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─中央エリア・どこかのビルの屋上─
[物陰から不意にオクタヴィアの姿が現れる。両肩にアゲハチョウとスズメバチのタトゥーは無く。代わりに右肩に乗る掌サイズの小猿と、顔には白い狐の面があった]
………あら、戻し忘れましたわ。
[右手で仮面を取り、左手で右肩に居る小猿を撫でる。「キィ」と嬉しげに小猿は鳴いた。右手の仮面を左肩に当てると、忽ちそれらの形は解け、アゲハチョウとスズメバチのタトゥーへと変わる。ずっと煌めいていた胸元のネックレスは輝きを消していた]
あちらは放っておいてもクリーチャーが襲いかかりますわね。
問題はこちら……。
わたくしも動きませんとねぇ。
/*
私のほうはあんまり気を使っていただかなくとも、
自給自足なり他PC巻き込んだりで、なんとかしますので大丈夫ですよ。
お二人とも無理の無い程度に。
─中央ビル前─
[ばさり、と音を立てて片翼の鴉が舞い降りる]
……ってと。
さすがに悠長に再生待ちもしてられんし。
治療して、状況確認して……。
[ふ、と。
視線は空へと向けられる]
あとは、やられる前にやれ、ってとこか。
[呟きながら、ビルの内部へ。
最初に向かうのは、一階のメディカルルーム]
……あー。
これ、結構値が張るんだけどなあ。
[左腕の傷を治療しつつ、服の下に巻きつけてある布の、見事に断たれた様子にこんなぼやきを漏らす]
ま、こっち取られるよりはマシだが。
[小さく呟いた後、予備の布を元のように巻きつける。
布は、防刃効果のあるもの。動きを妨げない、最低限の防具。
先の『奇襲』の際に一撃を防いだ右腕には、なんの処置も行わずにメディカルルームを出ると、モニタールームへ]
……落ちたか。
[自分たちの戦いとほぼ同時に進んでいたもう一つの戦い。
その結果に、小さく呟いて]
さて、んじゃ、俺はどうするか……とりあえず、上から眺めて考えるか。
[呑気な口調で呟くと、モニタールームを出て。
屋上へ向かおうと、階段を登り始めた]
/*
そろそろ、『龍翼』も出しますか。
ナーデルレーゲン二度は辛いし、さすがに。
しかし、どやって空中戦するんだ、アベくん……!
[そこがとにかく。
気になって仕方がない]
[接触は不注意だった、というほかない]
[ユーディットのことを考えていて、周囲の気配の確認を怠った状態で、保守用ダクトから階段の踊り場へ飛び降りてしまったのだ]
[折りしも、階下からはライヒアルトが、屋上へ向かうべく階段に足をかけていたところ]
[対峙は一瞬、相手が何か言いかける前に、ワイヤーを繋いだナイフを抜きざま投擲した]
─中央ビル・階段─
さてさて、どうするか……そろそろ、相性的な贅沢は言えんし……。
[そんな呟きを漏らしつつ、登りかけた階段。
ふ、と、感じた気配に『龍眼』がきょと、と動く]
この気配……って、ちょっ!
[上の踊り場の気配、飛来するナイフが風を切る音。
とっさの判断で翳したのは右腕。
いつかの奇襲と同じく、キンっ! という金属音のようなものが響き、刃を弾く]
……っつーか、いきなりだなっ!
[呆れたように言いながら、手にするのは漆黒の針。
それを、手首の返しで投げつけつつ、窓を背にするように位置を取る]
(交渉の出来る相手ではない)
[自身の不注意さへの激昂はひとまず心の隅に追いやり、考える]
(前回は奇襲を受けた。今は、攻撃される前に仕掛ける!)
[その『前回』は蜂蝶に演出されたものとは、未だ知らない]
[投擲したナイフは右腕に弾かれた]
[ついでのように放たれた黒針を、相手がしたように腕で受けながら、階段を駆け下りる。濃紺のコートは衝撃を受けて硬化し、針を通さない]
[肉薄しながら右腕を振る。ナイフに繋がれたワイヤーが、蛇のようにライヒアルトへ襲い掛かる]
……そりゃま、確かにそろそろとは思ってたけど。
[右手に新たな漆黒を滑らせつつ、ぼやくような呟きを漏らす。声音と裏腹、常磐緑は鋭い]
狭い場所では、『仕事』以外じゃやり合いたくないんだけどねっ!
[蛇の如き動きで迫るワイヤー。
動きを封じられるわけには、と左手で払いのけようとするものの]
……っつ……!
[触れたそれから伝わるのは、衝撃]
……面倒、なんだよ、この帯電青年はっ……!
[僅かに顔を顰めつつ、腰を落として。
アーベルの態勢を崩そうと、足元に向けて打点の低い蹴りを放った]
投票を委任します。
野槌の娘 ロミは、蜂蝶 オクタヴィア に投票を委任しました。
―隔離エリア・きのこ広場―
[この場所には今のところ自分を襲ってくるクリーチャーはいないらしく、
それでも気を抜けば襲い掛かる可能性もあるので、周囲への気配りはわすれない。
先ほど胞子がまかれていた空間も今は静かに、落ちた胞子の一部等を瓶詰めにする。]
そろそろ他の人も来ても良いころですかね。
一人ではさびしいですし。
[周囲にはそれっぽい気配もなく、一角に通路のひとつが見え近寄り、天井の赤い光点に気づく。
遠くまでそれらは続いてるようにも見えて]
触らぬ神に……ですね。
[他の通路を探し始めた。]
─中央部・廃墟─
[あのあともひたすらにゴロゴロと転がっていたが、]
…………んー。
[そして、ぴたり止まりむくり起き上がると、コキコキと首を動かし、]
んー。(背伸び
まだ本調子にはほど遠いけど、これ以上時間掛けるのもねぇ。
[そう呟くと、よっと十字架を背負い歩き出す。]
Lilith カルメンが「時間を進める」を選択しました。
─中央エリア・どこかのビルの屋上─
既にカードは一つ決まっていますわね。
残るは3人……。
お疲れのところを叩いてしまうのも良いかしら。
彼女の声は聞くに堪えない醜さなので嫌なのですけれど。
それに………一方的ですけれど、彼らには戦う理由が出来ておりますしね。
勝手に潰し合ってくれるはずですわ。
[クスリ、口許の朱が弧を描く。影を伝い地面へと降りると、先程目的を見かけた方へと歩き出した]
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