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終わらせる……。
[神父の言葉に、小さな呟きをもらす]
……どうやって?
……誰のために?
[それは、誰に向いた問いなのか]
月は、好きよ。綺麗だから。
[それ以外の理由があるだろうか。この懐かしさを説明はできずに。
月から視線を外さず]
・・・・・・。
夕べの、見た?
[硝子でつくられた狼のこと。
見たよね、と小さくつぶやいて]
[ミハエルの言葉、fatherの言葉。
ゆるり、首を振り。]
father――
[その、言葉が。
神は優しくないという言葉が、悲しくて。]
うん。おわらせよ?
[小さな銀の月を手に、ふわりと床を蹴って跳ぶ。
ちょうど、神父と尼僧の間に、小さな少女は割って立ち。
その手の月を、振り上げる。
煌く銀は高々と、尼僧の瞳に映るだろう。]
少女 ベアトリーチェが「時間を進める」を選択しました
[...はそれを受け止め、神父の言葉を聞く]
……それでも、終わらせなければ……
[震える手で、神父に向けて構える]
[視界の端には銀の月を手にした少女]
[それを防ぐはほぼ無意識に。
服のうちにいれたdaggerが、きんと音をたてはじく。
視界の端に捕らえた動きを、一瞬で対抗へと変えるのは
果たしてfatherにつられたからか、
それとも...の力がゆえか]
[...には不可解なクレメンスの言葉。ベアトリーチェの行動]
…なに、を。
[言いかけて、息を呑む]
[死が迫ってくる!?]
[そういえば。彼女は以前も月を眺めていた事がある。
満月を見て…]
「おおかみ」と「おばあさん」。
…それを思い出すから、綺麗なのでしょうか。
夕べの……硝子、ですか?
不思議に蠢いていた…
[彼女から連想する物はそれしかない]
少女 ベアトリーチェは、神父 クレメンス を投票先に選びました。
先に起きるのは君かもしれない。
[少女に呟くと、クレメンスはミハエルに向かって歩く。
銀糸を捉えた人狼の視力は、銃弾の動きをも捉え、クレメンスの首筋をかすめるにとどまった。
低く跳躍。
ミハエルの眼前、懐近くへと座り込んだ姿勢。
ミハエルへ向け、爪でなごうとする動きを]
おばあさんは、関係ないわ。
[少し声にはいらつきが混じっただろうか。それ以上は語らず]
そう、硝子。
・・・死ぬの、は、怖いわね、オトフリート。
[ぽつりと言った。
見られたことは、少し...に緊張を与えたが。
そんなことにも構ってはいられない。狼を見つけることが、同時に戦いの合図であるから]
でも、あたしたち、は、死なないために、行くのよね。
[カップを持つ手は震える。
しかし瞳は強い意志を持って]
[かわされた銃弾]
[慣れぬ手で再度引き金を引こうとするが]
[既に相手は懐深くにいて]
[引き金に力を入れるのと、灼熱感が襲うのは同時]
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