―階段上―[振るった右腕は囚われる。けれど勢いが殺がれることはなく、そのまま倒れ込もうか]引き込んだって、いつ裏切られるか分かんないから。[誰かが来たとしても、慎太郎の耳にだけ届くような声で]……殺したほうが。