での一言。
ついでに、閉じた『魔本』の背が頭上狙いでぱかん、と落ちた]
/*
そんなこんなで>>+12は
『網』と『籠』
さぁーて、ここからカマキリ退治だ!!
倒した直後にまた出せば一気に行けるよにゃ。
―休憩所―
えっ…それどう考えても人間じゃn…
[言いかけた言葉は途中で止めた]
頑丈な人も中にはいるよね。
うん、行こうか。
[頷いてから]
頑丈な相手をか。
[脳裏に浮かんだのは洞窟での出来事、ぶるぶると小さな頭を横にふった]
大丈夫、ユリアンはかさかさ移動しないし羽広げて飛ばないし…、
[自分に言い聞かせるように呟く。さりげにひどいこと言ってるのだけど]
む…演習ってそんなもんなんですか。
いや、そうだとは聞いてましたけど、まだいまいち馴染めない感じだな
[実家?では正々堂々は邪道だったらしい]
で…俺呼び戻したってことは…そろそろ?
……お前、陽光学科の連中の前では、イロイロと気をつけろよ。
[珍しく真面目な口調でこう言って。
そろそろ、という言葉に一つ頷き、『魔本』を開く]
……むこうも、やる気になってるようだしな。
[聞こえた宣言に、にぃ、と口の端を上げつつ、召喚の呪を紡ぐ。
舞い散る碧の光。
同じ色の光が休憩所の二人の周囲を舞い、空間の道を繋いだ]
大丈夫です。逃げ足は自信があります
[そして敵前逃亡とか言われるのであろう]
…そっすか。ロミちゃんと先輩かぁ。ぅーん
[一緒の場所で戦うならいっそ導師に押し付けたいとほんの少し思ったけども、まあ試験だしがんばろうと平凡に覚悟を決めたのかもしれない]
―休憩所―
[多少の伝言ゲーム化は仕方ないのだろう、きっと。
直撃しないように避けられる人間が多いのかもしれなかったけど]
…ソレが本性だったら嫌すぎる。
[ロミの呟きに眉を寄せたところで碧の光が周囲に舞い始めた]
お、繋いで貰えたらしい。
頑張ろうな!
[ロミに手を伸ばして明るく笑いかけ、一歩踏み出した]
それは問題が違う。
[さっくり。
突っ込み入りました]
ああ、あの二人だ。
どうやら、共闘体勢でくるらしい。
というわけで、後ろは任せる。
[なんかやたらとあっさり言いましたよ、このひと]
―休憩所→平原エリア―
うん、そんなのは私もやだよ…。
[呟きはイヴァンに聞かれていたらしく、小さな頭を下げて少し調子を落としたように。
けれどもすぐに碧の光が周囲に舞い]
うん、イヴァンのこと信じてるよっ!
[気を奮い立たせ元気に答え、一歩を踏み出すとそこは平原エリアだった。
目の前にゼルギウスとユリアンの姿。
ペコリとゼルギウスの方に小さな頭を下げて]
ゼルギウス導師、再びよろしくおねがいします。
まあいんすよ。負けないのはいいことですから
[さりとて勝ちもしてないというか半ば以上負けでなかろうかとか突込みには気にせず]
ふむ。共闘…え?後ろ…俺に援護期待するなんて…なんていう自殺行為なんですか
[自分にさえたまに魔法が降りかかるのに。とか。ちゃんとしたのをすればいいだけだけど]
既に、勝ち負けという問題ではないだろ、それ。
[さくっと更に突っ込みを重ねて]
心配するな、誤爆は避ける。
[避けるというよりは、『魔本』が喰う、というのが正しいのだが、それはさておき]
……ああ、来たか。
[碧の光の道を通ってやって来た二人に向き直り。
微か、口の端を上げて見せた]
ま、ここまで来たら四の五の言わんでもよかろう。
いつでも、かかってくるといい。
うん。こちらこそよろしく。先輩にロミちゃん
…んじゃまあ、久々にちょっとやって…どうしようかなぁ。
[二人に挨拶をして、心配するなというのに、ゼルギウスの心配はなくなったが、失敗した後の己に何か降りかかるかもしれない心配は途絶えなかったのはいうまでもなかったまま心持ちゼルギウスの後方へと下がる]
―平原エリア―
よろしくね、ユリアン。
[ユリアンを見て、ちょっと一歩下がったかもしれない。
すぐにイヴァンの後ろに下がったので、それは自然な動作にも見えただろう]
イヴァン、絶対単位とろうね!
[前に立つイヴァンにそう声をかけて、姿勢を低く毛を逆立ててふーーっと威嚇のポーズ。]
─湖の部屋─
よしよし、こんなもんかな。
それじゃもう一つの課題ぶちのめしに行きますかー。
[まぁまぁ捕まえることが出来たために満足げに湖がある部屋を出る。
リディの後ろで纏められた四匹のふわふわが風の籠に入れられて引っ張られていった]
─ →通路─
にしても、ホントにカマキリどこにいるんだろー。
クリーチャーって言ってたから、普通のカマキリより大きいのは当たり前よね…。
虫だから、サラマンダーに協力してもらうのが良いかなぁ。
[移動しながら対策を練る。
虫は炎に弱いのが通説。
…尤も、それに倣うものが居るとも限らないのだが]
後は甲虫と違って身体が柔らかいはずだから、フラウやノームに頼んで貫いてもらうのでも……。
………って。
[突然前方に影が落ちる。
いやーな予感がした。
何だかシャアシャア言う音が聞こえる気がする。
恐る恐る上を見上げると……]
[いくつかの部屋があるからそこに居るものだと思っていた、藍色のカマキリがリディを見下ろしカマを持ち上げていた。
持ち上げたカマが即座に振り下ろされて来る]
いーーーーやーーーーーー!!
串刺しになりたくなーーーーい!!
[きゃーきゃー騒ぎながらも、振り下ろされる一撃目は横に移動することで避け。
薙ぐように振るわれた二撃目は下へと下がることで紙一重で避けた]
サッ、サラマンダーお願い!!
『Me vuelvo la flecha y evito a un enemigo!』
[火精に呼びかけ炎の矢を作り成し。
苦手と思われる属性のそれをカマキリへと放つ]
[藍色カマキリは89のダメージ!]
―平原エリア―
[踏み出した先に広がる草原。
すぐ先にユリアンとゼルギウスが立っていた]
呼んでいただけて感謝しますよと。
[ゼルギウスが浮かべた笑みを見て頭は下げず剣を抜き構えた]
一応、よろしく。
ユリアンもな。
ああ、絶対にもぎ取ろうな!
[後ろからのロミの声に振り向かず答えて。
ニッと笑うと滑るように前へと滑り出した]
異界に満ちし妖なる力、我が友を介し、我が力と成らん。
異なる時の摂理、我に重なりて、滑らかな動きを齎せ。
異空・加速。
[同時に補助の呪を紡ぐ。
最後の数歩で一気に速度を上げ近付くと、左側から斜めに切り下ろすように剣を振るった]
[予想通りカマキリの弱点だったのか、放った炎の矢はカマキリに触れると貫きながらもその身体に炎を移す。
カマキリは奇声を上げそのまま燃え尽きてしまった]
………っふは〜。
危ないなぁもう!
でも予想通り火に弱そう、かな?
よーし、この調子でバンバン……。
[燃えカスの横を通り過ぎようとして。
通路の端に見てはいけないものを見た気がした]
……何か、卵みたいなのが見えるんですけど。
あれ、さっきまで無かった、よね…?
[物凄く嫌な予感がしました]
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