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―集会所・広間―
[倒れた身体の隣で座り込んでいた。
周囲で為される会話にはまるで関心を示さず、天井を見つめていた]
『シゴ』って、ほんとにあるんだ。
[感心したように、まるで他人事のように、台詞を吐く]
……けど、なんでかなぁ。
[首を傾ぐ]
[瞬間のことは覚えていなかったけれど、事を終えた後、立ち去る背中はちゃんと見ていた]
おれが、音の人をうったからかなぁ。
[部屋を出る時、メイドの片目がこちらを見ていた。
思い返せばそんな気もして]
だったら、ひどいよねぇ。
『ギム』をはたそうとしただけなのに。
[不満気に口を尖らせた。
そこにはやはり、罪悪感の類は見当たらない]
まぁ、いっか。
[ずれた眼鏡に傷はない。
掛け直す所作は生きていた頃と変わらない]
もうかんけいないもんね。
[幼い口調には、何の感慨も*なかった*]
ああ、ごめんなさいじゃないってことは。
そっちの可能性は高そうだな。
後は他にいるかどうかだ。
[エリカに殺されたノブの遺体を見つめながら]
使われたのが同じマグナムのようだしな。
隠すつもりは薄いのか、それともあえてなのかどうなのだろうな。
[ジョエルに答えながら頷き]
向こうが死んだら、問いただすさ。
その前に思い出すかもしれないがな。
―集会場・広間―
サンキュ。
でも、ちっと無用心だと思うぜ。
[手を伸ばせばそのまま渡してくる伶人に肩を竦めて苦笑する。
借り受けた自動拳銃を弄りながらその言い分を聞いた]
物証にはならんね。
この銃を使ったとは限らんし。
でもまあ…ラッシュの時みたいなんはともかく、一発必中ってのはなかなかできねえと思うんだよな。
俺もそこまで詳しいわけじゃねえけど。
[息を吐いて伶人を見て。
そのまま銃口を向けた。まだ安全装置を外していないのだが]
先輩、続けてマイルズを狙ってたっけ。
殺意を覚えたとしても不思議はないな。
[レッグが銃の整備をする様子を眺めながら]
ああ、そこは、そう、そうだ。
[口を挟んでも聞こえなどしないのだが]
その手の旧式のものはしっかり整備しとかないと不発など起きかねないからな。
―集会場・広間―
……けど。
それってアンタだけか?
[銃口を向けたまま、問う。
悩める伶人の姿に腕を下ろした]
今は撃たねえよ。まだ。
けど、どう選ぶかによっては。
マイルズでも、撃つ。
俺は、他者の命も使って生かされている。
なら叶う限り生きなきゃ…謝ることも出来ないからな。
[ほら、と伶人に銃把を差し出し返そうとした]
[マイルズの銃を確認する様子に]
レッグは見つけられそうだな。
[その考察の様子を眺めながら]
自分の信じる道を進め、レッグ…
[呟き、自分のできることはただ祈るだけに]
―集会場・広間―
[広間に入ったのは丁度その時。
主へと向けられた銃口に一瞬顔色が変わり、瞳には隠しもせず殺意が現れる。
それがすぐ降ろされるのを見れば、ほっとしたように常の瞳が戻ってくるのだが。]
…お時間までまだあるのに、何をしているんですか?
[レッグに向けた口調には、冷たい物が含まれていた。]
─集会場・広間─
[無用心、と言われ、浮かべるのは苦笑]
……そう、ですね。
どうにも、危機感が薄いかも知れません。
[知れない所の騒ぎではないのだが。
銃口を向けられても、動じる事無くレッグの見解を聞くが。
投げられた問いには、僅か、伏した瞳が揺れた]
……確かに、そうですね。
私だけでは、ない……。
[掠れがちの呟きは小さく。
銃口が下ろされた後の言葉に、ふ、と笑んだ]
その点で、私と君は、真逆なのですよね。
……私は、死が己が身に降りかかるなら、それを受け入れるつもりでいますから。
―集会場・広間―
[声を掛けられ、首を捻ってメイドの方を向いた]
度胸付け、かな?
俺は一介の学生であって、人殺しにゃ慣れてないんでね…。
[嘯いていると友人の顔が脳裏を掠めた。
眉を寄せて視線を外す]
……これじゃ、そも撃てないだろ。
[入口の方からでも安全装置が見えるように握った角度を変えた]
─朝 集会場・廊下─
[気がつけばもう日が上がっていて。
アヤメの部屋にはもうノブの姿はなかった。
朝食でもとりにいったのかな、と思ってふと、自分も随分食事をとっていないことに気付いたが、食欲はなく。
それでも、今生きている者達の無事を確認したくて、広間へと向かえばマイルズとレッグが話しているのが見え。]
二人とも、おは……っ…?
…─っ…!
[ノブの変わり果てた姿に気付いて、口元を押さえた]
─集会場・広間─
[入ってきたエリカの声に、ゆる、と視線をそちらに向ける]
決意表明、のようなものですよ。
[度胸付け、と嘯くレッグに続くように言って、微かに笑む。
常と変わらぬ様子だが。
どこか、悩むような、惑うような気配は伝わるか]
―集会場・広間―
……そーかい。
[小さく微笑む伶人を見て、その言葉を聞いて。
更に苦虫を噛み潰したような表情になった。
銃を手渡すと、深く息を吸って、吐く]
先輩も、他の部屋に移していいよな?
ここじゃ騒がしすぎるだろうから。
/*
さって、と。
どう動きましょうか、ね!
PL視点ではどっち流れても面白いんですが。
PC視点では本気でゆーらゆらしてますからなぁ……。
─集会場・広間─
レッグく…!
[レッグがマイルズに銃を向けるのを見、思わず名を呼ぶ。
すぐに降ろしたのを見れば、微かな震えを残しながらも両の手で胸元を押さえ。
そこに響いた声に、そちらの方を向く。
彼女は、最初のときに自分に銃を向けた相手だった。]
……エリカさん…。
[マイルズとレッグの遣り取りを聞きながら、彼女を見つめて。]
―集会場・広間―
あとさ。食料ってどこにあるか知らん?
腹が減っては戦も出来ないってね。
[気分からすれば食欲などは無い。
それでも生きるという意志を示すかのように尋ねた]
─集会場・広間─
…良ければ、手伝うわ。
あまり、手伝いにならないかもだけど。
[アヤメすら運べない自分では力が足りないだろうが、それでもそうレッグに声をかけ。
断られても、解ったと目を伏せるだけで。]
―集会場・広間―
そう…ですか。まぁ本当。
……失礼しました。
[安全装置が働いているのを見せられれば、何度か瞬いた後、レッグに少し頭を下げ素直に謝罪した。]
度胸付けに、決意表明ですか…。
[主と青年と、二人の言葉を聞けば、よく分からない風に何度か瞬き首を傾げ。
主の惑うような様子には、気づも目を瞬かせるだけだった。常のように。]
あまり誤解を招くような事はなさらないで頂きたいですけど。
…こんな時ですし。
[そうレッグと主に言いながら、レッグがノブを移すというのには、少し頷き主の傍へと移り道を空けた。]
─集会場・広間─
そこだけは、似なくてよかった、と父上には何度も言われたのですけれど、ね。
[苦い顔をするレッグに、軽く肩を竦めながら言って、銃を受け取る。
死したなら、空へと還るのみ、というのは、母の種族の独自の概念だという。
血の為せる業なのか、その認識確りと受け継がれていた]
……ええ、そうですね。
ここは、これから騒がしくなりますし……。
[ノブを移す、という言葉には頷いて同意するものの]
て、食料。
どこにあるんでしょう。
[その辺りは全く、認識していなかった]
―集会場・広間―
……おはよ。
こういうわけで、残りは4人になっちまったんだ。
[口元を押さえるナターシャに言う。
隠してもどうなる問題ではないので、少し疲れたように]
ん。手伝ってくれるなら。
先輩も俺より女性が世話してくれる方が嬉しいかもしれんし?
[唇の端を上げて冗談めかす。
毛布の端を押さえてもらうとか、その程度かもしれないが]
─集会場・広間─
[ナターシャが来ているのに気づいたなら、そちらを見る。状況の説明は、レッグに任せる形となった。
それから、傍に来たエリカに視線を向けて]
……エリカ。
少し、聞きたい事があるのですけれど。
[いいですか? と僅かに首を傾げつつ、問いかける]
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