人狼物語 ─幻夢─


6 箱庭―in the miniascape―

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【墓】 歌姫 エルザ

[――誰かの笑う声を聞いた気がした]
[存在は遠い。でも、声だけ]
[――同じ?]

誰?

(+32) 2007/03/24(Sat) 12:57:25

【墓】 研究生 エーリッヒ

――!

[足が止まる。
尋ねる声は先程の部屋から聞こえて来た。“此方側”の声。

嗚呼、そういえばあの部屋の表札は白くなって居た。]

(+33) 2007/03/24(Sat) 13:03:01

【墓】 歌姫 エルザ

誰なの?

[問うてから、物憂くため息をついた]
[生きている間にも、この響きを聞いたのに]

……エーリッヒ。

(+34) 2007/03/24(Sat) 13:08:29

教師 オトフリート

[ふと頭を過ぎる。

ああ、彼女もよくこうやって倒れたっけ。
そして何度も運んだものだった。
彼女は病弱というよりも、無理の出来ない身体だった。
血の色をよく見せた桃の頬、
透き通るような白い髪。
そして…

…。
思い出しても、悲しいだけなのに。
此処、箱庭の女性には、どうしても面影を追ってしまう。
それは、この場所が?それとも、血が?

…別の事を、考えよう。]

(49) 2007/03/24(Sat) 13:10:09

教師 オトフリート

[エルザも、か弱かったな。

…。
……。
………。

…そういえば、昨日。エルザに会ったあの時。
隣の部屋の前に、多くの人が集まっていた。
隣の部屋…ハンスの部屋の前に。
ハンス。そういえば久しく見ていない。
…まさか。]

(50) 2007/03/24(Sat) 13:11:02

【墓】 歌姫 エルザ

あなたも、ここに閉じこめられたままなのね。

[加害者も、被害者も。みな一つ所へおちてくる]

戻れなかったの?
あたしと違って、あなたは、戻りたいのでしょうに。

(+35) 2007/03/24(Sat) 13:12:33

【墓】 研究生 エーリッヒ

・・・・・ッ!

[振り返った姿勢の侭、表情が凍り付く。
カタカタカタ。震えるだけで動かない。
殺そうとし、殺された相手の声が僕を呼ぶ。]


[次に飛んで来るのは、罵声だとばかり思っていたのに。]

(+36) 2007/03/24(Sat) 13:15:14

【墓】 研究生 エーリッヒ

[けれど其の声は、予想に反して静かで。
嗚呼、そうだ。僕は戻りたい。だけど。]

「あたしと違って」?

[其の言葉が引っ掛かる。問い返す声は未だ少し震えている。]

(+37) 2007/03/24(Sat) 13:18:19

【墓】 歌姫 エルザ

[エーリッヒの『居場所』は離れていたけれど、気配は伝わってくる。
 その怯えた感情も。
 ...は自分の亡骸を見つめたまま想いだけ、言葉に代える]

死んでからあなたを理解ったって、遅いわよね。

[自分が『視た』ものは、取り返しのつかない現実だけ]
[役に立ちもしなかった能力]

…ごめんなさい。

(+38) 2007/03/24(Sat) 13:20:07

【墓】 青年 アーベル

[いつの間にか姿を消していた蒼は。

裏庭にその姿を結んで]

…………。

[そこに残る紅の痕を、ぼんやりと見つめる]

(+39) 2007/03/24(Sat) 13:22:52

【墓】 歌姫 エルザ

あたしは、もし戻ったとしても、病院のベッドの上。
声も出ずに、歌もなくして、籠の中で死んでいくカナリアだった。

[そう呟く声は、それでも、エーリッヒと出会ったときのようなかすれたものではなく『今の』声]

あなたが切望するような、戻りたい、愛しい世界ではなかったわ。

(+40) 2007/03/24(Sat) 13:23:20

【墓】 旅人 ハンス

[ふらふらと屋敷の中を歩き回っていた。
なんだって俺はこんな無防備に歩いてるんだ?
扉をふさぐ家具は?
最低限威嚇の対象になるだろう武器は?

何も何ももっていない。]

あれ…?

[個室のドアのプレートには、
いくつか白いものが存在し。
男は首をかしげるだけで通り過ぎた。】

ベアトリーチェかな?
まーたいたずらして。いけませんねえ。

(+41) 2007/03/24(Sat) 13:24:37

【墓】 旅人 ハンス

[今までの緊張が嘘のように。
ふわふわと、たのしくて。]

けれどもどうして、誰もいないのかなあ。

[彼の耳にはエルザの声もエーリッヒの声も、
届いてはいない。
聞きたくないから、聞こえていない。]

紅茶を飲みたいなあ。
うーん、アールグレイにミルクがいいかな。

[にこにこと、
エーリッヒとエルザの間を通り過ぎて、
階下に向かう。
彼は二人を[見て]いないけれど、
現実を知る二人には、
ハンスの姿が見えるだろう。]

(+42) 2007/03/24(Sat) 13:24:54

【墓】 歌姫 エルザ

ハンス…
ああ、やはり来てしまっていたのね。

[止められなかった。迫る死の重圧に負けて]
[繰り返すまいと思った過ち。なのに、彼はここに]

(+43) 2007/03/24(Sat) 13:27:25

【墓】 青年 アーベル

……ん。

[声が、聞こえた。
紗を通さない声。

見ていた紅から抜け出したものの]

……彷徨い人が、また一人……か。

[呟いて、蒼の前髪をかき上げる]

(+44) 2007/03/24(Sat) 13:27:43

【墓】 研究生 エーリッヒ

何で。
如何して、謝る・・・

[届いた声に困惑する。
僕はあの時何処か壊れて居た。降り積もる疑心に狂った。怯えていた全てはきっと幻想だったと、今更理解した。
だから謝らなくてはいけないのは此方のほうで。]

(+45) 2007/03/24(Sat) 13:28:00

【墓】 歌姫 エルザ

[都合のいいことを、束の間考えた]

エーリッヒ。あなたがもし元の世界に戻れるならば、あの子の罪を消せるのかしら…。

[愚かなことを]
[そんな術もわかりはしないくせに]

(+46) 2007/03/24(Sat) 13:30:05

【墓】 研究生 エーリッヒ

・・・・!
ハンスさ・・・・

[歌姫の言葉に、尚も言葉を紡ごうとして。
昨日その死を見た相手が通り過ぎて行く。けれど彼の目は此方を見ては居ない。]

(+47) 2007/03/24(Sat) 13:30:24

教師 オトフリート

―昨晩/広間―

[窓から外を見た。
まだ、暗さが残る。

今なら、まだ誰も…起きていないかもしれない。]


[イレーネを見る。
今、彼女をなくす訳には行かない。
彼女から、目を離す訳には。
しかし、ハンスの事が気になるのも確かだ。]

(51) 2007/03/24(Sat) 13:32:22

【墓】 青年 アーベル

[ゆらり、踵を返す。
裏庭から、中へ。

階下へ降りてきた旅人には、蒼い影は唐突に現れたように見えるかも知れない]

(+48) 2007/03/24(Sat) 13:32:31

教師 オトフリート

[目を瞑り、一息。
彼の真っ黒な長い外套を、イレーネを覆い尽くすようにして掛ける。
彼の黒の外套だけが目立って、ほんの一瞬でも気を紛れさせられれば良いと。

イレーネを心配そうに見やり、
そして眠れぬ子を宥めるかの表情で、頭をそっと一撫で。
(宥めているのは彼自身かもしれない)
そうすると足早に、二階へ向かう]

(52) 2007/03/24(Sat) 13:33:11

【墓】 旅人 ハンス

[複数の[声]が、彼の姿をみとめて上げられたのに。
気づかずにこにこと、階下へ。
あちこち血のしみのある階段も、
金色の髪の研究生の殺された部屋も、
はじめてここに来たときのようにきれいに見えている]

白磁のポットとカップを使おうかなっと。

先にお湯も沸かしておかないと、だめですね。
お茶請けは何がいいかな。
僕はちいさい、パイなんかがいいなあ。

(+49) 2007/03/24(Sat) 13:33:12

【墓】 旅人 ハンス

[クッキー缶なんかなかったかなあ?
と、口笛なんて吹きたくなりながら、
火をおこそうとして。

ポケットから取り出したマッチは火をともすのに、
どうして調理暖炉に火がつかないんだろう。]

しゅ、しゅ、

[どうして火がつかないんだろう]

あれえ?湿気てるのかなあ?

(+50) 2007/03/24(Sat) 13:33:24

【墓】 歌姫 エルザ

[エーリッヒの困惑した声が切ない]

…あなただけじゃなかった。みんな、狂っていくわ。
あたしは、ここに堕ちてなお、狂っていく自分を止められない。
あたしには、自分の壊れていく音が聞こえる。
だから…。

[自分の亡骸から目をそらし、一歩踏み出せば、そこはエーリッヒの眼前]

自分が誰なのか忘れぬうちに、言いたかったの。

(+51) 2007/03/24(Sat) 13:34:31

【墓】 研究生 エーリッヒ

罪。

[嗚呼、そんなものを僕は背負わせてしまったのか。あの金髪の少年に。]

・・・・・

[何と返して良いのか分からない。もし此処で僕が頷いたとして、帰る術などあるのか?]

(+52) 2007/03/24(Sat) 13:34:49

【墓】 旅人 ハンス

[ひゅるりと入ってきた青い影も、
彼の目には入らなくて。にこにこと、
誰もいない廊下(に、見えている)を通り過ぎる。

彼はこれからお茶の用意をしようとしていて、
けれどもそれはできないだろう。

それが遂げられないとわかったときに、
某かの現実を認めることになるのあろう。

そのときには、青年の姿も、みとめざるをえない。]

(+53) 2007/03/24(Sat) 13:36:32

【墓】 歌姫 エルザ

[生前と変わらぬ姿のエーリッヒの姿さえ、直視するのは辛かったけれど]

ごめんなさい、って…。

[おずおずと、その頬にそっと手を伸ばす]

(+54) 2007/03/24(Sat) 13:37:37

【墓】 旅人 ハンス

(しゅ、しゅ、)

[マッチがすられる。もう半分も。]

あれれ?
あれえ?
おかしい、なあ…。

(+55) 2007/03/24(Sat) 13:37:54

【墓】 歌姫 エルザ

[死んだもの同士ふれあって、そこに温もりが感じられるものなのかしら?]
[もし触れて、あたたかいのなら、それは死ではないのかしら]

(+56) 2007/03/24(Sat) 13:38:43

【墓】 青年 アーベル

……やれやれ。

[予想通りというべきか。
現実を見ていない彼は通り過ぎて行く]

……このままほっといてもいいのか……。

[その後を追って台所に入り、つくはずのない火をつけようとする姿を眺めるように見つつ、思う]

気が済むまで、やらせるか。

[無理に言葉を重ねても、今の旅人には届きそうにないから]

(+57) 2007/03/24(Sat) 13:39:02

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179回 残8699pt
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130回 残9556pt
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74回 残11241pt
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110回 残9696pt

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エーリッヒ(3d)
117回 残10595pt
ハンス(4d)
71回 残11271pt
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101回 残11318pt
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105回 残10513pt

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