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[首を傾け此方を見返す彼女の瞳には、もう理解が宿っている。
小さく嬉しそうに笑む。]
[生きているとは言えないとの言葉を繰り替えすイレーネに、
瞳を鋭くし何か言いたげに口を開いたが]
「まだ ちゃんと 生きてない」
…。
angela?
[燭台が頭上から降りかかる]
生きられるなら、生きろ。
生きるために、足掻け……。
[燭台を振りかざすイレーネに呟く。
振り下ろされたそれは、果たして当たるか、それとも。
オトフリートの能力であれば、凌ぐのも容易いか、と思った矢先]
……え?
[呟かれた名前。
止まる動き。
滲む真紅に、一つ、瞬く]
……なに……が?
[口をつくのは、困惑を帯びた声]
[頭からは血がだらりと。彼の左目を覆うように流れる。
それはまるで、あかき涙。]
angela?
angela、なのですか?
[あかに霞む向こうには人影。
しかし]
…違う。
angelaは、もっと
――angela?
――――!
[一瞬聞こえた、名前?前にも聞いたような・・・。
しかし滲んだ血に、目を見開いて。
動機がする。
ダメだ、動かなければ。でも足は陶器のように硬い]
[無我夢中。腕を掴もうと伸ばされる腕、振り下ろされる刃。
テーブルの上のものを、左手で掴んで投げた。
それはノートのような・・・日記帳?]
は・・・っあ・・・!
[鋭い痛みが走る。
痛みに弾かれるように、足は動いて、相手の腹を蹴り、走り出す]
[真紅を流しつつ、繰り返されるのは誰の名なのか。
そんな事を考えつつ、刃の行方を追う]
……ちっ……。
[苛立ち。
だが、それに囚われまいと。
静かな蒼の瞳を、二人へと向け続けて]
ぐっ
[ばさばさと音を立て視覚聴覚を邪魔する日記帳。
一瞬気を取られまともに蹴りを喰らう。
その勢いで左手は彼女の右腕を解放してしまった。
彼女はどの程度の傷を負ったのか。
隙を見て走り去ろうとするイレーネを、見逃すまいと此方も追って走り出す。
日記帳は床に落ちて、衝撃でページが開かれた状態になった。]
[走り出す二人を、追うかどうか、一瞬、逡巡するものの。
ふと、床に落ちた日記が目に付いた]
……こいつは……。
[以前、書斎で見たものと同じ。
しかし、それとは違うもの。
触れてめくれない事にもどかしさを感じつつ、目に入る部分だけをたどる。
過去の日記帳。
そこに記されている内容に、蒼の瞳は厳しさを増して]
[走り出した速度を落とさず、広間を出て、階段を駆け上がる。
さっきはふらついた体も、構ってなどいられなかった。
右腕からは鮮血が勢いよく流れ出て]
痛・・・っい・・・・・・っ痛いよぉ・・・
[眉を顰め、抑えたのは胸。
自分に与えられた部屋へと駆け込んだ姿は、オトフリートに見えただろうか]
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