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[手を伸ばす。
触れる事はできないと、わかっているけれど。
……初めて頭を撫でてやった時は、少し脅えていたな、と思い返しつつ]
……さて。
[触れられない。改めてそれを感じてから。
隣室へと向かう。
全てを見届けるという、決意のために]
[こんな身体では、何も出来ない。盾になることさえ]
[今このときばかりは、病院でのたうち回るあの痩せた病身でかまわないから欲しかった。
たとえ声が出なくてもいい。
今この場所で、迫り来るクレメンスを殺めることが出来るなら。
…この毒もつ舌を切り取ってやれたなら]
嘘つき…!
[その声は、アーベルやエーリッヒには届いただろうか]
[クレメンスは、さっと剣を持つミハエルの手首を掴むと、背中に捻りあげた。]
おや…本当に食べなかった?
こうやって食べたんじゃないのかい。
[ミハエルの綺麗な金の髪の毛を掴むと、まだ残るエルザの血痕に、彼を押し倒し唇を押し付けようと試みた。]
─部屋(I)─
[ユリアンの部屋を出て、隣室に移動するかしないか、という時に、エルザの声を捉え。
移動を終えるなり、目に入った光景。
蒼が、鋭さを帯びる]
あんたは……そこまでやるのかよ。
……従わねぇヤツには、ほんとに容赦がねぇよな。
[映像が、点灯しては消える。]
[歌姫に刃を振り上げる僕に立ち向かった少年。]
[怯え逃げ惑う旅人を助けようともしなかった神父。]
[真摯な翠の双眸。]
[感情の読めない笑顔。]
・・・・・・・・
人を喰うのが、人狼なら。
こいつより余程――
[黒い男を見る。
「嘘つき」
丁度、声が重なった。]
…!
[絡めた腕から、やすやすとミハエルは奪い取られてしまう。クレメンスを憎しみを込めて見上げ、飛びついた]
手を放しなさい。放して!
[必死で制止しようとするけれど、腕はすり抜けるばかり]
ぐっ!
[ふらついている身体ではまともな抵抗などできるはずもなく。
勢い良くタイルへと顔が押し付けられる。
エルザとベアトリーチェと...から流れた血が広がる床へ。
悲鳴を上げた口の中にその錆びた味が広がる]
うぁっ。
[逃れようとする...の背中に神父の声が降る]
[必死に首を振る]
ち、が…!
[細い悲鳴が漏れる。全身を恐怖が包む]
[嗚呼、嗚呼。
穏やかな顔をして、良くもまああんな事が。]
あくま、・・・だ。
[もう一度呟いて。
小さな震えが止められない。]
…だめ。
[いつの間にやら神父の首筋にナイフをあてて。]
みっきーは、まだやること あるみたいだから、だめ。
…くーちゃんも、まだやること あるみたい…だけど。
ああぁぁああああっ!
[怒りに満ちた叫びは、もはや音楽的な響きさえ失っていた]
悪魔!けだもの!人でなし!
[届かぬ腕で、爪で。それでもクレメンスを引き裂こうと]
[今すぐ、あたしが狼になれるなら]
[瞬く間も生かしてはおかないのに]
[無意識の内に、拳が握り締められる]
……俺は。
ガキの頃は。
それでも……。
[母を楽にしてくれる人として。
慕っていなかったわけではなかったと。
その言葉は途切れ]
……だが……。
今のあんたはっ……。
[そんな淡い感情は今、全て。打ち砕かれた]
…殺してやる。
[どうやって?]
…殺してやる。
[この無力な身で?]
…殺してやる。
[そんなことは、どうでもいい]
…殺してやる!!
……ベアトリーチェ。
[神父にナイフを突きつける少女の姿に、呟く]
……わからねぇ……。
わからなすぎるよ、お前……。
[箱庭そのものと呼ばれた少女。
彼女には、何故か。
敵意を感じられない自分を、蒼は、認識していて]
[怒り狂う歌姫。静かに拳を握る青年。
僕は只怖くて。]
止め・・・・ッ
[悲鳴にも似た声は途中で止まる。
神父のほうへと動いたのは意外にもあの金髪の少女だった。]
頑固だなあ…
[のんびりしたクレメンスの言葉が、ミハエルの頭上から降る。ぐいと血に顔が染まるように更に押しつけ]
本当は悦んでいるんだろう。
伯爵家の人間は、人間というより人ろ……
[首筋にあてられた月のナイフ]
うん…まだあるよ。
[少女に首を回し、答える。
血の筋が出来る。]
ねえベアトリーチェ、君の本当の名前は?
[茶色い眸が微笑んだ]
[すり抜ける腕。…ああ、それでも、呪いになれ。
白い両手をクレメンスの左胸に突きこむ]
[死んだはずのアーベルにもエーリッヒにも感じた温もりが、クレメンスの中には、ない。
ただ、脈打つ心臓が生の気配だけ伝えてくる]
…あなたを、殺してやる…。
[心臓をつかんで、手を強く握り締める。…悔しさに、涙がこぼれた]
/中/
貴メモ>がんばれみはりんっ! かなり辛いがっ!
あべくんはちゃんと応援してないかもだが(まて、中のねこはとっても君を応援しているっ!
つーか、さらっと痛い、神父。
切れてる、切れてるってー。
[けたけたと、凄惨な現場に笑い声がする。
ゆっくりと姿を現す旅人の顔立ちは、
いつものまま。愛想笑い。]
あれ? 殺さないのかな?
……確かに、上流階級の連中には、人と言えねぇのが多いさ。
俺のような裏社会の住人を、駒のように扱って。
表舞台の体裁を整える。
だがな……。
それでも、今の……てめぇほどの外道は。
そうは、いやしねぇよ……。
[低い呟きがもれる。
もし、今、『幻魔』としてここいたならば。
神父へと銀糸を投げる事に、躊躇いはなかっただろう]
[青の髪の歌姫と、神父、少女、少年を、とても面白そうに眺めながら、笑う。病んだようないやな笑い。]
けひゃけひゃ、けひゃけひゃ。
いゃ…や、め……
[力無くもがき続ける。
涙が流れる。
恐怖と、悔しさが入り混じって]
[全身を駆け巡る痛みの中、それでも神父と少女の声はハッキリと聞こえていた]
[唐突な笑い声に、振り返る。
そこには、先ほど消えた、旅人の姿]
……あんた……。
[完全に、壊れたかと。ふと、そんな考えが、過ぎる]
Leerkarte。
…Schachbrettだったかもしれないけど、わすれちゃった。
わたしは、予備の駒。
なんにでもなる白紙のカード。
たりないぶぶんを、おぎなうための。
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