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[少女の向こう、横たえてあったエルザの身体が消えてゆく]
全てを終わらせる。
そう、全てを終わらせないと。
この歪んだ箱庭の主から。
僕はエルザを取り返したい。
[それまではしっかりと認識していなかったこと。
けれど口にしたことでそれは...の中に刻まれる]
殺したのが君で無いのなら。
僕は先に殺した者を見つけなければ。
[少女の脇に振り下ろした剣を手元に戻す。
そして少女に背を向けようと]
[しかし踏み出したはずの足から感覚が消える]
[ガクリと再びそこに膝を突いた]
く、そ…っ!
[それでも倒れてなるものかと]
[剣を支えに再び立ち上がろうとする]
/中/
ぶっちゃけ展開もだが、残ptが心配な俺がいる(笑)。
墓下賑やかで楽しいよー。
審問後半の異様な生存率やら何やらで、墓下でめいっぱい暴れられるのは久しぶりなんだよーw
…みっきー?
[がくり、と膝を付く姿を見て。
何かを言いかけ、咳き込む。
血混じりの咳が、ひとつ、ふたつ。]
…あれ?
[くたんと座り込んで、動けない。]
[当の神父はわらっている。
見ていたシスターも瞬くのみ。
彼らは聖職者なのではなかったか。
あれではまるで。]
悪魔だ。
[カタリ。震え。]
君との話は後にしよう。
[クレメンスはナターリエに微笑み、開いたままのIの部屋へ歩む。]
やあ、こんばんは。
[部屋の中へと入ってきたよ。
変わらない笑顔で御挨拶。]
[不敵に笑うアーベルに頷き]
ええ。この箱庭を隅々まで探せば、どこかに隙間があるかもしれないと思うの。以前は抜け道を探そうにも危険が伴ったわ。
でも、今のあたしたちは…。
[軽く肩をすくめる]
ああ、そういえば神父は言っていたわ。ベアトリーチェは箱庭そのものなのだと。
あれは一体どういう意味だったのかしら。
[しばし考えるうちに、何か声を聞いた気がする]
…ミハエル?
[ぞくり、背筋を走る悪寒。…また死が迫る?]
/PL/あ、脱出にばかり心を向けてもいられませんwこちらも中撤収します。ありがとうございました。
あ。
[視界の隅で少女がへたり込むのを見れば、頭の片隅を罪悪感が掠める。だが]
…誰、だ。
[聞こえてきた声に、全身の力を込めて立ち上がる。
剣を支えにしなければ成し遂げられなかったが]
……生きていた頃には、見えなかったものがあるかも知れんな。
まあ、それはそれとして……。
[蒼が険しさを帯びる。
彼が捉えたのは、エルザとはまた、異なるもの]
……ユリアン?
[何かやらかしたのか、と思いつつ]
何か起きてる……二階だな。行こうぜ。
[エルザに声をかけると、自身はすぐさまそちらへ意識を凝らす]
─…→二階・廊下─
―屋根→二階・ミハエルの部屋―
[呻きとともに、引き寄せられるように移動したミハエルの部屋。そこで...の身体は今まさに消え行こうとしている]
ミハエル!
[部屋の中へ入ってくる黒い影]
あなたは、クレメンス…。
[クレメンスはバスルームにやってきて、
血だまりタイルに微笑した。]
私だよ。
昨日言ってしまったようになったね。
気づかず食べてしまって美味しかったかい?
[少し困ったような笑顔で首を傾げるよ]
[部屋の扉は開いていた。
中には金髪の少女と少年。互いに疲れ切ってしまったのか、動かずに。]
・・・・・・・ッ
[少年の持つ剣。
痛みなどある筈が無いのに、胸を押さえた。]
─二階・廊下─
[ふわり、姿を現す。
佇むシスターに、ちらり、と視線を向けて]
…………。
[蒼の瞳に、僅かに宿る、険しさ。それから、自身は騒ぎの起きつつある部屋の隣……ユリアンの部屋へ、ふわりと]
─…→部屋(J)─
─部屋(J)─
[部屋の主は、ベッドの中にいた。
眠っている……というよりは、気絶させられたのだと。
その様子から、察する事ができた]
……こんな真似が出来るのは……。
[隣室から聞こえる、声の主くらいかと思い。
蒼が、険しさを増した]
[神父の姿が現れれば、全身を強張らせる]
食べてなんかいない。
[崩れそうになる身体を必死に支える]
彼女はここに倒れていた。
胸を何か鋭いもので突かれ、て…
[言いながらも声が細る。
これでは自分がやっていないという証拠にはならない]
気が付いた時、に、は……
[自分がやっていないことは自分が知っている。
だがそれをどうすれば証明できる?]
[きり、と歯噛みする]
言ったはずよ、月に魅入られし者。神の下僕。
あなたにはあげない。その子の血一滴たりとも。
[立ちふさがり、つかみかかるが]
[すり抜ける]
…!こんな…。
[振り返り、ミハエルの元にゆっくり歩み寄る]
[崩れそうになる身体]
[血の赤さが痛々しい]
…あなたじゃないわ。
[それは、いつかと同じ言葉]
あなたじゃないわ、ミハエル。
[腕を回しても、ああ、気づいてもらえはしない]
……なんだかな。
お前には……人の生死を、賭けるような。
そんな世界とは……無縁でいてほしかったんだけどな、俺。
[儚き聖女を亡くした後の自分。
他者と関わるまい、としていたはずなのに。
必死で生きようと足掻く少年は、何故か放って置けなくて、つい、世話を焼いていた]
……お前がどんな道を選ぶにしろ、何を信じるにしろ。
俺は、お前を責めない……。
だから。
……死ぬな。
[既に、護る力は失われた自分だけれど。
その力を向けた時は、ここまで強くは思わなかったけれど。
今は。
それを、強く願った]
―部屋I―
[ふらり。
如何しても入る事の出来なかった部屋の中に、何時の間にか僕は居た。
少年の言葉に、漸く神父の言う言葉の意味を理解する。]
こいつが、人狼?
[――だが。]
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