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起きたか。
[起き出し水盤を覗くベアトリーチェに目を向け。
腕は組んだままで]
……『秘宝』らしきものを、ゼル殿が持っていた。
[見上げる目にも、表情の険しさは然程和らがず。
たった今ゼルギウスが口にしたのと、真逆の言葉を告げた]
―ゼルギウスの部屋前―
あ。れ。本当だ。
なんで?
[低い位置、両手で頭を抱えるように押さえて。
静かな迫力を篭めた声にエーリッヒを見上げた]
[目覚めた時には、事態は切迫しきっていた]
……ゼルギウス…?
[送れなかったのか、という呟きが聞こえて、まだぼんやりとした頭を振る]
ベッティ殿に…会ったのか?…エーリッヒ殿は、どうしている?
[まさか、ゼルギウスがすでにイヴァンと対峙した後とは気づかずに、己の気がかりを口にする]
―ゼルギウスの部屋前―
げっ、それ痛そ……。
おっさん何やってんだよっ。
[ゼルギ ウスが見せた火傷は、うへぇって顔で見たのさ。あれは痛い。きっと痛い。あたいも火ぃ苦手だから分るのが…!
これおっさん悪いんじゃね?とあたいは思ったんだけどさ。うぅー?]
わっ、ゲルダ!
[何か気持ち悪そうなゲルダの様子も気になって近くに行ったのさ。]
―2階自室前―
[手を離す前に榛名>>192の力が少し強くなったことを感じて宥めるような笑みを向ける。
小さくなったゲルダが秘宝の力と言うのに、やはり、とリディが居なくなった後のやり取りを思い返し。
ベッティが部屋の中のイヴァンに声をかけるのをさえぎろうと口を開いたけれど、エーリッヒ>>194の問い詰める声に邪魔をされて、睨むように見てくるエーリッヒをみて吐息をこぼす]
……嘘なんてついてませんよ。
襲われて、反省房に送られる前に逃げただけですから。
――どうして私が嘘をついてると断定できるんですか?
[首をかしげて、いかにも不思議そうに問いかけた]
ベッティとエーリッヒさんは一緒に居ますよ。
それよりも、すみません。
イヴァンさんが探す人です。
――彼にはばれましたが、いま、皆には彼が犯人だと継げたところですよ。
もっとも、エーリッヒさんは信じてくれませんけれどね。
[マテウスの声に早口でこたえた]
…く――…
[ぐぐぐ、と立ち上がり。
流水の牢のような部屋の中、抑えられる力
ドアノブを握り、力を籠める]
おい、そっちに居るやつら、離れててくれ
[声をかけると 周り 熱気が沸き起こる。
じょうきがあがり ドアノブから 煙があがりはじめた]
/*
イヴァンのかわりにエーリッヒが反論してくれてる。
あとはイヴァンからの攻撃でつられるための布石はだいじょうぶだよ、な。
うっかりイヴァンつれたら笑うけど。
ヒ、ホウ。
ゼルギウス、お兄さんが、もってたの?
じゃあ、じょおうさまやおじいちゃんとじこめたのも、ゼルギウスお兄さん、なの?
[ゼルギウスの優しい雰囲気からは、そんなことをするとは思えなくて。
けれどイヴァンも見た目は怖かったけど、とても優しいのはお話してわかってたから。
イヴァンが理由もなく人を傷付けるなど考えられず、何がなんだかわからなくなってしまって。]
…どして?
[口を出たのは、この場から答えなど出ないだろう疑問。]
―ゼルギウスの部屋前―
え、ゼルも守られ――
[犯人に襲われても無事な方法って他に思いつかなかったから、あたいはうっかりそう口にしたのさ。]
ん?でも火傷とかって…?
ってかさ、犯人って二人も連れてけるのか?
[あたいは連れてかれかけたんだし…?
ぬぁ、なんかまた頭痛くなってきたぞ!?]
…やはり、そうか。
[ゼルギウスの告げる言葉に、へたばっている場合ではないと立ち上がる]
エーリッヒも力持つ者だ、ベッティを送ろうとしたが影輝の力に阻まれた。
他はともかく、彼らは説得できまい。
……何が、おきてる。
[目に入った状況に、口をついたのはこんな言葉。
思考はまだ、明確なものには至っていない。
とりあえず、視線が最初に向くのは、友の方で]
……ユベールっ!?
[立ち竦む様子に、やや慌てて、そちらへと]
/*
ベッティーーーー!wwwwwww
相手から墓穴の言葉引き出そうと頑張ってたのにwwwww
いや、無理だろうけどwwwwwww
―館二階・ゼルギウスの部屋前―
[エーリッヒの主張する言葉ももっともなことで、
そもそもそんなまどろっこしいことをしなければ確かに、ゲルダが気分を悪そうにしているのにはいろんな意味で少しおろおろとしていた]
ゼル〜……
[彼の方を見ればその主張もまた筋が通って聞こえる。
そもそもイヴァンがなぜゼルギウスを襲ったのか、自分はその力のことを知らないから。
自分はゼルギウスに一番近い位置で、彼の方を見てからふと]
ゼルは〜……秘宝の力に〜……対抗できるの〜……?
[イヴァンが秘宝を持っているならば、その場所にゼルギウスが閉じ込めたことになる。
現に彼は閉じ込めたままと先ほど言っていて、
疑問の言葉を口にして、疑うという様子ではなく純粋に聞くように、無防備だったかもしれない]
[展望室を出て、騒がしさの元凶らしき、階下へと降りる。多少足下がふらつくのは、まだ寝ぼけているせいか]
どうした?何かあったのか?
[ゼルギウスの部屋の前に集まる者達を見て、不審気に声をかける]
影輝 エーリッヒが時計を進めました。
天聖 マテウスは、火炎 イヴァン を心の中で指差しました。
天聖 マテウスは、影輝 エーリッヒ を力(襲う)の対象に決めました。
[ぎぎい、と。
扉は必要以上に重く 開いた。
凭れる様に現れる男は 水と蒸気でびっしょりと濡れ
少しの時間で酷く疲弊しているように見え]
…――ゼルギウス…
[恨めしそうな声を 低く出した]
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